Jリーグ各チームの練習が続々との再開され、リーグの再開もだんだんと近づいてきました。
5月21日に政府の専門家会議、22日にJリーグ・NPBの連絡会議をふまえた上で、5月29日に今後の方針がまとめられる予定です。再開に向けたガイドライン案によると、まずは無観客での試合開催、その後に制限付きの試合開催と段階を踏んで進めていく計画です。
その無観客や制限付きでの試合を、自宅でテレビやネット中継を見ながら楽しめるシステムが構築されつつあるのでご紹介します。
少しでも早く新型コロナウイルスが収束し、子どもたちが安心してサッカーができるようになることを願います。
↓本文は写真の下から始まります↓
スタジアムに行けなくても試合中の選手たちを応援できる方法とは⁉
自分の声援を届けられる新技術
サッカーや野球、ラグビーなどのスポーツに声援は欠かすことができません。白熱の大歓声が選手の心境に変化を与え、パフォーマンスに影響することも少なくありません。しかし現在、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、スポーツイベントにおいても多くの活動が制限されています。
そこで今回、静岡県内の2クラブとスタジアムの協力を得て、テレビやラジオ、インターネットなどを通じて離れた場所から観戦するファンやサポーターの熱い声援をスタジアムに届けるための実証実験を行いました。
(参照:PR TIMES)
スマートフォンのアプリ等でボタンをタップしたり声を吹き込んだものを、スタジアムに届けることができる仕組みです。つまり、自宅にいながらゴール裏より歓声を送ることが可能になるそうです。
実験は、5月18日にエコパスタジアム(静岡県)にて、合計58台のスピーカーをスタジアム各所に設置して行われました。
その結果、5万人収容のスタジアムで十分な臨場感が得られることや、既存の設備やアナウンスとも調和が図れること、クラブごとに送音ゾーンを分けることで観客動員時に近い雰囲気作りが行えることなどが確認することができたそうです。
△ 会場に設置されたスピーカー
(写真:PR TIMES)
ネットの反応は、以下の通り好意的な意見が多数でした。
さすが、音声といえばヤマハ!
「テレビやネット中継を見ながらスタジアムに声援を届ける新技術」ヤマハがエコパで実証実験
・アプリの操作や声を吹き込むことで現場に声援を届けられる
・音を出すスピーカーを選択でき、自宅にいながらゴール裏より歓声を送るなどが可能https://t.co/72JgsSpUR3— blue tears (@oldschoolbeing) May 18, 2020
ヤマハ、ジュビロ磐田と清水エスパルスの協力のもと、
リモート応援システムの実証実験をエコパスタジアムで実施https://t.co/strnyiPTqJ
未来だなー、と思うとともに、元選手である清水の高木純平氏もコメント寄せてるのが興味深いね— めしたろう (@suta_meshi_taro) May 18, 2020
これはありよねー
ヤマハ、遠隔地からスタジアムに声援を届けるリモート応援システムの実証実験を実施 (CNET Japan) – https://t.co/rHaWaWd7cg— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) May 19, 2020
動画でも説明があるように、パブリックビューイング会場や外国からなど、様々なスタジアムに行けないシチュエーションで利用ができるのが素晴らしいですね。
5月27日にも、同様の実験をヤマハスタジアム(静岡県)にて、26台のスピーカーを用いて事件を行ったそうです。
ジュビロ事業戦略本部の柳原弘味本部長は「新しい応援スタイルが求められる中、Jリーグ全体で採用に向けて検証してもらう必要がある」と前向きに捉える。6月中旬には選手も練習試合でシステムを体感するという。
(参照:@S)
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視聴者参加型の投げ銭によるチームへの応援
J1所属の鹿島アントラーズは、5月16日(土)、「Jリーグの日」特別企画として過去のアーカイブ映像観戦を行うオンラインライブイベント「鹿ライブ」を開催します。同日にJリーグ公式YouTubeとNHK BS-1で配信・放送される過去の試合にあわせ、Player!上に当時試合に出場していたクラブOBや現役選手が登場し、当時のエピソードなどを交えながら解説をしていきます!
(中略)
ファンの皆様との新しいコミュニケーションのあり方として、オンラインで楽しめる番組です。ライブ配信をご覧の方々は、Player!のチャット欄でエモーション(絵文字)を飛ばして楽しんだり、リアルタイムに質問をする事も可能です。
また、新たなスポーツ観戦のかたちとして、視聴者参加型の投げ銭によるチームへの応援企画を実施します。
(参照:PR TIMES)
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一部報道にあるのかもしれませんが、Jリーグとして具体的に投げ銭システムに関して機関決定したり、導入等々の判断をしたりしているものではありません。
一方で、試合を家で観戦される方も今後多くなる可能性がある中で、さまざまな形で楽しんでいただくスタイルについては、テクノロジーも含めて日々研究、情報収集をしているところでございます。十分可能性のある一つのシステムだと思いますが、金銭のやり取りに関しては、法体系の整備等々もあると思います。こうした内容は、Jリーグだけではなくて他のスポーツ団体や音楽団体とも連携しながら進めていく内容かもしれません。
(参照:J.LEAGUE.jp)
Jリーグが実際に導入するか否かはまだ検討中のようですが、こちらの取組みも概ね好評でした。
Jの #投げ銭 は素晴らしいアイディアなので是非やってほしいし、コロナ収束後も続けてほしい。
もっと言うと、今後J以上に投げ銭が必要なのは、女子サッカーやその他のマイナースポーツだと思います。
これを機に、スポーツ界で投げ銭システムが普及すると嬉しいですね。https://t.co/5XNj6x7SFB
— はまじ⚽️エンジョイサッカーより今はコロナ (@hamaji99) May 19, 2020
個人的には収益化に関するところは各クラブに任せつつ、先行するクラブがナレッジをシェアするのが良いかなと思う。一律で揃えると遅くなるので、スピードが今は重要。鹿島は率先して事例を共有していきます。
https://t.co/dXvqXWFyJb— 小泉 文明/Fumiaki Koizumi (@Koizumi) May 19, 2020
Jリーグに導入される投げ銭システムで普通の人はプレーに投げ銭するけど、特定の部門にやたらと造詣が深い人たちはチアリーダーのアップとか監督のアップでやたらと投げ銭したりするのか、胸が熱くなるな
— tkq (@tkq12) May 19, 2020
投げ銭の仕組みについては、こちらもご一読ください。
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最後に
リーグ再開後、すぐにスタジアムに行けないのは残念ですが、このような新しい取り組みが色々考えられているのはうれしいですね♪
コロナ禍が収束した後でも、子供が生まれたばかり、けがや病気で入院中など、様々な事情で直接応援に行けない時に利用できるシステムで、その他のスポーツにも波及する可能性を秘めているところも素晴らしいと思います!