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2018年高校総体 桐光学園高校(神奈川県代表)のインターハイを振り返る


写真(参照:桐光学園高校サッカー部公式Facebook

2018年高校総体 桐光学園高校(神奈川県代表)のインターハイを振り返る

戦績

1回戦  桐光学園 3-0 一条高校
2回戦  桐光学園 1‐1(PK9-8) 習志野
3回戦  桐光学園 3‐1 明秀日立高校
準々決勝   桐光学園 5-0 富山第一高校
準決勝  桐光学園 3‐2  昌平高校
決勝  桐光学園 1-2 山梨学院

2018年度インターハイ全試合の結果はこちらから

出場メンバー(☆:キャプテン)

ポジション/ 学年 / 氏名 / 前所属

GK 3年 丸山 拓郎 GRANDE
GK 3年 宍戸 凜 桐光学園中
GK 1年 北村 公平 横浜F・マリノスJY追浜
GK 1年 桃井 玲 FC東京U-15むさし
DF 3年 金子 開研 横浜F・マリノスJY
DF 3年 内田 拓寿 FC多摩
DF 3年 望月 駿介 FC多摩  ☆
DF 3年 岡 孝樹 FC渋谷
MF 3年 田中 彰真 FC東京U-15むさし
MF 3年 國谷 敦史 GRANDE
MF 2年 中村 洸太 東急Sレイエス
MF 3年 中川 優 大豆戸FC
MF 3年 松永 陽平 クラブ与野大宮
MF 1年 奈良坂 巧 CLUB TEATRO JY
FW 3年 阿部 龍聖 FC多摩
FW 2年 西川 潤 横浜F・マリノスJY
FW 3年 敷野 智大 桐光学園中
FW 3年 鷲塚 蓮 平塚市立金旭中
FW 3年 西牧 蓮 横浜FC鶴見
FW 2年 佐々木 ムライヨセフ 横浜F・マリノスJY追浜

※全国大会の登録メンバーとは異なる場合があります。高校総体公式から発表され次第反映いたします。

参照:桐光学園高校サッカー部公式HP、高校サッカーダイジェスト

1回戦:vs一条高校

前半立ち上がりから桐光学園が主導権を握りますが、決定機を決めきれず 前半5本のシュートをはなつも0-0で折り返します。

後半開始2分にPKを獲得した桐光学園は、U-16日本代表でもある西川潤選手が落ち着いて決め1-0。待望の先制点を獲得します。勢いに乗った桐光学園は、キャプテンの望月駿介選手が48分、61分と2ゴールを決め3-0。DF陣の堅守もひかり、後半は一条高校にシュートを打たせることなく、3-0で初戦突破を果たしました。

2回戦:vs習志野高校

試合開始から桐光学園ペースで進みます。前半11分、CKからのこぼれ球をFW 敷野智大選手がFW佐々木 ムライヨセフ選手にアシスト。これをFW佐々木選手が押し込み、先制。1-0で前半を折り返します。

後半4分、反撃に出た習志野高校のシュートが桐光学園のネットを揺らし1-1。前後半で1本のシュートの、その1本を決められ試合は振り出しに戻ります。桐光学園も追加点獲得のため攻勢に出ますが、後半終了となりPK戦に突入。

習志野高校   10 ○ 5 ○ 2 ○ 13 ○ 9 ○ 16 ○ 8 ○ 4 ×
桐光学園         10 ○ 7 ○ 5 ○ 16 ○ 6 ○ 8 ○ 3 ○ 4 ○

サドンデスとなったPK戦、8人目のDF内田拓寿選手が落ち着いて決め 勝利!3回戦へと駒を進めました。

3回戦:vs明秀日立高校

勢いに乗る桐光学園は連戦の疲れも見せず、前半から明秀日立高校を攻め立てます。12分、MF 国谷敦史選手のFKを相手DFがクリアミス。それに反応したDF 内田拓寿選手が見事なボレーシュートを決め先制し、前半を1-0で折り返します。

後半48分、明秀日立高校の反撃が実り1-1に。同点に追いつかれた桐光学園は、61分、FW 西川潤選手からのスルーパスに反応したMF 田中彰真選手が追加点、アディショナルタイムには、ここまで体を張って競ってきたFW 敷野智大選手のヘディングシュートが決まり3-1として3回戦を勝利!準々決勝への切符を手にしました。

準々決勝:vs富山第一高校

1戦1戦を確実に勝つことを目標に揚げた桐光学園は、序盤から富山第一高校に猛攻を仕掛けます。開始5分、大会屈指のFW 西川潤選手が右からのクロスをダイレクトで合わせ先制点。26分、DF金子開研選手が左足であげたボールがそのままゴールに吸い込まれ追加点。アディショナルタイムには、FW  西川潤選手がさらに華麗な追加点をあげ、3-0で折り返します。

後半に入り富山第一高校が反撃するも、DF 内田拓寿選手とDF 望月駿介選手を中心にした桐光学園の守備は堅く、富山第一高校のチャンスの芽を確実に摘んでいきます。攻撃では、56分、MF佐々木ムライヨセフ選手が4点目をあげると、試合終了間際の68分、自身ハットトリックとなる5点目をFW 西川潤選手が決め、快勝!攻守ともに圧倒した桐光学園は準決勝進出決定!ベスト4となりました。

準決勝:vs昌平高校

両校ともエネルギッシュでハイレベルな立ち上がりでしたが、昌平高校が次第に主導権を握っていくと桐光学園は我慢の時間になります。しかし、今大会中にも進化を遂げている桐光学園守備陣は、昌平高校の猛攻をしのぎ、0-0で前半を折り返します。

後半開始5分、ショートコーナーからの綺麗な崩しから DF内田拓寿が待望の先制点!焦りからか前へ出た昌平高校の後ろを、DF金子開研選手の縦パスに反応した FW西川潤選手が左足で決め、立て続けに2-0とします。さら3分後、キャプテンである望月駿介選手がCKを頭で合わせ3点目。試合を3-0としたところで、雷による4時間30分の中断を余儀なくされます。

試合再開後 3点を返したい昌平高校が猛攻を仕掛け、55分、72分に2点をあげ3-2とするも試合終了のホイッスル。6時間超えの熱戦を制した桐光学園が、学園初の決勝進出を決めました。

決勝:vs山梨学院

8月13日。気温32.5度。晴。決勝戦はお互いが初優勝をかけた戦いとなりました。

序盤ペースを握ったのは桐光学園。前半20分、右からのクロスに合わせたFW西川潤選手が見事なヘディングシュート。先制点を奪います。1点を返したい山梨学院も、追加点の欲しい桐光学園もお互い譲らずハイレベルな攻防戦となり、会場はその数々のプレーに魅了され、沸きます。

桐光学園は後半に入っても攻守陣とも集中を切らさず、山梨学院のゴールを再三狙いますが相手GKのファインセーブに阻まれ追加点があげられません。そこへ後半アディショナルタイム、反撃のカウンターに出た山梨学院が桐光学園のゴールに1点を返し、終了間際に同点1-1に。試合は前後半の延長戦へともつれこみます。

延長前半5分、山梨学院FWのシュート性のクロスからゴール前での攻防が生まれ、桐光学園 痛恨のオウンゴール。試合は1-2となります。同点、逆転を目指し、延長後半終了間際まで諦めず走り攻めた桐光学園でしたが、山梨学院のゴールをこじ開けることができず、 惜敗。

───桐光学園の2018年度高校総体は、準優勝という結果となりました。

動画特集

桐光学園vs三浦学苑 前半1/2

桐光学園vs三浦学苑 前半2/2

桐光学園vs三浦学苑 後半1/2

桐光学園vs三浦学苑 後半2/2

最後に

1学年20人弱。少数精鋭の「桐光学園」は、その絆もとても強いものでしょう。献身的なプレーのFW、才能の塊の選手、突破力のあるMF、強固な2枚のCB、チーム全員が全員のために走り、進化し、大きく成長した大会だったのではないでしょうか。桐光学園のみなさん、高校初の全国大会準優勝、おめでとうございます!今後のみなさんのご活躍を楽しみに応援しています!

この記事を書いたライター

JUNIORSOCCER NEWSニュース副編集長/東海エリア責任者anan
2017年11月からジュニアサッカーNEWSのライターをしています。
地元のサッカー界を盛り上げたいと始めたお仕事でしたが、気付けば全国のサッカー少年を涙ながらに応援する「ただの親戚のおばさん」に。
ひたむきに頑張っている子どもたちを 心から尊敬しています。

小さなことでも、何かひとつでも、みなさんのお役に立てるような情報をお届けできたらと思っています。

小さなことでも、何かひとつでも、みなさんから教えていただければ嬉しいです。

これからも どうぞどうぞよろしくお願いいたします。

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