Jリーグがすべての公式戦再開にむけて、新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン案を策定いたしました。
その中から、トレーニングの再開について、段階ごとの手順が示されましたのでご紹介します。
少しでも早く新型コロナウイルスが収束し、子どもたちが安心してサッカーができるようになることを願います。
↓写真の下にポイントを掲載しました↓
リーグ再開へ向けて
ポイント
Jリーグ 新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン(案)
サッカーJリーグは、ことし2月から公式戦を中断していますが、緊急事態宣言が東京都など一部を除く地域で解除され、一部のチームは活動を再開しています。
こうした中、Jリーグは試合の再開に向けて感染防止の留意点をまとめたガイドラインの案を公表しました。
案では、予防や感染時などの対応、情報開示、トレーニング、チームの移動と宿泊、無観客での試合開催、制限付きの試合開催と6つの項目について感染防止のためにチームとして留意することがあげられています。
(参照:NHK NEWS WEB)
ガイドラインには、以下の6つのプロトコル(手順)が示されています。
① 予防。発症時の相談、受診。感染時の対応。
② 情報開示
③ サッカーのトレーニング
④ チームの移動、宿泊
⑤ 無観客での試合開催
⑥ 制限付きの試合開催
①と②はすでに3月から行われていますが、③~⑥については、各クラブ、専門家チーム、関係各所の確認等を経てから正式決定するそうです。
トレーニング再開プランはこう立てよう!
再開のフェーズ(段階)
選手等関係者の安全確認
1. 身体接触を伴うトレーニングに復帰する前に、選手等関係者の安全を確認します。
2. 安全性は、総合的に判断します。
(1) 日常の感染対策(プロトコル1を参照)
• 3つの密を避ける、新しい生活様式を守る等
• チーム全体の健康状態(症状の有無等)を、チームとしてモニタリングできていること
(2) 検査の利用
• 感染が疑われる場合等は、医師等の指導のもと、PCR 検査、抗原検査等を受診します。
• 社会における検査のあり方、容量の変化等を注視しつつ、各種の検査をより積極的に利用する可能性及びその際の有効性を、検討して参ります。
3. 選手等関係者全員の安全確認のため、専門家チーム・地域アドバイザーの助言と支援を、これまで同様にいただきます。(参照:Jリーグ)
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トレーニングの再開は、Jリーグでは以下のような段階を踏んで進めていきます。
休校期間が明け、チームや部活の練習を再開する際も、同様に進めていくといいかもしれません。
【フェーズ1】
緊急事態宣言発令中は、在宅での個人練習
【フェーズ2】
練習場での個人練習
J1名古屋は30日、選手に愛知県豊田市内の練習場を開放し、自主練習を開始した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、8日からチーム活動を休止していた。クラブハウスに入ることは禁止されたままで、この日はポジション別に4組に分かれ、距離を取ったパス練習やランニングなど、時間差で体を動かした。
(参照:沖縄タイムズ)
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【フェーズ3】
練習場でのグループ練習(身体接触なし)
新型コロナウイルスの感染拡大で活動休止していたJ1広島は15日、広島県内のグラウンドで選手を4組に分けて練習を再開した。4月14日の休止から1カ月。全体練習の再開に向けて、体力の回復を図る。
(参照:中国新聞)
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【フェーズ4】
練習場でのチーム練習(身体接触あり) ※ ただし、緊急事態宣言の解除等が条件
新型コロナの影響で3月29日から、全体練習を休止していたサガン鳥栖。15日1か月半ぶりに再開しました。緊急事態宣言解除後、全体練習を始めたのは、J1のクラブでは初めてです。選手たちは、間隔をあけて接触するプレーを避けながらウォーミングアップやボール回しなどを行い1時間半汗を流しました。
(参照:SAGA TV)
まずは自主練、そして少人数でのグループ練習を行ってから全体練習にステップアップしていくと良いようですね。
緊急事態宣言や休校期間が明け、チームや部活が練習を再開する際の参考にしていただければと思います。
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部活の再開で気をつけるべき点
文部科学省 学校再開等に関するQ&Aより
※ 引用部分の赤太字は編集部によるものです。
部活動の実施に当たって、留意すべきことはありますか。
部活動を実施する際の留意事項については、地域の感染状況等も踏まえ、教育委員会等へ通知(※1)したことに加え、以下の事項についても留意していただくよう、教育委員会等へお示し(※2)しています。
- 一斉臨時休業及び春季休業期間において、運動不足となっている生徒もいると考えられるため、十分な準備運動を行うとともに、身体に過度な負担のかかる運動を避けるなど、生徒の怪我防止には十分に留意すること。
- 生徒が密集する活動や、生徒が近距離で組み合ったり接触したりする場面が多い活動、向かい合って発声したりする活動については、地域の感染状況等を踏まえ、安全な実施が困難である場合、当面の間、密集せずに距離を取って行うことができる活動に替えるなどの工夫をすること。
- 部活動で使用する用具等については、使用前に消毒を行うとともに、生徒間で不必要に使い回しをしないこと。
体育館や教室など屋内で実施する部活動については、その場所のドアを広く開け、こまめな換気や消毒液の使用(消毒液の設置、生徒が手を触れる箇所の消毒)など、感染拡大防止のための防護措置等を実施すること。(※1)「令和2年度における小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校における教育活動の再開等について」
(※2)「新型コロナウイルス感染症に対応した小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における教育活動の再開等に関するQ&A(令和2年3月26日時点)」 問34を参照(参照:文部科学省)
活動休止中、各自で自主練習を行っていたとは思いますが、徐々に慣らしていくように気をつけましょう。
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部活動の地方大会や対外試合、合宿等の扱いについて、どのように考えていますか。
全国的なスポーツ・文化イベントについては、文部科学省としては、専門家会議の見解を踏まえ、3月20日に各種イベントの開催に関する考え方(※)を示したところです。この趣旨や地域の感染状況等を踏まえ、今後予定されている部活動の地方大会についても、引き続き慎重な対応が求められると考えます。
その上で、部活動の地方大会については、地域の感染状況等を考慮した上で、各部活動の意義や目的に照らし、各種大会への参加の必要性を判断すべきと考えます。仮に、大会に参加する場合は、学校として責任を持って、会場への移動時や宿泊時、会場での更衣室や会議室の利用時など、大会におけるスポーツ・文化活動以外の場面も含め、生徒、教師等の感染防止対策を講じることが必要と考えます。
また、対外試合や校外での合宿等についても、地域の感染状況等を踏まえ、部活動を担当する教師のみでこれらの実施を決定するのではなく、学校として責任を持って実施の必要性を判断するとともに、仮に実施する場合は、大会参加と同様に感染防止対策を講じることが必要と考えます。(※)・各種スポーツイベントの開催に関する考え方について(令和2年3月20日時点)
(※)・各種文化イベントの開催に関する考え方について(令和2年3月20日時点)(参照:文部科学省)
インターハイや全中などは中止になってしまいましたが、大学の総合型選抜(旧AO入試)などの評価に繋がる大会が開催される可能性もあるようです。(早期収束が原則)選手権との兼ね合いもありますが、3年間の思いのたけをぶつけることのできる大会が無事に開催されることに期待したいです。
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