福岡県福岡市で活動している油山カメリアFC。
福岡県クラブユース(U-15)サッカー選手権 福岡県大会でクラブ史上初のベスト4進出、九州大会出場、という快挙を成し遂げました。
油山カメリアFCは個性を重視した指導で選手・人間として数年後を見据えた子供達の自己実現への土台を築くことを目指しているチームです。
なぜ今回クラブ史上初のベスト4を達成することができたのか、九州大会への意気込みを加藤義裕監督にインタビューしました。
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油山カメリアFC 加藤 義裕 監督 インタビュー
加藤 義裕 監督 プロフィール
1977年生まれ、静岡県出身。
クラブ代表者、U-12 U-15 総監督。
■経歴
静岡学園高校サッカー部
福岡大学サッカー部
ペレスポルバ21
スポルバFC
レオン福岡
クラブ史上初!県大会ベスト4進出、九州大会出場決定
ー 過去の戦績を振り返ると、2018年、2019年と1回戦負けでしたが、今年はこのような結果になった理由は何ですか?
加藤 義裕 監督
今年5回目の挑戦でしたが、僕はまだ時間がかかると思っていました。1年目でクラブ選手権の意味合いがわかって、2年目で戦い方がわかってきました。こんなに早く達成できたのは小さな積み重ねのおかげでしょうか。変わった練習をしているわけでもなく、入会の際にセレクションがあるわけでもないですからね。
楽な試合は1試合もありませんでした。マジできつかったです。僕自身も苦しくて、選手はきっともっと苦しくて、それでもひとつひとつ「勝つ」という気持ちを持っていないと試合の前に負けてしまう。精神的には楽ではないですね。
勢いには乗れていると思います。夏を超えると子どもって成長します。中学3年生のラストにかける想いもある。そして、去年と明らかに違うことがひとつあります。子どもたちの精神的な成長度合い。選手が大人になったのが、一番の理由ではないかと思ってるんです。
体感した、「人間性がプレーや結果に影響する」
今年はコロナがありました。
4月が始まった時には30人いた子供たちは、8月までに20人を切りました。
休みの期間の間に気持ちがそれてしまったり、特に中学校3年生は受験にシフトする子が非常に多かったためです。普段から試合に出ている選手も受験にシフトする子が出てきた。
その結果、派手さはなくなりました。夏はほんとに勝てなかったです。練習しても、練習試合をしても、勝てない。まとまらない。そこから徐々に、ひとりひとりにリーダーシップが育ち、チームワークがとれるようになってきたんです。人数が減ったことによって、自分たちがやらないといけない、とリーダーシップをとるようになった選手が増えました。
そういう時期に、子どもたちはいろいろな高校の練習会に行きました。さまざまな県の強豪校に行って、すごい刺激をもらって帰ってきたんです。強豪校の高校生の人間性を見て、まるで人間が変わったかのように取り組み始めましたね。
今年試合に出ているメンバーの中には、去年ふるまいが幼くて、僕が自主的に試合出場を数試合禁止したメンバーもいるんですよ。ところが、そういう子が高校の練習会に参加してから、一番最初に来てグラウンド整備を行ったり、フルに試合に出場した後に率先して給水ボトルを洗ったりなどという振る舞いが見えるようになってきている。そういうことが今結果に出ているんだと思う。
日頃の生活が変わるとプレーにも影響があるんだと思いました。生活がゲームに出る。もちろん知ってはいましたが、そのことが、先週の試合でよく実感できました。それがチームの今回の勢いになっていると思うんです。
うちの中3は細いです。体格で見たら負けるかもしれない。でもうちの選手は積み重ねた技術に加えて精神的に成長しました。保護者の方にもぜひ成長を見てほしいと思います。
九州大会の抱負
加藤 義裕 監督
注目選手の意気込み
3選手とも油山幼稚園からの仲間でカメリアでプレーして今年11年目になります。
油山カメリアFC
チームについて
個性を重視した指導で選手・人間として数年後を見据えた子供達の自己実現への土台を築くことを目指しているチームです。
魅せるサッカーをテーマにし、とにかく技術練習に重点を置き、ドリブル、ボールコントロールを徹底的にトレーニングしています。それと同時に、トレーニングの中から挨拶・礼儀・自立・協調性・メンタリティーの教育に重点をおいた指導をしています。
スタッフ
監督:加藤 義裕
コーチ:田島 優也
コーチ:飯田 孝輔
ジュニアユース専属コーチ:川井田 浩
スタッフ:高村 庸祐
コーチ:金子 祐一
コーチ:舩津 快成
コーチ:杉田 真棯
GKコーチ:丸島 一晟
GKコーチ:井上 貴太
募集情報