2018年度ナショナルトレセン(U-14)後期交流戦が11月23日~25日に行われました。この大会はJFAに発表された参加メンバーのデータをもとに分析をしています。
従来のトレセン情報ですと、複数の保護者の方から、すでに「このメンバー表の身長が前期のまま、本人は伸びているのに身長が書き換えられていません」「所属チーム名が間違っています」「申請した身長体重と数値がちがいます」などの情報を数件いただくことがありました(今年度はまだありません)。
公式データを基にしていますが、実際と誤差がある可能性もあるということをご了承のうえ、参考程度にお読みくださればと思います。なお、表は弊社作成によるものですので、公式のものではありません。無断掲載・転用をお控えください。
全国平均身長・平均体重のデータは、厚生労働省 厚生統計要覧(平成28年度)第2編 保健衛生 第1章 保健 第2-6表 身長・体重の平均値,性・年次×年齢別を参照しています。
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2018年度ナショナルトレセン(U-14)後期
関東
身長
U-14GK平均 179.2㎝ (全国平均176.4㎝)
U-14FP平均 165.9㎝ (全国平均165.0㎝)
U-14平均 167.8㎝ (全国平均166.6㎝)
※小数点第2位以下を四捨五入しています
関東メンバーの身長は、FP、GKともに全国平均を上回っています。
特にGKにおいては3.2㎝も高く、今回のナショナルトレセンU-14選出の最高身長189㎝の選手がいます。
176㎝以上の選手も7人と多く、体格的にもはや大人と変わらない選手もたくさんいます。
【補足】
GKの平均身長についてですが、小学生までのゴールとは異なり、ゴールの大きさは
・ゴールポストの感覚(内側から内側まで)が7m32cm
・クロスバーの高さが地面から2m44㎝
となります。
身長183㎝(6フィート)のとき、手をあげた高さは226㎝になるとフランスの建築家、ル・コルビュジェは規定しています(モデュロールという寸法体系です)。
人間の腕を横に広げた大きさはその人の身長とほぼ等しいといわれていますので、この比率を基に計算すると192㎝の人は背伸びをせずに高さ244㎝のゴールポストに触れることができると仮定できます。
高い身長を持つゴールキーパーが有利なのはおそらく間違いないでしょう。とはいえ、まだ成長期真っただ中の中学生はそんなに身長がまだ伸びていない選手もたくさんいます。状況判断、コーチング、ジャンプ力、身長以外で伸ばせるところはたくさんありますので、やがて来る成長期に備えて今ある力を伸ばしてください。
体重
U-14GK平均 67.8㎏ (全国平均63.2㎏)
U-14FP平均 54.4㎏ (全国平均53.2㎏)
U-14平均 56.3㎏ (全国平均54.6㎏)
※小数点第2位以下を四捨五入しています
体重はGKは全国平均を上回っていますが、FPは全国平均とほぼ同じです。一般にフィジカルが強い=身長が高く、体重は重いといった見方をされる事が多いですが、これは体格的に突出していなくてもナショナルトレセンに選ばれる可能性があるという1つの指標になるのではないでしょうか。
誕生月
2005年4月~7月が19人と春生まれが圧倒的に多いことが分かります。
成長期前は月数によって差が出てくるのは仕方がないことなので、春生まれのほうが若いうちに注目されやすい、と考えることはできます。この表の分布は、成長とともにこんなに極端ではなくなってきますので、早生まれのお子さんもご安心ください。9月から新年度が始まるヨーロッパなどでは、この数値は逆に秋生まれ~冬生まれが多いというデータで出ることが多いようです。
チーム
関東メンバー42人が20チームから選ばれています。これはどのエリアよりもたくさんのチームから選出されています。関東エリアはチーム数も多いので当然の結果だと思いますが、たくさんのチームから選ばれたメンバーが切磋琢磨出来るというのは、選ばれたメンバ-にとっても良い経験となることでしょう。
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