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この秋に息子が移籍しました。
年中から4年間お世話になったチームから、親も子も新しい環境でのスタートです。
今回、我が家は学校の友達のいる近所のチームへの移籍でしたが、4年の間に学年ごとにさまざまな事情の移籍を見てきました。
残念なことにサッカーを辞めてしまった子も何人かいました。
「移籍を検討している」「移籍をした」「サッカーを辞めた」など、いろいろな保護者の方から話を聞く機会があり、一人一人の子供が楽しくサッカーのできる環境とは一つではないのだな、また、もっとスムーズに移籍できたらいいなと考えるようになりました。
チームにはそれぞれ理念があり複雑な人間関係もあり、提案する方法は現実には難しいとは思います。あくまで私見ですのでこんな考え方もあるのか、という程度で読んでいただければ幸いです。
通える範囲で移籍をする難しさ
ジュニアの育成は全国的に「勝ち負けよりも楽しさを 勝てなくても全員出場させよう」という流れになっています。
岐阜というサッカー熱の高いとは言えない地域でも、その流れを感じる指導を受けることができています。素晴らしいことですね。
そうはいうものの、始めた頃はみんなで楽しくボールを蹴っていた子供達も、学年が上がるにつれサッカーへの熱量に顕著に差が出てきます。
サッカーへの熱量がいつ上がるのかは個人によって差があると思いますが、サッカーの熱量と取り組み方の姿勢は比例するものがあり、目指すものにも差が出てきます。
海外では上手な子どもが3部リーグくらいでプレイしていると、次のシーズンは2部や1部のチームでプレイしているということが起こると言います。
移籍に対しネガティブなイメージのある日本では、近所だから、運動のためと軽い気持ちで入団したチームでも簡単には移籍しません。
そもそも岐阜の場合、ジュニアチームに1部、2部というカテゴリはありません。
近年、情熱を持った指導者のおかげで岐阜県内のどのチームも県大会・全国大会を目指して頑張っており、実力の拮抗したチームが増えました。
2018年度をみても、バーモント、フジパン、全日と、大会ごとに違うチームが岐阜県代表になっています。
2018年度 バーモントカップ第28回全日本Jrフットサル岐阜県大会:翼SCレインボー垂井
フジパンカップJrサッカー大会 東海代表決定戦:西可児FC・西濃シティFC
JFA 第42回 全日本U-12サッカー大会 岐阜県大会:メジェール岐阜瑞穂F.C.
チームで頭一つ抜きん出ており、さらにレベルの高い環境でサッカーがしたくてもU-9まではトレセン活動はなく(地域によります)、実力の拮抗したチームが多いため移籍によって環境を変えることは難しい状況です。
また、移籍するときに裏切りや逃げたなどよくない雰囲気になるため、今後も地区大会などで顔を合わせるチームに移籍することはとても大変です。
公園でサッカーやろうぜ!とはいかない現実
熱心な指導者のおかげで選手活動をしている子供のレベルが上がる一方、サッカー選手になりたいわけじゃないけれど、W杯やアニメ(キャプテン翼やイナズマイレブン)を真似てちょっとサッカーやってみたいな、という子供達の行き場がなくなっているように感じます。
防犯の観点から公園に行く子供は減り、ボールを使ってはいけない公園が増え、ゲームが普及し、学校から帰ったらとりあえず公園に行こう!という小学生は少なくなりました。
その結果、サッカーやりたい!と思っても、公園で自然に行われていた自由なサッカーではなく、サッカーチームに入団するしか選択肢がない状態です。入団しても全国を目指して頑張る子供との気持ちの温度差から辞めてしまうことも。
サッカーが好きなのにとても悲しいことです。
子供の気持ちに寄り添ったチーム選びの為に
子供が幼少期にサッカーを始める場合、チームについて知識のない保護者が子供のチームを選ぶ基準は「近いから、友達がいるから」という理由が多いと思います。
今までは自然とカテゴライズされていたチームのカテゴリを明確にすることで、子供がサッカーを楽しめるチームを選ぶ手助けになると思います。
また、カテゴライズによって移籍をスムーズに行えるようになれば、上を目指す移籍ばかりではなく、楽しくサッカーをやりたいという子供の気持ちに寄り添った移籍もできるようになります。
【カテゴライズ例】
S J下部などセレクションのあるチーム
A 全国大会を目指して頑張りたいチーム
B 友達とサッカーを楽しみたいチーム(高学年グラスルーツ)
C 楽しくサッカーしたいチーム(低学年グラスルーツ)
<KIDS 幼稚園児から2年生まで>
KIDS1 楽しく運動をしたいチーム (グラスルーツ)
KIDS2 サッカーの個人技を磨きたいチーム
充実したジュニア年代がもたらすもの
それぞれの地域でそれぞれの年代・子供にあった指導を受け、充実したジュニア年代を過ごすことができれば、プロを目指すサッカーだけでなく、豊かな人生のためにサッカーを楽しめると言われています。
充実したジュニア年代を過ごした人が増えれば、大人も子供も人が集まると自然とボールを蹴り始めたり、地域で育った選手を応援したり、日本代表だけでなく、Jリーグ・海外サッカーを観戦するなど、プレイするだけではない「サッカーを楽しむ文化」が育っていくのではないでしょうか。
まだまだ移籍にはネガティブなイメージがあります。
それでも我が子がどんな風にサッカーをしたいのか、今のチームでは物足りなさそうだなと感じたり、逆に辛そうだなと感じることがあれば、それぞれ最適なチームへの移籍はした方が良いと思います。
大好きなサッカーを嫌いにならない為にも、環境を選ぶことはとても大切なことだと思います。
参照:JFA:グラスルーツ宣言
参照:移籍についてJFAの元技術委員長はこう考える(ジュニアサッカーNEWS)
参照:【心機一転!?】小学生年代でサッカーチームを移籍させるメリットとデメリット(ジュニアサッカーNEWS)
最後に
この間、息子が近所の公園でサッカー経験者もそうでない子も下の学年の子も一緒にハンデをつけたり文句を言ったりしながらも楽しくサッカーをしている姿を見ました。
4年間サッカー漬けで上を目指すことばかり考えていましたが、息子にとってチーム練習も公園でのサッカーも同じサッカーであり、どちらも楽しく大切なのだと気付きとても反省しました。
好きで始めたサッカーをできれば一生好きでいてほしい、その為にも純粋にサッカーを楽しんでいる公園での時間を、これからも大切にしていきたいと思いました。
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息子は3年生の時、もっと上を目指したい!全国で強いチームと戦いたい!そんな事を言い出しセレクションを受けJ下部に入団しました。3年間で全国にも行けましたが学校生活は楽しくなかったみたいでした。結局は裏切り者扱いで友達も少なくなっていったようです。全国大会で優秀選手になり学校で表彰される事によって余計僻まれ、その子の親からも私達は僻まれていたように思います。移籍も親の都合だと子供には厳しいように思います。子供が敢えてその道を選ぶならちゃんと説明してあげる事も親の義務かと。今は別々な学校になり学校生活は楽しそうでホッとしております。
こんにちは。小3の息子のサッカーでの進路の進め方で悩んでいます。かなり長くなってしまいますが、ごめんなさい!
息子は幼稚園からサッカーをやっていて、入学すぐに自分から少年団を入団を
決めてきたサッカーが好きで好きで仕方のない子です。その為実力もだいぶ周りからは評価してもらえているようです。息子の試合を見に来てくれる知らないパパ達など沢山ファンもつきました(^^)ただ今この辺りの少年団はどこも人数が減ってきてしまってます。3年部は今4人で試合はほぼなく、あってもぼろ負け…息子は4,5年部の試合にも出させてもらってます。そこでは楽しいようで必ず成果を出してますが2学年下の子をフルで使うと少年団ではかなり問題になるのでいつも前半のみ。ゴールを決めると下げられます。
そのまま中学では普通に部活でサッカーを。と思ってたのですが、今中学も部員が1人2人とかなり人数がいなく継続していけるのか…と聞きます。それを息子に伝えると少し強い子達とやってみたいし、中学でサッカーが出来なくなるのだけはやだ。との事。ただ強い本気でやりたい子は夜21時まで練習するクラブチームに流れているようです。クラブチームは年間50万以上はするし、中学になればもっと…それは家計がかなりきつくなってきます。サッカーより主は勉強におきたいのです。本人も勉強が大好きです。それがあってのサッカーだ。と本人も理解しているようで勉強をガッツリやってから少年団に毎日で本当に充実してるように思います。でも周りからは息子のプレーを見てこのままここにいるのは勿体ない。と言われ、コーチも軽く「お前はあそこのクラブチームに行ったらいい」と言われているようです。昔からのサッカー仲間は「こんなに弱いチームで1人で戦ってるみたいでオレは観てて辛い。」と涙まで流してくれたそうです…
当の息子はサッカーさえ出来ればいい。といいます。小1からずっと…
夫は「何故もっと上を、プロになる道を考えないのか」と言います。息子はサッカーが一番好きですがまだまだ3年生です。正直あたしは少し上手いからってこんなに早くサッカーに人生を決めたくなく、大学資金(本人の現在の夢の為)を貯めるので精一杯です。それでもお金と時間をサッカーへつぎ込み、本当にどこか他への移籍が息子には必要なんでしょうか?先ゆき見えない少年団にいては息子は可哀想なんでしょうか?
ちなみに今の少年団には息子にとっての信頼できるいいコーチはいません…
息子が3年生で移籍したものです。
僭越ながらコメントさせていただきます。
息子さんがとてもしっかりされているので、息子さんが移籍したいというまでは今所属されている少年団でサッカーを楽しむことが良いのではないかなと思いました。
とっても上手な子が低学年のうちから自分の意思ではない状態でサッカーをやっていて、燃え尽きて中学からは別のスポーツをやっているという話もよく聞きますし、勉強もしっかりされているようなので、今の息子さんを応援してあげて欲しいなと思いました。
その上で、夏休みや冬休みに各地で行われている他チーム主催の短期スクールに参加されてみてはいかがでしょうか?
もっと上手な子の集まるチームでサッカーがしたい、もしくは今のチームでもっと頑張ろう、などいろいろ気持ちに変化があるかもしれません。
我家は夏休みに(帰省のついでに)の短期スクールに行ってみたら、上手な子や面白いコーチと練習できとても楽しかった!もっと上手くなりたいと湧き出すものがあったようで、自主練やるようになりました。
プロを目指してもプロになれる人はほんの一握りです。
親は大好きなサッカーをすることは応援しつつ、勉強や礼儀など生きていく上で人として大切なことをしっかりサポートすることが大切だなと個人的には思っています。
取りとめのないコメント失礼いたしました。
移籍に関しては昨今記事なり話題になる事もしばしば。保護者側の意見が若干盛られている感も否めませんが記者のリサーチ不足も見受けられます。そもそも移籍がタブーとなった生い立ちを知らずに「移籍出来ないのはなぜか!」とおっしゃっている方がほとんど。移籍に関してはローカルルール適用がほとんどですが、その昔まだ今の様にジュニアサッカーが厳格に運用され始める前の状況です。例えば同地区でAチームは予選リーグ勝ち抜き、Zチームは予選敗退。Aチームは更に戦力を求めてZチームから上手な選手を入れて次を目指す。こんな事が起こりました。すると一生懸命やってたAチームの選手で出られないという状況が生まれてしまいます。県大会や全国大会を目指すと言う名目でこんな事が横行していた時代があったのです。果たして青少年育成の場でこんな事がまかり通って良いものでしょうか?当時は今の様にいわゆるクラブチームと言うのはほとんど無く、学校区単位のスポーツ少年団がほとんど。現在はJの下部組織からスポーツ少年団まで様々ですがJFAが掲げているプレイヤーズファーストやリスペクトの理念のもとで活動している事を考えるとやはり青少年育成の場である事は間違いありません。ただ残念なのはそんな状況を作ったのは今も昔も大人だと言う事。もちろん指導者も含めて大人は子供達の事を思っての事とは思いますが少々いき過ぎた部分があったのではないでしょうか。勝ち負けや試合結果はスポーツをやる以上大切な事ですが、それよりも増して大事なのは色んな状況で「仲間達」と過ごす過程が大事なのではないでしょうか。選手や環境が整った中で過ごすのもわかりますが、上手くいかなかったり困難な状況を経験する事が社会人になるにせよプロサッカー選手になるにせよいずれ大人になる子供達にとっては大事な「経験」ではないでしょうか。現在ジュニアサッカーは成熟した環境にあり加熱し過ぎている部分が見受けられます。もちろん全国的に見れば「僕もっと違った環境でやりたい!」と言うお子さんもいらっしゃるでしょう。ただほとんどの場合移籍に関してはが大人からのアプローチではないでしょうか?私は移籍自体に反対ではありません。ただそもそも海外と事情が違い、インターネットからの情報を鵜呑みにし結局振り回される事になる子供達の状況が危惧されます。私もジュニアに選手をもつ親であり、また指導者でもあります。環境を整えてあげる事と同じくらい続けることの大事さを伝えないといけないのではと思っております。あくまで私一個人の意見です。地域やチーム事情によって違いもあるかもしれません。ただ世の中に溢れかえる情報よりお子さんがどんな風にチームの中で携わっているかを「観て」みてはいかがでしょうか。
年長から所属し五年生で移籍しました。
私共親子で「移籍してよかった」と思ってます。
前チームは街クラブのフランチャイズでチーム指導者側と保護者側の間に壁があり入団すると「一切保護者はサッカーの事に口出しをしないで下さい」の姿勢の為、未成年を預けているにも関わらずチーム側と保護者の間での疎通もなく。
保護者側が打診するとその選手と距離を置くようになり、サッカースキルの事でも他のアカデミーやサッカー塾には行かせないで下さい。との指針であり、その割りには地区代表にもなったことなく、歴代の卒団生のジュニアユースでの活躍も聞くことなく、先輩六年生の公式戦敗退時、卒団間際のサッカー進路相談でのチーム側から選手、保護者へのアプローチも希薄で、、、。
このような実体を目の当たりにして、移籍を決断しました。同じチームメイトの保護者さんの中では諦めている方も多く、後一年だし、、、の思いもあり残られている親御さんもいます。
移籍をした私共は新チームではどのような育成環境が整っているのか?ジュニアユースへ繋ぐ為に必要な事をチームはどのように考えているのか?を重点に置き、チーム選びをしました。
新チームでは全てにおいて整っており、その分上手な選手が移籍して集まってきます。
そんな環境でノビノビとサッカー認知力、サッカー技術を教えてもらってます。
昔、公園でよくサッカーをしていたことを思い出しました。
もっと気軽に純粋にサッカーを楽しむことができる環境が増えれば良いですが、なかなか難しいですかね。。
うちの息子は6年生になってから、
同じ地域の強豪チームに移籍しました。
元のチームは1年生から入部し、
長い間お世話になったチームでしたが、
息子が地区トレセン、県トレセンと選抜され、
高いレベルの中でプレーするうちに刺激を受け、
もっとレベルの高いチームでプレーをすることで、
もっともっとうまくなりたい、
という気持ちが本人に芽生えたためでした。
悩んだ末、元のチームのコーチに相談したところ、
息子のためには「移籍することは一番いい判断だよ」
とまで言っていただき、送り出してくれました。
移籍先のチームの指導者にも、元チーム指導者から
きちんと引き継ぎの話もしていただき、
スムーズに移籍することができました。
まれなケースかもしれませんが、
指導者、チームに恵まれた息子は
幸せ者だと思います。
小学校低学年だと個サル等をやっているところも少ないので、チームに所属しなければ中々サッカーをやらせてあげる環境が無くて困ってしまいます。
昔は近所の子供で集まってサッカーをやっていたんですが・・。今の子供たちはある意味かわいそうですね。
最近ではどこの公園も「サッカー禁止」。
ただサッカー楽しみたいだけのときは個サルを探して連れて行っています。
もっと気軽にサッカーを楽しめた時代はもう来ないのかと思うと残念ですね。
チームをうつるとき、同じ地区のチームへ移らせないといわれ、となりの市のチームへ行きました。
チームに合わなかったから移ったのに、どこか目につかないところへ行けと言われたようで悲しかったです。共感しました。
そんなチームは移籍して良かったのではないでしょうか。選手のことを考えた上の移籍だと思いますので、良い結果になるといいですね。
同じチームでも、学年に寄って集まったメンバーでカラーが違ったりもあるので難しい。
たまたま上手い子が集まっていて、楽しくやりたい子との温度差があったりもした。
入ってみてやっと分かる事もあるので、移籍しやすくなって欲しい。
小学校に来年上がる息子がいます。
そういうチームの情報はどこで集めたらいいのでしょうか。近隣のチームなら知り合いもいてわかるのですが、少し離れたところだと知り合いもいません。