兵庫県高校サッカー選手権大会 <決勝ラウンド>の結果をお知らせします。 いつもLINE速報グループなどよりたくさんの情報提供ありがとうございます!
決勝戦は11月10日(日)13:00~、ノエビアスタジアム神戸にて行われました。
優勝の栄冠に輝いたのは、神戸弘陵学園高校でした。おめでとうございます!
県内屈指の力を持つと言われながら、今季なかなか結果が出せず苦しんだチームが、最後の最後に兵庫県王者の座を掴みました。
二年連続決勝戦の舞台に立った県西宮との決勝は延長戦にまでもつれこむ白熱の接戦となりました。ゲームレポートは下記をご覧ください。
神戸弘陵は兵庫県代表として12月30日~2020年1月13日に埼玉スタジアムなど首都圏にて行われる第98回全国高校サッカー選手権に出場します。全国大会でも、ご活躍をお祈りしています!
出場チームの皆さん、応援・関係者の皆さん、ここまで本当にお疲れさまでした。
誇りと感謝を胸に、これからもまた新たな目標へ向かってがんばってくださいね。応援しています!
2019年度 大会結果詳細
優勝:神戸弘陵学園高校(4年ぶり10回目)
準優勝:県立西宮高校
第3位:関西学院高等部、報徳学園高校
フェアプレー賞:報徳学園高校
【全50校★対戦校の戦績は!?】2019年度 兵庫県高校サッカー選手権大会 <決勝ラウンド>出場チーム戦績まとめ
優勝した神戸弘陵学園高校サッカー部 谷純一監督コメント
ーーー県大会を振り返って
5試合すべて1点差で勝利し、優勝することができました。
今年のチームは、劣勢に立ち向かう力が弱く、勝負強さがみえず、競った試合をなかなかものにできませんでした。夏以降ミーティングを重ねて、3年生中心に選手権への覚悟を決めてから、まとまりや勝負強さがついてきました。
その中でもキャプテンの沖吉は、プレー・行動でチームを統率できるようになりました。また、J1セレッソ大阪に内定している田平が最終ラインをまとめ上げて、高い技術だけでなく、体を張って、チームを助ける場面が出てきました。
簡単な試合は一つもありませんでしたが、3年生の覚悟が兵庫県161チームの頂点に立つことができた要因だと思います。
ーーー全国大会に向けて
新チーム立ち上げ時の目標は、兵庫県選手権優勝そして全国選手権優勝でした。
県の優勝目標は、達成できました。もう一つの大きな目標を達成するために、初戦に向けてしっかり準備し、勢いに乗って勝ち上がっていきたいと思います。
選手たちが落ち着いて自分の判断に自信を持ってプレーできるように、スタッフ一同で選手たちを全力でサポートしていきたいと思います。
沖吉大夢キャプテンコメント
ーーー決勝戦をふり返って
選手権予選初戦から決勝も全て一点差で、準々決勝は総体の兵庫県王者三田学園に勝ち、準決勝では去年の選手権兵庫県王者である関西学院を倒しました。
厳しい戦いを勝ち抜いてきたことによって、チームとしてのまとまりや勢い、“絶対優勝できる”という自信がありました。
守備をして耐える時間も多かったですが、これまで厳しい試合を守り抜き、勝ち抜いてきた経験が決勝戦でも活かされたと思います。
最後の最後までどちらが勝つか分からない展開でしたが、神戸弘陵のプライドとみんなの“絶対優勝する”という強い気持ちがPKを引き寄せ、優勝することが出来ました。
ーーー全国大会に向けて
全国大会までに自分達が出来る全てのことを隙なく行い、最高の準備をして初戦を迎え、「和衷協同」を体現し、一戦必勝で一つ一つの試合を勝ち抜きます!
予選免除校一覧はこちら
11月10日(日)
決勝
▽ノエビアスタジアム神戸
13:00 神戸弘陵 0-0(延長1-0) 県西宮
試合の様子
13:05快晴の下、キックオフ。神戸弘陵はオレンジ色、県西宮は緑色のバルーンを叩く両チームの応援の声が響きます。
立ち上がり、県西宮がCKからチャンスを作るも、ここは神戸弘陵守備陣の堅い守りで防ぎます。
ディフェンスラインから前線へ蹴り込み、そこから攻め込む神戸弘陵、9番の速いドリブル突破からゴール前に迫る県西宮。一進一退の攻防が続きます。神戸弘陵がファーストシュートを放ったかと思えば、今度は県西宮が神戸弘陵ゴール上にふわっとシュート。これは神戸弘陵GK指先ではじきます。
前半17分、神戸弘陵が、6番→9番と繋いで県西宮ゴールに迫るも、県西宮2番が体を張った守備で守ります。
前半25分、神戸弘陵右サイドからの低めのシュート、GKが弾いたボールを再び神戸弘陵が拾い、28番がゴールライン付近から再びシュート!これはゴール右にそれます。堅守が光る両チーム。県西宮10番も細かいドリブルで神戸弘陵ゴールへの突破を図りますが、神戸弘陵5番、落ち着いた守備で抜かせません。
その後も迫る県西宮を神戸弘陵が人数をかけた守備でしっかりブロック、一方県西宮もゴールを狙う神戸弘陵28番の仕掛けにもしっかりと対応、両者スコアレスのまま前半終了。
13:55、後半キックオフ。神戸弘陵が右サイド8番からゴール前にクロス、これを頭で合わせますがゴール上に外れます。県西宮9番もDF2人の間を抜いて神戸弘陵ゴールを狙いますが、ゴール右にそれ、両者なかなか得点が奪えません。
後半48分、神戸弘陵11番がペナルティーエリア外で倒され、PKを獲得。神戸弘陵、千載一遇のチャンスを迎えます。このFKを、意表をつくグラウンダーのパスでゴール前の23番に繋ぎますが、県西宮の隙のないポジショニングにシュートを打つことができません。
後半51分 23松隈選手OUT→10吉田選手IN
後半55分、やや神戸弘陵の時間が続く中、県西宮9番が右サイドをスピードのあるドリブルで駆け上がり、中の6番へパス、これをさらに繋ぎ11番が鋭いシュート!惜しくもポスト足元に当たり、ゴールならず。
一方、神戸弘陵も、右サイド8番と7番のコンビネーションから何度か惜しいチャンスを作りますが、決め切ることができません。
後半61分 県西宮11松元選手OUT→14土田選手IN
後半71分、ディフェンスラインで回す県西宮のパスを、神戸弘陵6番が絶妙な切り込みで奪い、素早くゴール前へ。右から追い越す10番は繋ぎ、シュートも芯を捉えることができず、県西宮GKがガッチリキャッチ。
後半72分 神戸弘陵9松野選手OUT→27浅野選手IN
後半80分 県西宮5斎藤選手OUT→24蔵本選手IN
身体の入れ方、ボールコントロールなどテクニックの高さを見せる両チーム。攻撃に人数を割いた神戸弘陵が押し気味の後半となりましたが、ネットを揺らすには至らず、決着のつかないまま、勝負は20分間の延長戦へと突入しました。
14:45延長前半キックオフ。いつの間にか影が伸びてピッチ一面を覆っています。
延長前半83分、県西宮9番がカウンターから右サイドを駆け上がり、ゴールラインでも粘りを見せて繋ぐも、神戸弘陵7番なんとかクリア。さらに県西宮が畳み掛けますが、神戸弘陵まとまったディフェンスでピンチを凌ぎます。
延長前半85分 神戸弘陵8兼田選手OUT→17谷選手IN
なおも勢いを増す県西宮、細かいワンタッチパスで繋ぎ、連携の良さを見せます。県西宮6番がファールをもらい、FKを獲得するも、ゴールには繋がらず、延長前半もスコアレスで終了。
14:56延長後半スタート。立ち上がりから神戸弘陵が大きなチャンスを迎え、ゴールかと思われましたが、惜しくもオフサイドの判定。
延長後半93分 県西宮9小林選手OUT→19玉木選手IN
延長後半95分 神戸弘陵28田中選手OUT→26徳弘選手IN
延長後半97分 県西宮7畠山選手OUT→18山下選手IN
試合が動いたのは延長後半98分。ペナルティエリア内での県西宮17番の必死のディフェンスがファールの判定となり、神戸弘陵がPKを獲得。これを神戸弘陵7番キャプテン沖吉選手がしっかりと決め、ついに神戸弘陵が先制!
延長後半100分 神戸弘陵10吉田選手OUT→14村川選手IN
最後まで死力を尽くし、走り続けた両チームでしたが、そのまま長いホイッスル。勝利の女神は神戸弘陵に微笑みました。
勝利に湧き上がる神戸弘陵応援席、ピッチに倒れ込み起き上がれない県西宮の選手たち。どちらが勝ってもおかしくない、手に汗握る決勝戦となりました。
◆この大会、各チームはどう戦う?どう戦った?
溢れるチームの想い・・・!
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サンテレビにて11月10日(土)13:00~15:30生中継されます。(参照:サンテレビHP)
全出場チームのこれまでの戦績をまとめてみました!
気になる対戦校の戦績チェックに、応援・観戦の目やすに、どうぞご活用ください♪
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高円宮杯U-18サッカーリーグ2019 西播リーグ
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11月4日(月・祝)
準決勝
▽アスパ五色メイン
11:00 神戸弘陵 1-0 関西学院 参照:神戸弘陵Facebook、関西学院Facebook
13:00 報徳学園 0-2 県西宮 参照:県西宮Facebook、報徳学園Twitter
試合の様子
雲は多いものの好天のアスパ五色。試合前から両チーム応援団の声援が響きます。
準決勝第1試合、神戸弘陵 vs 関西学院は、開始早々に神戸弘陵11番が先制!早くも試合が動きます。
その後も追いつきたい関西学院、追加点を狙う神戸弘陵、ともにゴールを狙って攻防を繰り広げ、前半終了間際には関西学院あと一歩まで迫りますが、惜しくもシュートは外れ、そのまま1-0で前半終了。
11:53、後半キックオフ。後半も一進一退の攻防もスコアは動かず、12:37長いホイッスル。そのまま試合終了で神戸弘陵が決勝へと駒を進めました。
第二試合、報徳学園 vs 県西宮は、前半18分、報徳学園GKが飛び出たチャンスを見逃さず、県西宮が無人のゴールに流し込んで先制。
報徳学園も負けじとゴールを狙いますが、守備を堅めた県西宮ゴールをなかなか割ることができません。
前半終了間際、県西宮9番が切り込んでからの左足シュートで追加点。県西宮が2点リードで折り返しました。
後半も報徳学園が猛攻を仕掛けるも、県西宮がここぞのところでボールを切り、自由にさせません。
一進一退のまま40分を終え、アディショナルタイムは4分。
最後まで攻め続けた報徳学園ですが、最後までネットを揺らすことができず、そのまま県西宮が決勝進出を決めました。
11月2日(土)
準々決勝
▽アスパ五色メイン
11:00 三田学園 1-2 神戸弘陵
13:00 報徳学園 0-0(延長1-0) 芦屋学園 参照:報徳学園Twitter
▽アスパ五色サブ
11:00 関西学院 1-0 神戸星城 参照:関西学院Facebook
13:00 滝川第二 0-1 県西宮 参照:県西宮Facebook
試合の様子
第一試合、三田学園 vs 神戸弘陵は、前半終わりに三田学園9番が神戸弘陵5番を抜き先制、1-0で前半を折り返しました。
後半も三田学園が立ち上がりから猛攻を仕掛けるも、その隙をついて神戸弘陵9番が強烈なシュート!追いつきます。
さらにPKを獲得した神戸弘陵がこれをしっかりと決め、逆転勝利で総体覇者を倒しました。
関西学院 vs 神戸星城は立ち上がりから激しい攻防戦。スコアレスで折り返しました。
後半10分、ついに関西学院が神戸星城のゴールをこじ開け、先制点を奪います。
その後も最後まで両者ゴールを狙い続けましたが、ネットを揺らすことはできず、関西学院が先制点を守り切り準決勝へと駒を進めました。
第二試合、滝川第二 vs 県西宮も前半をスコアレスで折り返しました。
後半立ち上がりから県西宮ゴールに迫る滝川第二は何度もコーナーキックのチャンスを掴みます。
しかしこれを奪い返した県西宮がカウンター!後半20分、値千金の先制点を奪います。
滝川第二も選手交代を繰り返し、最後まで途切れない猛攻を続けましたが、凌ぎ切った県西宮が接戦を制しました。
報徳学園 vs 芦屋学園は、まさに一進一退の攻防戦!
何度もゴール前に迫る芦屋学園の猛攻を報徳学園がブロック、カウンターを狙うと、芦屋学園ディフェンスもしっかりとこれをブロックします。
両者ゴールのないまま前後半を終え、勝負は延長戦へともつれこみました。
延長後半、報徳学園が獲得したPKを決め、ついに先制!
芦屋学園も最後まで諦めずゴールを狙い続けましたが、これが決勝点となり、足を攣る選手が続出するほどの死闘は報徳学園に軍配が上がりました。
試合の様子(参照:報徳学園Twitter、関西学院Facebook)
2019年度 兵庫県高校サッカー選手権大会 <決勝ラウンド>
<日程>
2019年10月19日(土)、20日(日)、26日(土)、11月2日(土)、4日(月・祝)、10日(日)
<会場>
1回戦:啓明学院、小野、姫路球技スポーツセンター、報徳学園、東播工業、伊丹西、関西学院第4F
2回戦:三田学園、神戸弘陵、滝川第二、明石城西、関西学院第4F、芦屋学園人工芝G、県西宮
3回戦:播磨光都サッカー場、神戸弘陵、関西学院第4F、芦屋学園人工芝G
準々決勝:アスパ五色サブ・メイン
準決勝:アスパ五色メイン
決勝:ノエビアスタジアム神戸
<大会概要>
- 予選ラウンドを勝ち抜いた32チームと以下の予選免除校16チーム、計48チームによるノックアウト方式のトーナメント戦
- 優勝チームは兵庫県代表として12月30日~2020年1月13日に埼玉スタジアムなど首都圏にて行われる第98回全国高校サッカー選手権に出場する。
- 優勝チームは2020年1月18日~行われる兵庫県高校サッカー新人大会に出場することができる。(地区予選免除)
2019年度 地区予選の結果
予選免除校
■令和元年度県高校総体<ベスト8>三田学園・芦屋学園・滝川第二・神戸星城・加古川東・県西宮・明石城西・神戸弘陵
■<県リーグ1部>関西学院・報徳学園・神戸科技・市立尼崎
■<県リーグ2部>>神戸国際附・御影・琴丘・須磨友が丘・社・小野
予選ラウンド
決勝ラウンド進出チーム
①神院大附
②川西北陵
③神戸
④三木
⑤北須磨
⑥伊丹西
⑦舞子
⑧神戸朝鮮
⑨啓明学院
⑩尼崎双星
⑪星陵
⑫高砂南
⑬津名
⑭淡路三原
⑮龍野北
⑯滝川
⑰龍野
⑱神戸高専
⑲夢野台
⑳市立西宮
㉑猪名川
㉒三木北
㉓神戸第一
㉔東灘
㉕宝塚東
㉖神港学園
㉗西宮東
㉘豊岡総合
㉙西脇工
㉚川西明峰
㉛東播工業
㉜有馬
2019年度 兵庫県高校サッカー選手権大会 <予選ラウンド> 9/14~28
兵庫県内の地域ごとの最新情報はこちら
兵庫少年サッカー応援団過去の大会結果
<2018年度>
優勝:関西学院
準優勝:県西宮
3位:滝川第二、市立西宮
フェアプレー賞:関西学院
結果詳細はこちら
予選ラウンドはこちら
<2017年度>
優勝:滝川第二
準優勝:関西学院
3位:三田学園、神戸弘陵
フェアプレー賞:滝川第二
結果詳細はこちら
予選ラウンドはこちら
<2016年度>
優勝:滝川二
準優勝:市尼崎
3位:報徳 神戸弘陵
フェアプレー賞:神戸弘陵
その他の結果(参照:兵庫県サッカー協会)
地区予選(参照:兵庫県サッカー協会)