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5段階の行動計画、試合での注意点とは?サッカーチーム活動再開【JFA 活動再開に向けたガイドライン】

緊急事態宣言が解除され、社会が少しずつ日常に戻ろうとする中、これまで自粛されていたサッカーの活動にもようやく再開の兆しが見えてきました。

しかし、コロナウィルスの終息までは万全な状態とは言い難く、再び感染が広がらないよう、継続して予防の徹底を心がける必要があるでしょう。
また、活動休止明けはケガのリスクも大きく、練習内容や時間、量の調整なども必要になってきます。

日本サッカー協会(JFA)からサッカー活動の再開に向けたガイドライン (47 都道府県サッカー協会/9 地域サッカー協会向け)が提示されましたのでご紹介します。チーム活動を安全に再開するにあたり、参考にしていただければと思います。

↓本文は写真の下から始まります↓

JFA サッカー活動の再開に向けたガイドライン

JFAの公式サイトに掲載された47都道府県サッカー協会/9地域サッカー協会向けのガイドライン特に重要だと思われるものを一部ご紹介します。

「段階的なトレーニング再開」のための留意点

各フェーズ(段階)におけるトレーニング及び活動内容

JFAでは活動再開の行動計画を5段階のフェーズに分けて示しています。
※フェーズはあくまで選手の身体的負荷を考慮した参考情報となります。

フェーズ1 個人トレーニングの継続
ストレッチ、ランニング、フィットネス、ボール操作等
※自らのコンディションチェック
 
フェーズ2 グループ活動の再開
スモールグループ(例5名/1グループ)を編成し時間を分けて実施
接触の恐れのある対人プレーは避けて実施
再開後、約1〜2週(あくまで目安)
怪我のリスク高
フェーズ3 チーム活動の再開
段階的に退陣プレー(ポゼッション等)を実施。
紅白戦等も試合時間や交代を工夫しながら段階的に実施する。
再開後、約3〜4週(あくまで目安)
怪我のリスク高
フェーズ4 トレーニングマッチ実施
選手のコンディションを考慮し、段階的に実施すること。
※連戦は極力控え出場時間もコントロールする。
実施時は政府や学校による移動・宿泊制限を遵守する。
再開後、約5〜6週(目安)
フェーズ5 公式戦(大会・リーグ戦)実施
万全な安全対策を講じた上で実施することが条件。
実施時は政府や学校による移動・宿泊制限を遵守する。

参照:JFA.jp

段階的なトレーニング再開にあたっての基本情報

長期に渡る活動自粛から再びチームを稼働させるにあたり、選手達には時間をかけてじっくり体力を戻していくことが必要になってきます。
ランニング程度の自主練のみでは、サッカーをするだけの体力が十分とはいえないため、ケガのリスクも高まるようです。ガイドラインではケガの予防策についても説明されています。

◆早く体力を取り戻そうと焦る必要は全くありません。
じっくりと時間をかけて子供たちに必要な体力を戻しましょう。

◆成長期なので個人のペースに合わせましょう。セット間、セッション間のインターバル(休息時間)をしっかりとり、水分補給などで回復してからトレーニングしましょう。

◆オフ明け後は、ケガのリスクが増大します⇛トレーニングのやりすぎに注意して段階的に進めましょう!

ケガの予防についてはJFAホームページ内、11+もご参照ください。

参照・画像引用:JFA.jp

段階的トレーニングの具体例

ガイドラインには参考例として、それぞれの年代に合わせたトレーニングやスケジュールが具体的に掲載されています。

U-12〜U-15年代

参照・画像引用:JFA.jp

U-18年代

※こちらは無理にトレーニングを推奨するものではありません。「3密ではない」などとレーニングが安全にできるすべての条件が揃ったときのトレーニング案となります。

参照・画像引用:JFA.jp

競技会、公式試合運営での注意点

競技会、公式戦などの試合を運営する際、感染予防対策として、主管側と参加するチームが共有すべき注意点をご紹介します。

ガイドラインには、公式戦などの主管FAの感染対策責任者はマッチコーディネーションミーティング(MCM)に出席し、以下の運営に関わる注意事項を依頼事項として参加チームの感染対策責任者に事前に伝達するようにと記されています。

チェックポイントはここ!

 試合前、試合後に相手チーム、審判団との握手は実施しない
 両チームベンチへの挨拶を実施しない
 エスコートキッズは実施しない
 円陣はしない
 倒れた選手に手を貸さない
 得点時にハイタッチ、抱擁を行わない
 ピッチ内でも咳エチケットを守り、つばを吐く、手鼻をかむなどの行為を行わない
 口に含んだ水を吐かない
 ボトルを共有しない
 水・氷を溜めたクーラーボックスを共有しない。
 タオルを共有しない
 ピッチ上でチームメイト、審判員と会話する際にも互いの距離についてしっかりと配慮する
 ベンチではマスクを着用し、会話を控える

参照:JFA.jp

最後に

サッカー活動の再開にあたっては、コロナウィルス感染予防やケガのリスク管理などの安全策の確認と周知徹底が大切になってくるようです。
待ちに待ったサッカーを安全に楽しめるよう、ガイドラインを参考にしていただけたらと思います。

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この記事を書いたライター

JUNIOR SOCCER NEWSテクニカルマイスターWriterCrane
滋賀県在住ライターのCraneと申します。
2022年8月にライター歴5年目に突入、サッカー娘の母歴は丸12年になりました。

どんな試合でも、その一戦を迎えるまでにどれほどの努力があったのか。そしてそこに、どれほどの方の支えがあったのか。

頑張っている選手達、それを支える保護者、指導者の皆様が持つ数多のドラマに想像を張り巡らせてはリスペクトが泉のように湧き上がる日々。
涙腺も年々緩くなり、留まることを知りません。

8チームから12チームくらいの規模の大会、16チーム以上の大きな大会ともに情報は常に募集しています。
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