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因縁の対決、初出場校を待ち受けるもの、…2017年度高校総体(インターハイ)の見どころはこちら!

2017年度高等学校総合体育大会(インターハイ、総体)の全国都道府県代表が出そろいました。毎年夏に繰り広げられるこの大会は、高校年代の集大成である選手権に向けての前哨戦となると同時に、スカウティングが全国からやってくる注目大会の1つでもあります。

昨年度の大会及び今年度今までの戦績を参考に、今年度の見どころをまとめてみました。あくまで個人的な判断基準なので、みなさんの感想や応援メッセージもぜひ一番下のコメント欄からお寄せください。

全国大会の情報はこちら
全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会 (男子インターハイ)

各大会の詳細はこちらから
【2017年度インターハイ(インハイ・高校総体)まとめ】真夏のピッチに灼熱の闘志を!全都道府県結果出そろいました!

出場校一覧

47都道府県代表55校はこちら

北海道エリア

北海道第1代表:大谷室蘭高校(4年ぶり29回目)
北海道第2代表:旭川実業高校(2年ぶり5回目)

東北エリア

秋田県代表:秋田商業高校(3年連続33回目)
岩手県代表:遠野高校(4年ぶり20回目)
青森県代表:青森山田高校(18年連続21回目)
宮城県第1代表:仙台育英高校(2年連続18回目)
宮城県第2代表:東北学院高校(17年ぶり10回目)
山形県代表:山形中央高校(2年連続11回目)
福島県代表:尚志高校(8年連続10回目)

北信越エリア

福井県代表:丸岡高校(4年ぶり30回目)
長野県代表:市立長野高校(2年連続2回目)
富山県代表:富山第一高校(4年ぶり26回目)
新潟県代表:日本文理高校(初)
石川県代表:星稜高校(6年連続26回目)

関東エリア

群馬県代表:前橋育英高校(3年ぶり14回目)
茨城県代表:鹿島学園高校(2年連続7回目)
栃木県代表:真岡高校(4年ぶり10回目)
山梨県代表:帝京第三高校(2年ぶり10回目)
千葉県第1代表:流経大柏高校(3年連続14回目)
千葉県第2代表:市立船橋高校(5年連続27回目)
東京都第1代表:関東一高校(3年連続4回目)
東京都第2代表:実践学園高校(5年ぶり3回目)
埼玉県第1代表:昌平高校(2年連続2回目)
埼玉県第2代表:浦和西高校(30年ぶり2回目)
神奈川県第1代表:東海大相模高校(初)
神奈川県第2代表:日大藤沢高校(2年ぶり8回目)

東海エリア

三重県代表:三重高校(2年連続4回目)
岐阜県代表:帝京大可児高校(2年連続5回目)
愛知県第1代表:中京大中京高校(5年連続20回目)
愛知県第2代表:名経大高蔵高校(初)
静岡県代表:静岡学園高校(2年連続6回目)

関西エリア

奈良県代表:一条高校(2年連続7回目)
兵庫県代表:市立尼崎高校(初)
滋賀県代表:近江高校(初)
和歌山県代表:初芝橋本高校(3年ぶり14回目)
京都府代表:京都橘高校(2年連続4回目)
大阪府第1代表:東海大仰星高校(12年ぶり3回目)
大阪府第2代表:阪南大高校(4年ぶり2回目)

中国エリア

岡山県代表:岡山学芸館高校(3年連続4回目)
島根県代表:立正大淞南高校(10年連続12回目)
鳥取県代表:米子北高校(10年連続13回目)
広島県代表:広島観音高校(10年ぶり3回目)
山口県代表:高川学園高校(3年ぶり21回目)

四国エリア

愛媛県代表:済美高校(10年ぶり4回目)
高知県代表:明徳義塾高校(2年ぶり9回目)
香川県代表:香川西高校(2年連続10回目)
徳島県代表:徳島市立高校(4年連続16回目)

九州エリア

福岡県代表:東福岡高校(6年連続15回目)
熊本県代表:東海大熊本星翔高校(39年ぶり2回目)
大分県代表:柳ヶ浦高校(3年ぶり2回目)
佐賀県代表:佐賀東高校(2年連続13回目)
長崎県代表:長崎総科大附属高校(2年連続3回目)
宮崎県代表:日章学園高校(2年連続13回目)
鹿児島県代表:神村学園高等部(6年ぶり4回目)
沖縄県代表:那覇西高校(2年連続15回目)

初出場校に来るのは「インハイの波」か?「魔物」か?

2017年度のインターハイ初出場校は5校です。初出場校と言えば、場に飲まれるのか、ほとんどが初戦敗退してしまうのですが、昨年度の昌平(埼玉)のように、初出場いきなりベスト4という波に乗る高校も時折出てきます。

初出場校は激戦の県大会を経て、県内の強豪校に上回ってきたという自信と勢いがあります。インターハイを目前にして、「インターハイ=ゴール」となって収まってしまうのか、それとも再度モチベーションを修正し、全国制覇を目指して各県の有名校に立ち向かっていけるのか。2017年度インターハイ初出場校がどこまで上り詰めるか、要注目です。

新潟県代表:日本文理高校(初)
神奈川県第1代表:東海大相模高校(初)
愛知県第2代表:名経大高蔵高校(初)
兵庫県代表:市立尼崎高校(初)
滋賀県代表:近江高校(初)

都道府県連覇校は「去年の戦績」を越えられるか?

2016年度に引き続き、高校総体各県の代表となっている「連覇校」。連覇校の課題は、まず2016年度を上回る戦績を収められるかというところにあるのかもしれません。昨年度高校総体全国大会の舞台を踏んだ選手も多く登録されています。2017年度は、2016年度ベスト4の高校がすべてまた出場することになりました。昨年度の激戦と同じカードがもう一度見られるかもしれません。

今年は去年の実績を越えられるかも、注目のひとつです。※戦績は2016年度のものですが「○県○代表」は2017度のものです。

2016年度戦績はこちら

2016年度優勝校

千葉県第2代表:市立船橋高校(5年連続27回目)

2016年度準優勝

千葉県第1代表:流経大柏高校(3年連続14回目)

2016年度ベスト4

青森県代表:青森山田高校(18年連続21回目)
埼玉県第1代表:昌平高校(2年連続2回目)

2016年度ベスト8

鳥取県代表:米子北高校(10年連続13回目)
静岡県代表:静岡学園高校(2年連続6回目)

2016年度ベスト16

石川県代表:星稜高校(6年連続26回目)
茨城県代表:鹿島学園高校(2年連続7回目)
宮崎県代表:日章学園高校(2年連続13回目)

2016年度2回戦敗退

福島県代表:尚志高校(8年連続10回目)
東京都第1代表:関東一高校(3年連続4回目)★
岐阜県代表:帝京大可児高校(2年連続5回目)
京都府代表:京都橘高校(2年連続4回目)
島根県代表:立正大淞南高校(10年連続12回目)★
香川県代表:四学香川西高校(2年連続10回目)
福岡県代表:東福岡高校(6年連続15回目)★
長崎県代表:長崎総科大附属高校(2年連続3回目)
★印の高校は、2回戦からの出場だったため、2回戦が初戦となります。

2016年度1回戦敗退

秋田県代表:秋田商業高校(3年連続33回目)
宮城県第1代表:仙台育英高校(2年連続18回目)
山形県代表:山形中央高校(2年連続11回目)
長野県代表:市立長野高校(2年連続2回目)
三重県代表:三重高校(2年連続4回目)
愛知県第1代表:中京大中京高校(5年連続20回目)
奈良県代表:一条高校(2年連続7回目)
岡山県代表:岡山学芸館高校(3年連続4回目)
徳島県代表:徳島市立高校(4年連続16回目)
佐賀県代表:佐賀東高校(2年連続13回目)
沖縄県代表:那覇西高校(2年連続15回目)

都道府県連覇校に「因縁の対決」は来るか?

2016年度に全国上位への夢を阻んだあの「因縁の対決」はまた来るでしょうか?対戦カードをまとめました。戦績は2016年度のものです。2017年度の出場校55校のうち、昨年度の出場校は28校。半分以上の確率で1回戦にこれらの組み合わせが実現してしまいます。

因縁の対決一覧はこちら

東北エリア

青森山田 (vs流経大柏)
2016年度 準決勝 流経大柏 2-1 青森山田

秋田商業 (vs市立船橋)
2016年度 1回戦 秋田商業 0-3 市立船橋

北信越エリア

星稜 (vs米子北)
2016年度ラウンド16 星稜 1-1(PK3-4)米子北

関東エリア

鹿島学園 (vs青森山田)
2016年度 ラウンド16 鹿島学園 0-1 青森山田

流経大柏 (vs市立船橋)
2016年度 決勝 流経大柏 0-1 市立船橋

関東第一 (vs市立船橋)
2016年度 2回戦 関東第一 1-0 市立船橋

東海エリア

静岡学園 (vs昌平)
2016年度 準々決勝 昌平 1-0 静岡学園

中京大中京 (vs青森山田)
2016年度 2回戦 中京大中京 2-4 青森山田

関西エリア

京都橘 (vs岡山学芸館)
2016年度 1回戦 京都橘 3-0 岡山学芸館

一条 (vs静岡学園)
2016年度 1回戦 一条 0-5 静岡学園

中国エリア

立正大淞南 (vs青森山田)
2016年度 2回戦 立正大淞南 2-4 青森山田

米子北 (vs青森山田)
2016年度 準々決勝 米子北 1-2 青森山田

九州エリア

東福岡 (vs昌平)
2016年度 2回戦 東福岡 2-3 昌平
東福岡のインハイ3連覇の夢に立ちふさがったのが、初戦(昌平には2回戦)で迎えたこのカードでした。最後まで行方の分からなかったこの対決、今年このカードは実現するでしょうか?

佐賀東 (vs尚志)
2016年度 1回戦 佐賀東 1-2 尚志

高校生の実力リーグ、プレミア&プリンスリーグ戦績は?

高校生のリーグは次のような順序となっています。

プレミアリーグEAST/WEST>プリンスリーグ各地域>エリアリーグ>県リーグ>各地区リーグ

頂点に立つプレミアリーグEAST/WESTに参加している高校が、出場校の中で5校あります。また、各地でプリンスリーグに参加している高校もあります。毎年熾烈なリーグ戦と、入れ替え戦が行われ、どんどん新陳代謝されているリーグです。プレミアが日本のトップレベルの高校生リーグです。もちろん、J下部組織も参加しています。

代表校のプレミア&プリンスの参加情報と暫定順位はこちら

プレミアリーグの参加状況

プレミアEASTに青森山田(暫定1位)と市立船橋(暫定10位)が参加しています。※順位は第6節終了時のものです。
今年度直接対決は1-0で青森山田が市立船橋に勝利しています。

プレミアEAST暫定得点王の郷家 友太選手青森山田、6得点)、3得点の中村 駿太選手青森山田)、郡司 篤也選手市立船橋)、2得点の檀崎 竜孔選手青森山田)など、青森山田の並外れた得点力が目立つ今年度リーグです。

プレミアWESTには東福岡(暫定4位)と米子北(暫定6位)、阪南大高(暫定8位)が参加しています。※6節終了時
今年度直接対決は
東福岡 2-0 阪南大高
米子北 0-0 阪南大高
となっています。東福岡と米子北の直接対決は7月1日に予定されています。

プレミアWEST2得点の馬場 琢未選手米子北)、同じく2得点の長尾 宏清選手東福岡)、木橋 朋暉選手東福岡)、守田 怜司選手東福岡)など、西日本(WEST)では東福岡の得点力が注目です。得点力同士の対決として東福岡と青森山田のカードが出たら注目ですね。

最新情報はこちら
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017プレミアリーグEAST
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017プレミアリーグWEST

プリンスリーグの参加状況

プリンスリーグ北海道
大谷室蘭、旭川実業共にプリンスリーグ北海道に参加しています。第5節終了時の戦績は以下のようになっています。
暫定2位:大谷室蘭
暫定3位:旭川実業
最新情報は高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ北海道

プリンスリーグ東北
青森山田高校2nd、尚志仙台育英遠野山形中央が参加しているリーグです。
9節終了時の順位は
暫定1位;青森山田2nd(トップチームはプレミアリーグに加盟)
暫定3位:尚志
暫定4位:仙台育英
暫定5位:遠野
暫定8位:山形中央
となっています。
最新情報は高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ東北

プリンスリーグ北信越
プリンスリーグに富山第一星稜日本文理が参加しています。第9節終了時の順位は
暫定首位:富山第一
暫定4位:星稜
暫定5位:日本文理
となっています。
最新情報は高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ北信越

プリンスリーグ関東
前橋育英流経大柏鹿島学園が参加しています。
第6節終了時の順位は
暫定首位:前橋育英
暫定5位:流経大柏
暫定9位:鹿島学園
となっています。
最新情報は高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ関東

プリンスリーグ東海
静岡学園帝京大可児中京大中京が参加しています。
第6節終了時の順位は
暫定5位:静岡学園
暫定6位:帝京大可児
暫定7位:中京大中京
となっています。
最新情報は高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ東海

プリンスリーグ関西
京都橘東海大仰星が参加しています。第7節終了時の順位は
暫定2位:京都橘
暫定5位:東海大仰星
となっています。
最新情報は高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ関西

プリンスリーグ中国
立正大淞南岡山学芸館広島観音が参加しています。
第6節終了時の順位は
暫定2位:立正大淞南
暫定5位:岡山学芸館
暫定10位:広島観音
となっています。
最新情報は高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ中国

プリンスリーグ四国
徳島市立明徳義塾香川西が参加しています。
第5節終了時の順位は
暫定3位:徳島市立
暫定6位:四学香川西
暫定9位:明徳義塾
となっています。
最新情報は高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ四国

プリンスリーグ九州
長崎総科大附日章学園神村学園が参加しています。
第7節終了時の順位は
暫定1位:長崎総科大附
暫定2位:日章学園高校
暫定5位:神村学園高等部
となっています。
最新情報は高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ九州

今年も千葉勢の席巻なるか?

2016年度の決勝戦は千葉ダービーとなりました。今年は千葉県予選で市船を流経大柏が抑え、それぞれ第1代表、第2代表として出場します。2016年度も第1代表は流経大柏、第2代表は市立船橋で、この順序は決勝で逆転しました。

リーグ戦参加状況は市船がプレミア、流経大柏がプリンス関東です。高校総体ではまた決勝で会うことができるでしょうか。

青森山田はどこまで王座に迫れるか?

2016年度高校総体はベスト4でしたが、2016年度冬、第95回全日本高校サッカー選手権では初優勝を遂げたのが青森山田高校です。今年度はまさに破竹の勢い、「いつ失点するのか」「いつ負けるのか。というか、負けることはあるのか」(総体青森県予選でいただいたコメント)と話題になってしまうほどの勢いを見せている高校です。東日本では間違いなく1番の得点力を誇ります(プレミアEAST暫定1位)。

プレミア得点王を擁する青森山田、今年はインターハイと選手権、U-18高円宮チャンピオンシップ優勝の3冠に一番近い位置にいます。まず1冠め。注目です。

東福岡の復権なるか?

2014年度・2015年度高校総体全国大会連覇を成し遂げているのが東福岡高校です。2016年度はまさかの2回戦敗退で、県内外の話題を呼びました。プレミアWESTでは6月末現在暫定4位、西日本の高校では実力一番といって差し支えないでしょう。

「赤い彗星」の異名を持つ攻撃力とフィジカルの強さ、突破力を再度全国の舞台で輝かせることができるか?4度目の優勝に期待がかかります。

過去優勝校の復権は?

過去に優勝したことのある高校が今大会も8校全国大会に出場します。戦績は過去のものとは言え、一度全国を制覇したという実績は、現在在籍しているサッカー部員たちの誇りにもなっていると思われます。

今回出場する過去優勝校はこちら

青森
2005 青森山田
秋田
1968 秋田商業
群馬
2009 前橋育英
千葉
1987 市立船橋
1988 市立船橋
1998 市立船橋
2001 市立船橋
2008 流通経済大柏・市立船橋(落雷によって決勝戦が中止となり、同時優勝)
2010 市立船橋
2007 市立船橋
2013 市立船橋
2016 市立船橋
広島

2006 広島観音
徳島
1992 徳島市立
福岡
1997 東福岡
2014 東福岡
2015 東福岡

全国大会はこちら
全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会 (男子インターハイ)

各大会の詳細はこちらから
【2017年度インターハイ(インハイ・高校総体)まとめ】真夏のピッチに灼熱の闘志を!全都道府県結果出そろいました!

最後に

2017年度の高校総体は、宮城にて7月28日開幕です。情報は随時お伝えしていきますので、情報お待ちしています!

 

この記事を書いたライター

JUNIOR SOCCER NEWS統括編集長/事業戦略部水下 真紀
Maki Mizushita
群馬県出身、東京都在住。フリーライターとして地方紙、店舗カタログ、webサイト作成、イベント取材などに携わる。2015年3月からジュニアサッカーNEWSライター、2017年4月から編集長、2019年4月から統括編集長/事業戦略部。2023年1月からメディア部門責任者。ジュニアサッカー応援歴17年。フロンターレサポ(2000年~)

元少年サッカー保護者、今は学生コーチの親となりました。
見守り、応援する立場からは卒業しましたが
今も元保護者たちの懇親会は非常に楽しいです。

お子さんのサッカーがもたらしてくれるたくさんの出会いと悲喜こもごもを
みなさんも楽しんでくださいますように。

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