JFA審判委員会により8人制サッカー競技規則が改訂され、2020年12月1日に発行されました。
今回の改訂版は「規則として守るべき点」と「大会・試合ごとに柔軟に対応可能な点」が明確で、わかりやすい文章や見やすい写真・図も使用され、より分かりやすくなっています。
また「選手の用具に関する運用緩和」に関しても書かれています。
印刷物の配布・販売の予定は今後ありませんが、JFA.jp上での閲覧やダウンロードも可能です。
↓本文は写真の下から始まります↓
11人制サッカー競技規則から修正された部分はここ!
競技のフィールド(第1条)
競技のフィールドの表面の安全性
競技フィールドの表面は安全なもので、土などでも可能ですが天然芝や人工芝が望ましく、コンクリートなど競技者が転倒などで負傷しやすい表面は認められません。
交代ゾーンについて
交代ゾーンはハーフウェーラインの中央の仮想ラインから3mずつ、全長6mの交代ゾーンを設け、ピッチ上にラインが引けない時はマーカー等で交代ゾーンを設けることも可能になりました。
ボール(第2条)
ボールの大きさ
年代によって使用するボールのサイズを決定し、U-12年代の場合は4号球を使用します。
競技者(第3条)
競技者の人数
一方のチームが6人に満たない時には試合は開始しないこととなりました。
また試合に出場できる人数は原則16人以内で、最大8人の交代要員がベンチに入ることができます。
事前に両チームが合意すれば、当日参加可能な選手数に合わせて試合に出場できる人数やベンチに入れる人数を変更することができます。
ゴールキーパーの交代方法
代わりに入るゴールキーパーは、ハーフウェーラインのところから競技のフィールドに入ります。
競技者の用具(第4条)
ユニフォームの運用緩和
両チームは異なる服装を着用します。(袖のあるシャツ、ショーツ、ソックス)
競技会規定に定めがあれば、両チームのシャツの色彩が同じ場合や同色彩のシャツが揃わない場合はビブスを着用することができます。
また競技会規定に定めがあれば、シャツに背番号を付ける必要もありません。
試合時間(第7条)
試合時間やインターバル
年代によって変更できますが、前・後半それぞれ15~20分間が標準となり、ハーフタイムのインターバルは10分間を超えないとなりました。
3ピリオド制について
3ピリオド制を採用することができ、その場合は3ピリオド目の中間時点で両チームが攻めるエンドを替え、インターバルはとらないこととなっています。
試合結果の決定(第10条)
延長戦の時間は前・後半それぞれ5分間以内
競技会として勝者を決定する必要がある場合は、前・後半それぞれ5分間以内の延長戦を設けることができるようになりました。
PKでの試合結果の決定について
ペナルティーマークからのキックにおいては、両チームとも試合終了時ピッチにいる8人からキックを行う競技者を選びます。
参照サイト:JFA.jp
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最後に
今回の改訂版は、わかりやすい文章や見やすい写真・図が使用され、今まで以上に よりわかりやすくなっています。
8人制サッカーに関わる方は、お子さんたちと一緒に新しい競技規則への理解を深め、サッカーを楽しむきっかけにしてみませんか?