今話題のオンライントレーニングやミーティングなど、皆さんはもうすでに体験していますか?
始めてみたいけれど、何を使ったらいいのか必要なものが何なのか全くわからない!
チームからオンライントレーニングをするって連絡がきたけれど、どう参加したらいいのか不安!
やってみたけれど、いまいちよくわからなかった!
など、お悩みは様々ではないでしょうか?
そんな皆さんのために、簡単でわかりやすいマニュアルを作成いたしました。
ぜひ、チームの活動にお役立てください。
少しでも早く新型コロナウイルスが収束し、子どもたちが安心してサッカーができるようになることを願います。
↓本文は写真の下から始まります↓
無料のWeb会議システム5つを比較してみた
「さぁ、オンライントレーニングを始めてみよう!」と思っても、いったいどんなWeb会議システムを使ったらいいのでしょうか?
チームが選手に対して、オンラインでトレーニングやミーティングを初めて行うことを前提として
○ 大人数が一度に参加することができる
○ 初期費用をなるべく抑えられる
○ iOSとAndroid端末のどちらでも使用できる
ことをポイントに、無料で使えるWeb会議システムの代表的なもの5つを比較してみました。
Zoom | Skype | Whereby | BizMee | Google ハングアウト |
|
事前のインストール作業 | PC・スマホとも 必要 |
PC・スマホとも 必要 |
不要 | 不要 | PCは不要 スマホは必要 |
アカウント 登録 |
ホストは必要 ゲストは不要 |
不要 | ホストは必要 ゲストは不要 |
不要 | Googleアカウントが必要 |
参加可能 人数 |
1~100人 | 1~50人 | 1~4人 | 無制限 (3~4人推奨) |
1~10人 |
できること |
|
|
|
※ iOSの場合は、ブラウザはSafariに限定される |
☆ Googleの機能を利用 |
時間制限 | ・40分/会議 (1:1は無制限) |
・4時間/会議 ・10時間/日 ・100時間/ヶ月 |
・無制限 | ・無制限 | ・無制限 |
おすすめ度 | ◎ | 〇 | 〇 | △ | △ |
そこで、おすすめ度◎のZoomと〇のWherebyを編集部内で実際に試してみました。
その結果、1会議につき40分の制限はありますが、無料で同時に100人まで参加可能、かつ機能も充実しているZoomに軍配が上がりました。
それでは、Zoomを始めてみよう
【必要なもの】
パソコン(マイク・カメラ・スピーカーがついていない場合は別途用意する必要あり)
または、タブレットやスマートフォン
【準備】
開催する場合も、参加する場合も、事前にアプリをダウンロード、インストールしておきましょう。
◇ PCはこちら
◇ androidはこちら
◇ iOSはこちら
※ 参加者として利用する場合は、会員登録をしなくても大丈夫です。
オンライントレーニングを開催する
- メールアドレスまたはGoogleかFacebookのアカウントを使用して、Zoomのアカウントを作成します。
_ - オンライントレーニングを開催するためには、作成したアカウントでログイン後「会議室」を作成する必要があります。Zoomアプリを起動して[スケジュール]をクリックしましょう。
_ - 開いたウィンドウでスケジュールを決めていきましょう。
初めからトレーニングを行うのではなく、1回目はZoomに慣れるためのミーティングから入るといいかもしれません。無料のプランの場合、40分経過すると強制的に終了するので、前もって40分間をどのように使うのか時間を配分しておくと良いでしょう。
詳細を決めたら、スケジュールをクリックすればスケジューリング完了です。■トピック:ミーティングまたはトレーニングの名前
■日付:ミーティングまたはトレーニングを行う予定日時
■ミーティングID:自動的に生成に✔︎とする※
■パスワード:パスワードをかけたい場合は✔︎
■ビデオ:オンに✔︎※
■オーディオ:コンピューターオーディオに✔︎※
■カレンダー:カレンダーに同期させたい場合は利用するカレンダーに✔︎
詳細は待機室を有効化に✔、録画しておきたい場合はレコーディングに✔
※は推奨の設定 - 赤丸の部分をクリックすると、「招待をコピー」、「編集」、「削除」が表示されます。「招待をコピー」をクリックすると以下のような招待文がコピーされますので、参加者の皆さんにLINEやメールでお知らせしましょう。
○○少年団さんがあなたを予約されたZoomミーティングに招待しています。
トピック: オンライントレーニング U-12
時間: ○○年〇月〇日 ○○:○○
https://____________________
ミーティングID: ○○○○○○○
パスワード: ○○○○○○ - スマートホンからでも、アプリを使って同様の設定ができます。
_
- 開始時間になりましたら「開始」部分をクリックして始めます。
以下は、弊社でZoomのお試し会をした時の画像です。
参加者がこのように映ります。
_ - 画面下の中央にある「画面の共有」をクリックすると画面の共有でYouTubeを一緒に見たり、用意しておいた動画ファイルを見たり、ホワイトボードに文字を書いたものなどを共有できます。チャットを使って文字のやり取りやデータの受け渡しもできますが、無料プランの場合、終了時に保存はできません。
_ - 録画はスケジュールを決めるときに設定できますが、初めに設定していなくても録画ボタンを押すことで可能です。
_ - 会議を途中で終了するときは、右下の「ミーティングを終了」をクリックします。
無料プランですと40分で強制的に終了しますので、それ以上はアップグレードの必要があります 。
_ - 「ミーティングを退出」をクリックすると、自分のみ退出してしまいます。ミーティングルームに残っている他の参加者が、自動的にホストになってしまうため、終了するときは、主催者が「ミーティングを終了」をクリックして終わりましょう。
(参照:LiveYourDreams「Zoom超基礎マニュアル」)
オンライントレーニングを受ける
- 送られてきたURLをクリックして会議室に入室します。パスワードがある場合は、パスワードを入力しましょう。ビデオはオン(自分を映したくない場合はオフ)、音声の選択はコンピューターオーディオに参加するを選んでください。スマートホンの場合も同様にURLをタップすると自動的にアプリが起動します。オーディオに参加してくださいという表示が出たら、「インターネットを使用した通話」をタップしましょう。
_ - お好みのバーチャル背景を使うこともできます。
ただし、背景が単色でないときれいに表示されません。
スマートホンの場合は、以下のように表示されます。
_ - 会議開始時間には遅れないように気をつけてください。もし、遅れてしまいそうな場合や参加できない場合は、事前に主催者に連絡しておきましょう。参加の際は、自分が発言するとき以外は、自分のマイクをミュートにしておくと聞き取りやすいです。何か発言があるときは、画面下に表示されるメニューの「参加者」というボタンを押すと画面右側に参加者のリストが表示されますので、リストの下にある「手を挙げる」ボタンを押すと良いでしょう。
一度にたくさん入室することも可能です。
(参照:LiveYourDreams「Zoom超基礎マニュアル」)
Zoomをおすすめする理由
今回、ライターの皆さんと一緒にZoomを体験した感想は以下の通りです。
- 会話に時差もなく、皆さんスムーズに入ってこられた印象です
- 音声もはっきりしていて、途中画像が止まってしまう方も声はいつも聞こえている状態でした
- iPhoneでも画質は大丈夫です
- 最初のデフォルトがカメラオフの状態なので、最初に背景を変えておきたい方にも良いかもしれません
- wherebyに比べて時差もなく、動きもなめらかでした。
Zoomの脆弱性についても知っておこう
Zoomは非常に便利なツールである一方、セキュリティの脆弱性が指摘されるなど、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)からも注意喚起がなされています。
大きく問題とされているのは以下の3点です。
▲ Zoom会議に招待されていない第三者が勝手に会議に参加し嫌がらせをする迷惑行為「Zoom Bombing」
▲ ソフト自体の脆弱性による、認証情報の盗難など
▲ Zoomに便乗するネット詐欺
Zoom BombingはミーティングIDがわかれば誰でも会議に参加できるZoomの仕様によるのですが、主催者がパスワードを設定したうえで招待することで防止できます。
また、ソフトの脆弱性については、ソフトを常に最新バージョンにアップデートすることで対応しましょう。2020年5月9日には、Zoomの無料プランユーザーに対してのセキュリティの安全性がより強化されました。
Zoomが注目されたことで、2020年3月の間だけで2,000以上の”zoom”ドメインが新規登録されていたそうです。Zoomと思ったら別のアプリで情報を盗まれてしまった等のネット詐欺の被害者にならないよう、十分に気をつけましょう。
(参考:独立行政法人情報処理推進機構 IPA、インターネットセキュリティナレッジ)
実際の取組み事例は、下記の関連記事を参考にしてください。
関連記事
最後に
今話題のZoomを登録の段階から初めてみましたが、思いのほかスムーズに利用できました。
もしかしたら、オンライントレーニングを受けるデジタルネイティブ世代の選手の皆さんならば、あっという間に使いこなせるようになるかもしれませんね。
指導者の皆さんも、ぜひチャレンジしてみてください!