今回は、「縁を大切にする」ことの意味について、FCアルコイリス(埼玉)の山野井監督のコラムをご紹介します。
スポーツ選手は一人では上達することはできません。
指導者、チームメイト、支えてくれる家族、対戦相手、様々な人に支えられて競技ができるのですが、日常の中でそのことを忘れがちではないでしょうか。
しかし子ども達は、なかなかこういった発想にはたどり着けないものです。
ぜひ、何かの機会にお話をしてあげて欲しいなと思います。(編集部)
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「縁を大切にする」ことの意味
縁とは「結びつく」「交わる」ということです。
出会いを、自分の中に取り入れるということです。
タネは、土と出会うことで、自分の環境を整えることができます。
水と出会うことで、成長することができます。
日光と出会うことで光合成ができ、さらに成長します。
時には大雨、大風という厄介な存在も必要になります。
大雨、大風を経験することで、しっかり根が伸び、雨や風にも負けない力強い根っこを持つようになります。
人が生きていくときにも、さまざまな出会いが必要なのです。
いえ、むしろ出会いがなければ、種と同じように、まったく育たないのです。
「縁を大切にして生きなさい」とは「出会いを大切にして、自分の中に取り入れて、吸収しなさい」ということです。
『出会いを大切にしないと、あるところで成長は止まってしまいます。』
タネはタネだけでは成長しないように、自分も自分だけでは成長しないのです。
人間も、家族、恩師、友人、そのほかの数多くの人と出会うことで、大きく成長するのです。
時には、嫌いな人、苦手な人との出会いも必要です。
そうした出会いによって、あなたの精神的な免疫力が養われ、さらに強く生きていくことができるようになります。
すべての出会いに意味があり、自分のためになっているのです。
今の自分がいるのも偶然ではなく、必然だと思う、今日この頃。
クラブの選手、保護者の皆さん、地域の方々には、感謝ばかりです。
本当に日々成長させてもらっていますし、選手にももっと成長してもらいたいと思っています。
『学ぶ事をやめてしまったら、教える事を辞めなければならない。』
この言葉常に自分の中に入れています。
→アルコイリス監督コラムはこちら!(FC アルコイリス公式HP)
寄稿:FCアルコイリス(埼玉県) 代表 山野井 善直