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クラブユース選手権 U-15 目指せ全国!その先にあるもの特集

 

全国47の都道府県予選を勝ち上がり、更に9つのエリア予選を勝ち抜いた48チームのみが出場できる、「日本クラブユースサッカー選手権U-15(全国大会)」。
この全国大会で優秀選手に選ばれたプレーヤーだけが出場できる大会があることはご存知でしょうか?
また、惜しくもあと一歩で日本クラブユースサッカー選手権U-15全国大会に届かなかったチームにも、次のステージが待っているのです!

目指せ全国!その先にあるもの特集では、日本クラブユースサッカー選手権U-15全国大会の仕組み、そしてその全国大会に関連して行われる2つの大会についてご紹介します。

▶︎▶︎日本クラブユースサッカー選手権U-15全国大会の詳細はこちら

 目次 

ついに全国大会!優勝へのステップは?

激戦のエリア大会を勝ち抜いて、ついに掴んだ日本クラブユースサッカー選手権U-15全国大会への切符。全チームが目指すのは…そう、もちろん優勝。全国制覇です!
では頂点に立つまでに、一体いくつの試合が待っているのでしょうか?
(※こちらの内容は2019年度の開催実績を基に作成しています)

まずは激戦・グループステージ

全国大会出場の48チームは、まずA~Lの12グループに分かれてグループステージを戦います。グループステージは4チーム総当たりのリーグ戦。各グループ1、2位の24チームと、各グループ3位の中から成績上位(勝ち点→得失点差→総得点→抽選の順に決定)8チームの計32チームだけがノックアウトステージに進出することができます。

グループ分けの組み合わせ抽選は、7月中旬頃(2019年度は7月17日(水))に出場チームの監督または代理人(委任状が必要)によって公開抽選が行われます。これからの戦いを大きく左右する運命の瞬間だけに、会場はかなり緊張感に溢れているようです!

また、同エリアから勝ち上がったチームが同一グループになることはないのか?気になるところですね。
大会要項(2019年度・参照:日本クラブユース連盟HP)には明記されていませんが、2015年度~2019年度の組み合わせを調べてみたところ、出場数が12チームを超える関東以外は同エリアのチームが同一グループになったことはなく、また、関東のチームも3チーム以上が同一グループになったことはありませんでした。この辺りは調整が行われているのかもしれませんね。


2019年度ノックアウトステージ組み合わせ(参照:日本クラブユースサッカー連盟

▶結果など詳しくはこちら

一瞬の隙が勝負を分ける!ノックアウトステージ

グループステージを勝ち抜いた32チームは、ノックアウトステージへ。ここから負ければ終わりのトーナメント戦に突入します。ノックアウトステージの組み合わせは、グループステージの全試合終了後に抽選にて決定されます。1位、2位、3位に分けてフリー抽選が行われ、1位同士では1回戦となるラウンド32で当たらないようになっています。

ノックアウトステージでは、ラウンド32、ラウンド16、準々決勝と3日間連続での激闘を経て、ベスト4まで絞られます。さらに中一日を挟み、準決勝、決勝と勝ち抜いて、ようやく優勝の栄冠を手にすることができるのです。
グループステージを勝ち抜いてきた強豪同士、連戦での疲労と戦いながらの試合は一戦一戦がまさに死闘!ピッチの上の選手のみならず、指導者、ベンチのサポートメンバー、応援団の総力かけての戦いとなります。

優勝までの試合の総数はグループステージ3試合、ノックアウトステージ5試合の計8試合。北海道とはいえ、真夏の連日8試合を勝ち抜く力が必要とされるのです。


2019年度決勝戦の様子と優勝したサガン鳥栖U-15の皆さん(参照:サガン鳥栖アカデミーブログ

▶厳しい戦いを勝ち抜いた、歴代優勝チームはこちら

優秀選手だけが出場できる大会がある!

日本クラブユースサッカー選手権U-15全国大会では、毎年大会期間中にクラブユース連盟の選考委員会によって32名の優秀選手が選出されています。
2019年度は大会MVPとなった鬼木 健太 選手(サガン鳥栖)やMIP・藤田 崇弘 選手(セレッソ大阪)、得点王の池田 怜央 選手(MIOびわこ滋賀)などが選出されました。(詳しくはジュニアサッカーNEWS

この優秀選手だけ(一部除く、詳しくは下記)が出場できる大会があるのをご存知ですか?それが通称「メニコンカップ」、メニコンカップ日本クラブユースサッカー東西対抗戦(U-15)です。

どんな大会?

メニコンカップは、サッカークラブチームに所属する中学生のオールスター戦です。日本クラブユースサッカー選手権U-15の優秀選手および後述するインターシティカップのMVP・MIP、計34名のみが出場することができます。
この34名を所属チームの所在地によってALL EAST(東軍)、ALL WEST(西軍)に分けて40分ハーフの東西対抗戦を行います。

  • 東軍
    北海道、東北、関東、北信越
  • 西軍
    東海、関西、中国、四国、九州

日本クラブユースサッカー選手権U-15大会の10周年を記念して、1995年から毎年名古屋(愛知県)にて開催されています。

東・西どちらが勝っている?

2019年度大会はALL WEST(西軍)が前半終盤に3得点を奪い、4-1で勝利!これまでの通算成績は、EAST11勝、WEST14勝となっており、わずかにWESTがリードしています。

2019年度までの24大会で、6試合がPK戦、7試合が1点差での決着でした。
2019年度はU-15日本代表経験者が10名以上参加し、非常にハイレベルな息をのむような熱戦が繰り広げられました。


2019年度の大会の様子(参照:メニコンカップ公式HP

全国大会へは届かなくても…

JCYインターシティカップ(U-15) EAST/WESTという大会をご存知でしょうか?

この大会は日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会に惜しくも出場ができなかった各地域予選大会上位チームが東(北海道・東北・関東)と西(北信越・東海・関西・中国・四国・九州)に分かれて戦いを繰り広げます。

(引用:日本クラブユースサッカー連盟

あともう少しで日本クラブユースサッカー選手権U-15大会 全国大会に手の届かなかった強豪チームが凌ぎを削る大会で、EAST/WESTの各優勝チームから選ばれた1名は、9月に行われる『メニコンカップ日本クラブユースサッカー東西対抗戦(U-15)』に出場することができます。
(※ メニコンカップ 日本クラブユースサッカー東西対抗戦に出場する選手は、クラブユースサッカー選手権大会の出場チームより選ばれた優秀選手EAST/WEST各16名、JCY インターシティカップEAST/WESTより各1名の17名ずつにより編成されます)

なお、2019年度はEAST鹿島アントラーズノルテWESTガンバ門真が優勝しています。
最優秀選手にはEASTは松本 琉雅 選手(鹿島アントラーズノルテ)、WESTは野口 響稀 選手(ガンバ門真)が選ばれました。

本日のスポーツニュースはこちら

グリーンカードニュース

最後に

これまで9回に渡ってお届けしてきた「週刊クラブユース選手権」楽しんでいただけましたか?
vol.9では【目指せ全国!その先にあるもの特集】をお届けしました。
全国大会に出場を果たした後のイメージはできましたか?
また、全国大会は叶わずとも各地の強豪チームと戦うチャンスが残っているということも知っていて損はありませんね。

さあ、あとは全国大会を全力で目指すだけです!
全国大会を、そしてその先にある高みを目指す皆さんをジュニアサッカーNEWSは応援しています。

こんな特集をしてほしい!などリクエストがありましたらぜひお寄せください。
お待ちしております!
情報提供・閲覧はこちらから

クラブユース選手権U-15特集 バックナンバー
vol.1 目指せ全国!日程・会場特集
vol.2 北海道十勝へ応援に行きたくなる、会場近郊の観光特集
vol.3 歴代優勝チームやMVPを振り返る!特集
vol.4 今、女子達も戦っている!U15女子選手権特集
vol.5 U-15の選手たち、次の進路はどうしてる?特集
vol.6 比べてみました!プレイバック2018高円宮特集
vol.7 全国大会出場チーム遠征記特集
vol.8 みんなのエリアはどうなってるの?特集

この記事を書いたライター

JUNIOR SOCCER NEWSテクニカルマイスターWriter/関西エリア責任者kozaru
1976年10月生まれのてんびん座B型。
大学卒業後、ソフトウェア業界にてプログラマー、システムエンジニアを務めるが、2004年出産を機に退職し子育てに専念。
子供がサッカーを始めたのをきっかけにジュニアサッカーNEWSを知り、ユーザーからライターに応募。2016年1月よりジュニアサッカーNEWSライターとして働き始める。
兵庫、和歌山担当を経て2019年3月より関西エリア責任者を務める。(兵庫2種・3種、和歌山の担当も兼任)

二男一女の母です。
「ひたむきに、まっすぐ、楽しみながら」がモットーです。
幼少期から転勤・転校が多かったため方言バイリンガル。
中学時代はソフトボール部で全中スタッフを体験。優勝チームのピッチャーに惚れこみファンレターを送ったことも。
今でもスポーツは観るのもするのも大好きです。
無観客から有観客の試合も増えてきて、現地での臨場感や一体感に幸せを噛みしめています。

がむしゃらに頑張る姿も、空を見上げてぼーっとする時間も、失敗して落ち込む憂鬱も、仲間とふざけている笑顔も、みんな違ってみんないい。
大会の空気感やチームや選手たちの思いまで、記事にのせることができたらいいな、と日々試行錯誤しています。
いただくコメントや情報のひとつひとつにも、皆さまの思いを感じてとても嬉しいです!これからもともに楽しんでいきましょう♪

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