アーチは足だけの問題じゃない!
足のアーチの形が良い人と悪い人では、どこに影響が出てくると思いますか?
研究途中なのですが、「脳」と「自律神経」にも関係があるのではないか、と考えられているそうです。
アーチの形によって姿勢は変わります。姿勢が変わると、使う筋肉が変わります。使う筋肉が変わると、脳に刺激が入る場所が変わります。この結果、悪い足の形の人と良い足の形の人の脳への刺激の違いがあるのではないかという実証実験が行われています。
自律神経にも良い影響を与えるのではないかという実験も進んでおり、早ければ2017年7月には結果を発表できる段階になるのではないか、ということでした。
簡単にできるチェック方法
①お子さんの足の3点にシールを貼りましょう。
・かかとの真ん中
・足首の真ん中(後ろ側)
・ふくらはぎの真ん中
②立った状態で、後ろから写真を撮ります。
必ず左右の足を平行にした状態で撮影してください。
③パソコンに取り込み(写真にしてももちろんOK)、シールを線で結びます。フリーハンド禁止。
④眺めます。
3つの点を結んだ点はまっすぐですか?
実際に、スポーツ少年2人(小学生)に写真を撮らせてもらいました。
正しい足は「まっすぐ」なんです(!)。この線がまっすぐでないと、膝、足首などに余分な衝撃が加わってしまうため、故障の原因になってしまう可能性があります。
あなたのお子さんの足はいかがですか?
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アーチを支えるインソール
▲この方もアーチは「低い」でした。鍛えてある足でしたが…。(画面右は解説のBMZ山中さん)
アーチを作るには、足裏の筋肉を鍛える必要があります。運動していない大人のアーチが低いのは、足裏の筋肉がすっかり怠けてしまっているからです(反省)。
運動しているお子さんでアーチがない、あるいは形が悪い場合は、まず裸足で生活させることが大切です。スリッパも不要です。もちろん家の中だけで大丈夫です。靴下は足指が開きやすい5本指をおすすめします。
そして、アーチが正しい位置になるよう支えてくれるインソールを選んでください。アーチそのものを固めてしまうインソールはNGです。衝撃が吸収されず、足裏の筋肉がインソールに頼ってしまって発達しにくくなるからです。
BMZのインソールは、サッカー練習用の靴はもちろんですが、普段はいているスニーカーに入れることもおすすめです。1日のうちお子さんが靴を履いている時間は結構長いです。そして、スポーツを続けるなら、靴を履いている時間は小学生→中学生→高校生…とだんだん長くなっていきます。
お子さんの選手生命を支えるのは、足です。お子さんの足をぜひ後ろから眺めてみましょう。立った状態で、かかと、足首の真ん中、ふくらはぎの線が一直線になっているかどうか、確認してあげましょう。
自分の体の管理は難しいものです。自分の足は後ろからは見えません。ぜひ、お子さんの選手生命のために、保護者の方が支えてあげてください。
最後に
このスキャナーを借りて行って、みなさんとみなさんのお子さんの足を測りたい!という衝動に駆られました。自分の足なんて、後ろから見たことありますか?写真でも気付かなかった歪みが数値で出てくると、それはもはや衝撃です。取材翌日から、ウォーキングを始めました。ちょっと本気でがんばります。
インソールはサッカーしている息子用、と思っていましたが、息子の心配もさることながら自分の心配もしなければならないことに気づきました。ストックしてあったBMZインソールをスニーカーにはめて歩いてます。違和感は特にありません。歩けない将来とかイヤすぎます。
「すくすく育つ」という言葉がありますが、歪んでいてはすくすく育ちません。体の機能も、歪んでいてはどこかに力が分散してしまいます。生まれ持った力を100%発揮したり、教わったことを100%活かすためには歪みはできるだけ少ないほうがいいのです。
お子さんも、そして元気でいなければならない私たち保護者も、足の健康を見直してみませんか?