世界のジュニアサッカー事情をお伝えする「ワールドジュニアサッカーNEWS」シリーズ第1弾はドイツから!
現地在住のママライターTorさん(ドイツ語でゴールの意)からの報告です!
第6話は「勉強する子はサッカーも上手くなる!ドイツのジュニア強豪チームが学業に本気で力を入れるワケ」。
ドイツではサッカーのコーチが選手たちに
「勉強がサッカーよりもいかに人生において、あらゆる選択
を説く場合もあるのだそう!
成績が悪くなると、サッカーが続けられない場合も!?
第1話 ドイツジュニアサッカー移籍事情はこちら!
第2話 親子の憧れ!トップチームのユースチームはこんなトコロはこちら!
第3話 ヘッドロックも飛び出す?ブンデスリーガトップチームユースの知られざる「闇」(?)はこちら!
第4話 保護者がレッドカードで退場!? ドイツのユースチーム・街クラブチームあるあるはこちら!
第5話 忘れ物はチームに罰金支払い!自立心を養うドイツ式教育法!?はこちら!
サッカー選手になるにはまず勉強!?
こんにちは! ドイツ在住6年目。ケルンの現地チームU12に所属している息子の送迎ドラ
日本のように義務教育期間中だからと言って順当に学年が進んで行
私達が住んでいる州では9歳で大学進学を目指すエリートコース、
特にブンデスリーガのトップチームユースは第4話でも記載した通
ですがスポーツエリート校ではあっても大学進学を優先している学
ブンデスリーガのトップチームユース(つまり強豪チーム)
また、ドイツはサッカーに付随する職業が沢山あり、「サッカー=
息子もそうですが「
ドイツではユースのコーチにもなると資格が必要で、大学に通ったり、実地訓練を何年もしないと取得が出来ません。
サッカー選手・サッカーに関わる仕事をしたいなら勉強が必須!
まさに文武両道が求められる世界です。
もちろん、ドイツのサッカー少年全ての家庭が同じ価値観というわけではありませんが、チーム側が勉強をきちんとやるように指導してくるところについては驚きました。
ですから、チームの練習があっても「宿題終わっていない」や「明日
息子のチームでは、親とコーチのミーティングの他に、息子も加えた「三者面談」
以前息子に1週間のうち1日しかオフ日がなかった時、U10の
「
とまで言われた事がありました。
今のチームでは成績が下がったら親がすぐにコーチに報告し、コー
「勉強がサッカーよりもいかに人生において、あらゆる選択
などのレクチャー(説教!)
学校の先生ではなく、サッカーのコーチからです。
「子どものころからきちんと勉強をしていないと、将来何にもなれないし選べない」と子どもたちに伝えようとしてくれているような気がします。
ユースチームであっても、勉強面で悪い成績が続いたら容赦なく契約解除もあり
ある意味日本よりシビアかもしれません。
また「頭より身体が疲れた場合はサッカーが出来ていない証。頭が
「勉強で頭を使っている子は、サッカーにおいても頭の使い方を知
息子も練習や試合の行きの車中で宿題に追われていますが、帰りは「頭が疲れ
やはり文武両道は並大抵の努力では難しいのはどこの国でも一緒か
次回はそんな日常の練習をお届けします。
◆これまでのバックナンバー◆
第1話 ドイツジュニアサッカー移籍事情はこちら!
第2話 親子の憧れ!トップチームのユースチームはこんなトコロはこちら!
第3話 ヘッドロックも飛び出す?ブンデスリーガトップチームユースの知られざる「闇」(?)はこちら!
第4話 保護者がレッドカードで退場!? ドイツのユースチーム・街クラブチームあるあるはこちら!
第5話 忘れ物はチームに罰金支払い!自立心を養うドイツ式教育法!?はこちら!
これはドイツというか海外では共通の考え方なのかなぁと感じています。サッカーだけでなく色々な事が大事だという考え=ホリスティックな考え方が基本な気がしています。色んな事が複合的につながって、一つの事が伸びますし、その他の色々な可能性が広がりますから。子供のころから一つの事に絞るのは子供の可能性を狭める事にもなり、、怖いですよね。。また、オンオフは非常に大切だとドイツに来てから私も常々感じています。こちらもサッカーを楽しめる&集中するための大事な要素だと感じています。ちなみにブンデスリーガの選手の3分の2ぐらいの選手は大学進学資格であるabitur、若しくはそれに準ずるFachabiturを取っているという記事も読んだことがあります。文武両道大事ですよね、素晴らしい内容の記事だと思いました!