埼玉県川口市で活動をしている少年サッカークラブ FC arco iris m(FCアルコイリス)。
今回このコロナ禍で4月~5月の2か月間、活動休止を余儀なくされました。
クラブ収入は2ヶ月間連続で実質0になってしまい、長期にわたって準備してきた夢をひとつ断念せざるを得なくなってしまいました。
叶わなかった夢を実現するために、コロナ禍で変わってしまった現状を変えるために、アルコイリス初のクラウドファンディングを試みることにした代表 山野井氏の想いを伺いました。
(写真引用・アルコイリスHP 電話取材・文/choco)
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アルコイリス代表 山野井 善直 氏 インタビュー
【代表】山野井 善直
プロフィール
■資格
・日本サッカー協会公認A級コーチU12
・JFA公認フットサルC級コーチ
・JFA公認キッズリーダー(U6、U8、U10)
■指導歴
・栃木県 今市市立今市中学校
・埼玉県 狭山ブルーファイターズ
・ジュニア スポーツ ネットワーク埼玉
・クーバーコーチングサッカースクール
・2014年~川口市トレセンスタッフ
・2015年~北足立南部トレセンスタッフ
■選手暦
・大室キッカーズ 県大会出場
・今市市立今市中学校サッカー部 県大会出場
・矢板中央高校サッカー部 関東大会出場
・ブラジルサッカー留学 ブラガンチーノ
・東京都フットサル1部リーグ MFP千住
参照サイト:アルコイリスHP
叶えられていないユニフォームの新調
― 今回のコロナで収入がゼロになったことにより、できなくなったことがあると伺いましたが?
山野井代表
選手たちが13年間ずっと公式戦で使い続けたユニフォームを年度替わりに新調する予定だったのですが、実現できていません。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、選手・保護者の命を守りたいと思い、我がチームも4~5月の2ヶ月間は活動休止になりました。
コロナ禍で世の中の状況が変わってしまい、予定していた練習も試合や大会なども全て中止、年間スケジュールも大幅に変更になったため、クラブ収益見込みも不安定なものになりました。
ですが、選手たちは新しくなるはずだったユニフォームを楽しみにしていたのです。
9月から始まる予定の公式戦に間に合うように新しいクラブユニフォームを作り、それを着た6年生の選手たちをピッチに立たせてあげたいと考えています。
今回クラウドファンディングを試みたいと思ったのは、心にも形にも残るものを子どもたちに残したいと思ったからです。
「withコロナ」の中で、みなさんに支えていただき作るユニフォームが実現すれば、このユニフォームはクラブ代々受け継がれ、支えていただいた方々の想いも一緒に後輩たちに受け継がれることになります。
いつも言い続けている「感謝の気持ちを持って行動しよう」という言葉の意味を、選手たちは代々、身をもって経験することに繋がると思うのです。そして選手たちが、みなさんの想いを背に最高のパフォーマンスを見せてくれることを願っています。
また、苦境に置かれたのは自分たちだけではないと思うんです。
自分たちが行動することによって全国で困ってらっしゃる方に勇気を与え、心に響いた方が次に続いてクラウドファンディングを行う。そんなチームが増えることでサッカー業界が活気づいたらいいなという願いも込めて…
子どもたちが前向きになることも大切ですが、大人も前向きになって積極的に動くことが大切だと思います。そして、みなさんと意見交換をしたりして、お互いに支え合っていけたらと…
自分自身、人生の中で初めてサッカーの指導から離れて、サッカーのあるべき姿や意味を考える時間となりました。自分たちが満足するだけではダメなんです。サッカーをやっている仲間が、すべての人の状況が、改善されることを望んでいます。
アルコイリスのクラウドファンディング
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誰しも周りの方に支えられて生きている!子どもたちには感謝の気持ちを忘れないで欲しい
コロナ期間を通じて、子どもたちに持たせたかった感謝の気持ち
― 新型コロナウイルス、チームの活動にどのような影響がありましたか?
山野井代表
このコロナ禍で4月~5月の2か月間、選手・保護者の命を守るため、アルコイリスも活動休止を余儀なくされました。
試合や大会も延期・中止になり、子どもたちもサッカーに関する活動ができなくなりました。
その間も子どもたちとの繋がりは大切にしたいと思い、クラブのコーチ陣によるリフティング動画を配信したり、自宅でのお手伝いカードを配ってチャレンジしてもらったり、福祉施設へ簡易ビニールでエプロンを作成をして寄付したり、さまざまな個々でできる活動を続けていました。
― 自宅でのお手伝いカードですか?サッカーの練習に関係することではなく?
山野井代表
はい、そうです!お手伝いチャレンジカードです!
「続けることの大切さを知って欲しい」「自主的にチャレンジして自ら主体性を持って動けるようになって欲しい」そういう気持ちでカードを配りました。
そして一番は「お手伝いを通して、まずは いつも自分を支えてくれている身近な家族に感謝の気持ちを持って接して欲しい」という願いを込めました。
もちろんリフティングチャレンジカードも配りましたが…(笑)
一人ではできないこともチームで取り組めばできる!
― 素晴らしいチャレンジですね!福祉施設へも手作りエプロンを寄付されたのですね。
山野井代表
コロナ禍でエプロンが足りない事態だと知った時に、クラブやスクール会員とその保護者の協力のおかげもあり、122枚ほど地域の福祉施設へ寄付することができました。簡易的なものですが、ビニールに絵などを描いた手作りエプロンを子どもたちがそれぞれ作ってくれました。テレビにも取り上げてもらったんですよ!
「子どもたちが描いた絵を楽しみながら使いたい、ありがとうございます。」との施設の方からの言葉をいただくとともに、地域の方との交流を通して社会貢献することの大切さを学ぶことができました。
この取り組みから、一人ではできないことも一人一人が協力すれば成し遂げることができると実感して欲しかった。と同時に、たくさんの方が関わって支えてくださる人生の中で、いろんなご縁を大切に過ごして欲しい。
選手たちは「主体的に動くことの大切さ」「支え合うことの素晴らしさ」を感じ取ってくれたのではないかと思います。
アルコイリス
アルコイリスは、スペイン語で「虹」という意味。
子供が持っている無限の光をイメージして、スペインの華麗なサッカーを目指したいという由来。
2007年にクラブを設立、埼玉県サッカー協会・川口4種連盟に加盟をし、現在は、小学生・幼稚園児・保育園児の総勢120名(スクール生含)の選手達が活動中。
理念
【自立】
サッカーを通じた人間教育で「自ら考える選手へ」自分の言葉に責任を持ち、自ら選択・判断する力を身につけること。
【夢】
夢に大きい、小さいはありません。
「1%の可能性、99%の信念、叶えられる人は、1秒前に気づいている」いつも「自ら何かに気づいてやろう」と思って行動をしていくこと。
【地域】
「川口市からプロ選手を育て、緑で人を繋ぎ幸せな明日へ」地域育成クラブ1番を目指し、地域のシンボルとなること。
クラブ合言葉
【ONE FOR ALL , ALL FOR ONE】
ひとりはみんなのために
みんなはひとりのために
主な戦績
2019年
■第43回関東少年サッカー大会南部大会出場
■第43回関東少年サッカー大会埼玉県大会出場ベスト16
■バーモントフットサル埼玉県大会ベスト8
■埼玉県北足立南部地区4種リーグ2位
■川口市卒団記念大会(全17チーム)優勝
2018年
■第12回埼玉県北足立南部地区4種リーグ1位2度目全勝リーグ制覇達成
■第12回埼玉県4種リーグ選手権ベスト32
■2018フットサルフェスタ関東大会ベスト4
■バーモントフットサル埼玉県大会ベスト8
■全日本少年サッカー大会県大会出場
■第13回埼玉県北足立南部地区新人戦大会南部大会出場
■第4回K.S.A SUPER CUP U11(全35チーム)優勝
参照サイト:アルコイリスHP
最後に
電話から聞こえてくる山野井代表の声は元気でハツラツとしていて、明るく前向きで温かみのある人柄が伝わってきました。
お話から知ることができたのは、コロナ禍で苦境に置かれたチームの子どもたち、周りの方々、そしてまだ会ったこともない世界中でサッカーをしている仲間たちの状況が改善されたらと願っている山野井代表の心の深さです。
山野井代表ご自身が、今回のコロナ禍で感じられたサッカーのあるべき姿や、することの意味。その想いや願いが今回のクラウドファンディングに詰まっていると感じました。
「自分が満足するだけではダメなんです。クラウドファンディングをすることによって困ってらっしゃる方に勇気を与え、心に響いた方が次に続いてクラウドファンディングを行う。そんなチームが増えることでサッカー業界が活気づき、サッカーをやっている仲間が、すべての人の状況が改善されることを望んでいます。」という山野井代表の心からの言葉が、たくさんの方に伝わることを切に願います。
アルコイリスのクラウドファンディング応援お待ちしています!
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