2017年5月25日(木)~28日(日)の4日間、「2017ナショナルトレセンU-14前期」が栃木県(東日本)、大阪府(中日本)、大分県(西日本)で実施され、217人のナショトレメンバーが参加しました。
今年度のテーマは「サッカーをしよう・サッカーの本質を追求しよう」。全国各地から選出されたメンバーは良きライバルとして切磋琢磨し合い、高いレベルの指導・環境のもと、攻守において主導権を握るサッカーを目指してトレーニングを重ねました。
ナショトレ東日本会場に参加した4名の参加者のコメントがJFAより発表されたので紹介します。
コーチコメント
池内豊 ユース育成サブダイレクター
整備された天然芝のグラウンド、森の中のコテージでの宿泊等、素晴らしい環境の中で東日本が行われました。ピッチ内では「守備の意識を高める」1対1の攻防も実施。「動きながらのプレーの習慣化」「プレーの質の追求」も行いました。また、「観る」ことへのアプローチも同時に行い、それぞれの選手個人差はありましたが、初日と最終日には、疲労があったにも関わらず大きな違いが生まれてました。ピッチ外では、ガイダンスでトレセンのコンセプトを伝達し、U-15日本代表の有馬監督のレクチャーやFIFA U-20ワールドカップの日本戦を全員で観戦して応援するなどピッチ外でも充実した時間を過ごしました。期間を通してU-13では、若干名のケガ人が出た程度で、U-14においては厳しい要求をしていったにも関わらずケガ人が出なかったことも成果でした。
このトレセンの準備では前日と初日の午前中を利用して、トレーニング内容を指導実践をしながら確認していきました。そこには栃木県の指導者の人たちがプレーヤー役として参加してくださり、活発なディスカッションも生まれていました。選手達が最後のゲームで力を出し、終了後には、ほとんどの選手に笑顔が生まれていたことはこのトレセンの充実度を表していると思います。長いサッカー人生において、この活動が彼らにとっては、ほんの通過点ですが、今後の活動に大きく影響してくれることを信じて、また、会える日を楽しみに、このトレセンは終了しました。環境を整えてくださった施設の関係者の皆様、栃木県の指導者の皆様、地域スタッフの皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。
U-13選手コメント
山口輝星 選手(三菱養和サッカークラブ調布ジュニアユース)
選ばれた時は同じ東京で頑張っている仲間の分まで責任を感じました。実際に参加してみて、生活面ではみんなで協力して生活することや、プレー面ではレベルの高い中でトレーニングをつめたことで自信になりました。ボールを取られた後に直ぐに取り返しにいけなかったり、ハードワークが足りていなかったことに気づけた点も良かったです。今回得た経験をチームに持ち帰ってプレーで表現したいです。
柳欧治郎 選手(ウインズフットボールクラブ U-15)
今回のナショナルトレセンでは、4月に参加したエリートプログラムでトラップやパスの精度が悪かったので、それを修正したいという課題をもって臨みました。生活面では他の地域のメンバーとも楽しくコミュニケーションが取れたことも良かったです。新たにシュートの精度やファーストタッチ、プレーに緩急をつけることなど課題も見つかったので、これからの練習では意識して取り組みたいです。
U-14選手コメント
菊池季汐 選手(北海道コンサドーレ札幌U-15)
自分の今いる位置を確認することを目的に参加しました。前回参加したエリートプログラムでは不本意な結果のまま終わってしまったので、その時の課題を少しでも改善し、また他のプレーヤーの良いプレーを盗みたいと思いました。トレーニングではイージーミスが多かったので、そういったミスは日頃のトレーニングでも意識して減らしていきたいと思いました。期間中にU-20日本代表の試合を観て、より代表に入りたい思いが強まりました。自分の長所を延ばしていつか日の丸を背負ってプレーできるように頑張ります。
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最後に
今回のナショトレU-14前期に参加した選手、指導者の皆様はお疲れ様でした。ハイレベルな環境での4日間のトレーニングで各自収穫があったのではないでしょうか。今後の皆様の活躍も楽しみです。
ナショナルトレセンに関する情報があればまた配信いたします。