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【ワールドジュニアサッカーNEWS】ドイツ編②ドイツサッカー少年の憧れ!ブンデスリーガトップチームのユースはこんなところ!

世界のジュニアサッカー事情をお伝えする「ワールドジュニアサッカーNEWS」シリーズ第1弾はドイツから!
現地在住のママライターTorさん(ドイツ語でゴールの意)からの報告です!
第2話は「ドイツサッカー少年の憧れ!ブンデスリーガトップチームユースはこんな所!」です
日本でJリーガーはサッカー少年の夢であり、憧れ!
J下部のユースチームへ入りたいという気持ちをお持ちのご家庭も多くいらっしゃると思います。
ドイツでもブンデスリーガのトップチームユースは特別な存在のようで・・・

—-前回 第1話 ドイツジュニアサッカー移籍事情 はこちら!

ドイツサッカー少年の憧れ!ブンデスリーガトップチームのユースチームはこんなところ。

ドイツ在住6年目。息子がケルンの現地チームU12に所属している息子の送迎ドライバー兼マネージャーママのTorです。

「移籍」と聞くとプロの世界だけのように感じますが、ドイツでは子供でもシャルケやボルシアドルトムントのようなトップチームだけでなく、ローカルチームの間でも移籍はとても一般的なことを第1話でお伝えしました。

特に私たちが住んでいる場所柄(ドイツのサッカー激戦区、 ブンデスリーガの約1/3が集まる地区)故なのか、子供たちにサッカーを真剣にやらせているご家庭は、「ローカルチームでの移籍を積み重ね、トップチームのユースに入って、ゆくゆくブンデスリーガのプロに!」というのが、子供や親にとっても共通の夢だと思います。

そのためか、まだ幼く早い段階からのトップチームのユースに入れたいという親が多いようです。

特にチャンピオンズリーグなどに出場しているようなトップチームでは、ユースの育成に莫大な資金を投資しているので、プロと一緒の最新設備での練習に、夏用、冬用のウエア一式、サッカーシューズだけでなく、移動の際の普段履きのスニーカー、服、バッグまでもスポンサーがつきます。

練習や試合、海外遠征もすべて送迎付きでプロと同じ。
なかなかチケットが取れないトップチームの試合観戦や、チャンピオンズリーグでのエスコートキッズも!

その上知識豊富で手厚いコーチ陣の指導などがすべて無料ですから、 完璧と言わざるを得ない環境を目の当たりにして、保護者が「うちの子もトップチームのユースに入っていろんな経験を積ませたい!」と思うのは当たり前かもしれません。

ですが、最初のU9からプロになれる選手は0.1パーセントと言われています。(1000人に1人)

逆にU9から入るのではなく、ゴールデンエイジの頂点であるU14以降からトップチームのユースに入るのが、精神的にも肉体的にも一番良いと言われています。

またチームによって様々ですが契約期間はとりあえず1年となってはいるものの、プレイ以外で、

・学校成績が悪くなった(成績表の提示)
・忘れ物、遅刻などの生活態度が悪い(親も含めて)
・怪我が多い

などの点でペナルティが加算される場合があり、その結果試合に招集され契約が打ち切りになるケースもあります。

またストレスなくサッカーを楽しみたいと契約期間内にも関わらず自らチームを去る、というのもよく聞きます。

ですが、それでもやはり何と言われようが、トップチームのユースはすべてにおいて魅力的です。
私も息子に一度でいい、少しの期間でもいいから経験させたい!と思ってしまいます。
子どもに良い環境を与えたい、と思うのは、万国共通の親心でしょうか!?

次回は、ブンデスリーガトップチームユースの知られざる「闇」(?)をお届けします。
第3話 ドイツ編③ヘッドロックも飛び出す?ブンデスリーガトップチームユースの知られざる「闇」(?)

バックナンバーを読む!
ドイツ編①ジュニア年代の移籍競争は過酷!?ドイツ少年サッカー移籍事情

(画像は全てイメージです。本文とは関係ありません。)

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    この記事を書いたライター

    JUNIOR SOCCER NEWS(ドイツ)WriterTor
    アメリカを経て只今ドイツ。海外駐在11年目、の割には致命的な語学の弱さ。

    日常はひたすら息子のサッカー送迎。走行距離は毎月沖縄から北海道までと同じ2000キロ。。。

    家より車の中での生活の方が長く、最近では「なんなら快適!」とまで感じることに、これでいいのかと自問自答を繰り返すアラフィフです。

    今年から2018/2019の市代表に選ばれたものの、相変わらず入れ替えの激しいチーム。当の本人は楽しいと言ってるけど、側から見てるものとしては、いつ切られるかとハラハラな毎日です。。。

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