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2大トラブル発生!そのときクラブはどう対応した?【後編・怪我のサポート】 中学からのチームの選び方 行動編Vol.7

「ジュニアユースからは怪我が心配…」

ますます激しさが増すジュニアユースからのサッカー。
怪我をしたときのことを思うとやはり心配になります。

治るまでの間、先輩達はどう過ごしているの?
活動への参加はどうしたらよいの?
クラブではどういう対応がされるのだろう…?

後編では、怪我のサポートについてまとめました。
先輩保護者達からチーム選びの参考になるお話がたくさん聞けましたので、参考にしてみてください。

CONTENTS
クラブによるサポートにはどんなことがある?
怪我に対するクラブの対応や考え方はしっかりチェックを
チームのために出来ることを探す姿勢を評価
指導者がサッカーの技術と共に育てたいもの

クラブによるサポートにはどんなことがある?

お子さん中1 J下部
チームトレーナーがリハビリメニューを組んでくれ、別メニューで調整にあたってくれます。リハビリ中も他学年のコーチや、ユース(U-18)担当コーチが度々声を掛けてくれ、安心してリハビリメニューをこなす事が出来たそうです。

お子さん中学生 J下部
チームトレーナーが怪我の箇所によってそれぞれ違うリハビリメニューを組んでくれました。
また、「怪我をしない体づくり」についてもしっかり教えていただきました。
「お前が怪我をしてなかったらチームも勝てたな…」と言われたそうなのですが、あえてこういう言葉で自覚と責任を持たせようとしてくださったことも、親としてはありがたい言葉だと思っています。

お子さん中2 街クラブ
提携している接骨院から怪我の状況がチームにフィードバックされます。
運動禁止の期間が長めに設定され、チームにもそれが伝わっているので選手が無理してしまうことを防げていると思います。
しっかり治せたおかげで、復帰後はすぐに本調子に戻りました。

お子さん中1 街クラブ
怪我をした場合はかかりつけの病院や接骨院に行き、自分で状況を説明しますが、チームは全面的にそれを尊重して、無理のない活動をさせるようにしてくれています。
治癒後はすぐに試合に出さず、充分に走りこんで落ちた体力や筋力を戻せるよう調整してくれます。

怪我に対するクラブの対応や考え方はしっかりチェックを

ジュニアユースからはコンタクトプレーなど激しさが増すことで、怪我が増えてしまうことも。
チーム専属トレーナーや、提携先の医療機関から、怪我が完治するまでのサポートと、怪我をしにくい体を手に入れるための指導、メンタルのケアなど適切な対応がなされていることは、選手にとって大きなメリットと言えます。

怪我の程度にもよりますが、復帰後も、ベストコンディションに戻るまでは時間がかかるケースもあるので、焦りから無理し過ぎてしまい、また痛みが出るということは避けたいものです。
チームを選ぶ際に、怪我に対するクラブの対応や考え方をチェックして、いざという時に備えておきましょう。

チームのために出来ることを探す姿勢を評価

お子さん中1 街クラブ
ケガしている選手がサポート作業していると、ブログに取り上げて、サポートする姿勢を評価してくれています。
社会に出てからも、自分にできることを常に探すことは大事なことだと思います。
プレーだけではなく、そういうところもちゃんと見ていてくれているんだなあと、嬉しく思います。

お子さん高校生 街クラブ
怪我をしている間も、自分でやれることを探してサポートしたり、試合を見学して意見を言ったり、通常通りに過ごしていました。
怪我をしていても、指導者はあえて怪我人扱いはしません。特別扱いは選手本人が負担に感じることがあるので、いつも通りに接してもらう方が返ってありがたいと感じるようです。

指導者がサッカーの技術と共に育てたいもの

怪我をして、サッカーが出来ない間はどうしてもモチベーションが下がってしまいます。
選手によっては自分だけが取り残されたと感じたり、サッカーが出来ないのに見ているのが辛いという気持ちになることも。

そんな時に、プレー以外でもチームをサポートしてくれると助かるよ、という考えで居場所を作ってくれているチームであれば、選手達も自発的に今自分が出来ることを探して積極性を失わずにチームに関わることが出来ます。

ジュニアユースは子供から大人に成長する上で大切なことを色々と吸収していく年代です。
サッカーの技術と共に、クラブが育てたいと思っているのは選手の「自主性」。
お子さんが自分の力で成長しようとする力をサポートするクラブと出会って欲しいと思います。

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最後に

サッカー選手にとって怪我は出来るだけ避けたいもの。
サッカーが出来ない間は焦る気持ちが膨れ上がり、無理して悪循環に陥ることも。
そんな時、サポートしてくれるトレーナーや、見守ってくれる指導者の存在は選手達にとって大きな支えとなります。
怪我についてのことも色々と知ったうえで、中学からのクラブチームを選んで欲しいと思います。
皆様に素晴らしい出会いがありますように。

次回はいよいよ最終回。
チーム選びの総まとめとして、先輩達からのアドバイス、体験談をお届けします。
お楽しみに。

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この記事を書いたライター

JUNIOR SOCCER NEWSテクニカルマイスターWriterCrane
滋賀県在住ライターのCraneと申します。
2022年8月にライター歴5年目に突入、サッカー娘の母歴は丸12年になりました。

どんな試合でも、その一戦を迎えるまでにどれほどの努力があったのか。そしてそこに、どれほどの方の支えがあったのか。

頑張っている選手達、それを支える保護者、指導者の皆様が持つ数多のドラマに想像を張り巡らせてはリスペクトが泉のように湧き上がる日々。
涙腺も年々緩くなり、留まることを知りません。

8チームから12チームくらいの規模の大会、16チーム以上の大きな大会ともに情報は常に募集しています。
大会結果画像、弾けるような笑顔のお写真、選手達のご活躍の様子をぜひお寄せ下さい。いつでもお待ちしています!
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