子供がサッカーを始めて大会に参加したりするようになってもその大会がどんな大会なのかよくわからない。
選手登録しないと大会に出られない?
奈良県でサッカーを始めれたお子さんを持つ保護者の皆さんは、何かとわからない事が多いのではないでしょうか。
奈良県の小学生年代の大会、押さえておきたいポイントをまとめました!
いつも頑張っている選手の皆さん、全力でサポートされている保護者の皆さんに大会の位置づけや大会の目標を持っていただけるようお手伝いができたら幸いです。
なお、様々な要因により大会の要項などは変更されることがあります。最新のものは各大会記事を参照してください。
目次
サッカー超初心者さんの疑問「これってつまり、なんのこと?」
県大会はどんな大会があるの?
県大会以外の公式戦は?
公式戦以外で注目度の高い大会は?
サッカー超初心者さんの疑問
これってつまり、なんのこと?
4種ってなに?
日本サッカー協会におけるチームおよび選手の区分のことです。
4種は、ジュニア(小学校年代)を対象としており、少年サッカーチームはこの4種に該当します。
4種には小学生女子も含まれます。中学以上になると、女子という区分になります。
ちなみに、
3種はジュニアユース(中学校年代)
2種はユース(高校生年代)
1種は一般(社会人、大学生)になります。
奈良県サッカー協会のサイトには全ての年代の情報が載っているので、小学生の情報を見たい場合は4種を選んでください。
※フットサルは別(フットサル委員会管轄)になっています。
参照サイト:奈良県サッカー協会 HP
大会に出場するのに決まりはあるの?
JFA、地域サッカー協会、都道府県サッカー協会が主催する競技会に参加するためには、JFAへのチーム登録および選手登録が必要と日本サッカー協会に明記されています。公式戦に出場するためにはJFAに登録したチームで選手登録が必要となります。(なお、チームや会場などが主催するカップ戦などはこの限りではありません。)
ほとんどのチームがJFAへのチーム登録をしていると思いますが、設立したばかりのチームなどは申請中などの所もあると思いますのでチームに確認して下さい。選手が個人でJFAに登録することはできません。
プロ選手、アマチュア選手のいずれの場合も、加盟チームが登録や移籍、抹消等の手続きを行います。
チームに登録された監督には「監督証」、選手には「選手証」がそれぞれ電子発行されます。
参照サイト:日本サッカー協会 HP
トーナメント戦ってなに?
トーナメント戦とは、ノックアウト方式とも呼ばれる1対1の戦いによる勝ち抜き戦です。
短期決戦で行われる負けたら終わりの一発勝負。
そのプレッシャーから、番狂わせが起こることも多くあります。
奈良県で行われる全日本U-12サッカー選手権大会や奈良県小学生サッカー大会など大きな大会もトーナメント戦で開催されています。
リーグ戦ってなに?
リーグ戦とは、同じブロック内のすべてのチームと対戦する総当たり戦のことです。総当たり戦で行われる為、対戦結果を総合した成績によって順位が決定されます。
リーグ戦は、トーナメント戦と比較して以下のような特徴があります。
・参加チームが総当たりで対戦するため、より平等であり、総合的な実力が結果に反映される。
・参加チームごとの試合数が同じになる。
・参加チームが多くなると試合数が増加するため、参加チームが多い場合はリーグ自体をいくつかのグループに分けて行われます(1部、2部、3部のように)
・優勝チームだけでなく、それぞれの順位を決定できる。これにより下部リーグとの入れ替え戦の対象なども同時に選出できる。
4種では2015年からU-12のリーグ戦参加が全日本少年サッカー大会の参加資格になるなど、JFA(日本サッカー協会)もジュニア年代から試合を多く体験させることを推奨しています。
奈良県では県のサッカー協会主催のU-12と地区のサッカー協会主催のU-10でリーグ戦が行われています。
・U-10リーグ・・・地区ごと(奈良・生駒・東和、南葛・北葛)で行われます。
・U-11リーグ・・・現在、生駒連盟とプレミアリーグ奈良だけ行われています。
・U-12リーグ・・・1部・2部・3部のそれぞれ北部、南部に分かれて行われています。参加が全日の出場資格になります。
奈良県のリーグ戦はこちらのページでチェックしてください!→2021年度 奈良県リーグ戦表一覧
大会によって試合時間が違うのはなぜ?
JFA(日本サッカー協会)の8人制サッカー規定によれば4種(小学生年代)の試合時間は前半、後半の試合は15分~20分ハーフ、3ピリオド制の試合は12分-12分-12分の3ピリオド制と定められています。
大会規定などによると、奈良県では選手の身体への負担を考慮して以下のようになっているようです。
U-12・・・20分ハーフ(20分の前半、後半):1日2試合
U-11・・・15分ハーフ(15分の前半、後半):1日3試合
U-10・・・12分ハーフ(12分の前半、後半)
関西の他の地域では20分ハーフの試合は1日2試合、15分ハーフの試合は1日3試合までと決められているところもあるようです。奈良県でそのような記載は見つけられませんでしたが、大会形式をみると20分ハーフの試合は1日2試合、15分ハーフの試合は1日3試合で行われているように感じます。
大会形式でよく見かける1日目の予選リーグが4チーム一組、2日目のトーナメント戦が8チームのトーナメントはどちらも1日の試合数が3試合になるように組まれています。
全日本の予選大会などU-12の大きな県大会も1日の試合数は2試合になっています。
シード権ってなに?
「この大会で上位〇位以内に入れば、シード権を獲得できる」
「あのチームはシードチームだから…」など、巷でよく聞く「シード権」。
では、シード権とはいったいなんでしょうか?
シード権とは、大会で上位をおさめたり、優秀な成績を残したりした有力なチームに与えられる特別な権利のことです。
シード権の内容、取得の条件は大会によって様々です。
トーナメント方式の大会に限定されるものではなく、リーグ形式の大会にも設定されることがあります。
序盤の試合で強豪同士が序盤でつぶし合ったり、1回戦から力量差のありすぎるチームと対戦することを防ぐために、チームを実力順にばら撒くように配置することからシード(seed=種まきが語源)と呼ばれています。
シードチーム同士が序盤の試合から対戦しないように組み合わせが調整される他、予選会や大会序盤の試合が免除(2回戦、3回戦からの出場)される場合もあります。
奈良県では以下に挙げた大会の成績でシード権を得られるようになっています。
U-12
・2021年度 NFAサッカーリーグ U-12 奈良県 後期 1部リーグ
(1部上位リーグの上位8チームはJFA第45回 全日本U-12サッカー選手権大会奈良県大会兼 第51回 奈良県U-12サッカー選手権大会のベスト32へシードされる)
(1部上位リーグの上位8チームはスクアドラカップ第10回奈良県U-12サッカー大会のシード権を得る)
U-11
・アスカカップ第19回奈良県U-11サッカー大会
(上位8チームは日刊スポーツ杯奈良県大会のシード権を得る、U-12リーグに結果を反映)
・日刊スポーツ杯 第28回 関西小学生サッカー奈良県大会
(ベスト4のチームが第43回 奈良県小学生サッカー大会兼第45回関西小学生サッカー大会奈良県予選のシード権を得る)
U-10
・第9回奈良県U-10サッカー大会
(上位4チームは次年度のU-11大会のシード権を得る。)
カップ戦、招待試合ってなに?
カップ戦とはリーグ戦に対して比較的短い期間で行われる大会のことをいいます。
予選はブロックごとのリーグ戦、決勝はトーナメントという形式が多いですね。
他地区、他県のチームと試合ができること、練習試合とは違った緊張感を持って試合ができることが特長です。
招待大会とは主催者により招待されたチームのみ参加できる大会です。
他大会での成績から選ばれる大会から、日頃お付き合いのあるチームという括りで招待される大会まで様々です。
10の練習より1の本番、と言われるように、真剣勝負の機会を増やすという意味で招待大会は各地で行われています。夏休みには県外の招待大会に遠征(合宿)というチームも多いですね。
奈良県では年間を通して多くのカップ戦や招待大会が開催されています。多くの試合を経験できる点では恵まれている環境といえるかもしれません。
奈良県のカップ戦、招待大会はこちらのページでチェックしてください→2021年度 サッカーカレンダー【奈良県】年間スケジュール一覧
次ページでは奈良県で開催される県大会について紹介します。