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サッカースパイク選びの注目ポイント!素材とポイント(スタッド)比較

サッカースパイクの選び方に悩んでいませんか?
「ボールコントロールが安定してるのがいい」(子供)
「早く走れるのがいい」(子供)
「かっこいいデザインのがいい」(子供)
「○○選手と同じモデルがいい」(子供)
「長く履けるスパイクが・・・」(親)

交錯する子供の想いと親の想い・・・
結局何に注目して選べばいいのか!?
耐久性があるスパイクとは?
機能性があるスパイクとは?
購入前に参考にしたいスパイクの選び方をまとめてみました。

素材(アッパー)で何が変わるの?

スパイクには素材(アッパー)によって耐久性が異なっています。素材の比較を見てみましょう!

人工皮革

人工皮革は合成繊維を組み合わせて作った素材です。
人工皮革のスパイクは型が崩れにくく、雨天でのプレーも気にせず履くことが出来ます。耐久性にも優れてますので、破れにくく長期間使用が出来るのが特長です。値段も比較的安価なものも多いので、親には嬉しい素材の一つです。

デメリットは、伸びにくく縮みにくい性質から、足にはなかなか馴染まないです。通気性が悪いということもあり、蒸れるという心配もあります。

天然皮革

スパイクに使用されてる天然皮革には2種類あり、カンガルー革とカーフ革(仔牛革)があります。革が柔らかく、プレーヤーの足にフィットし、軽量感もありボールコントロールをしやすくします。通気性も良いので、蒸れにくいです。

デメリットは、雨天時にプレーすると天然皮革は水に弱いため、変形してしまう恐れがあり、放っておくとカビが生えることもあるところです。値段も高価なものが多く、専用のクリームなどでのお手入れも必要とされるので、大変だと感じるところも多いでしょう。

プロ選手はなぜ天然皮革の素材(アッパー)を選ぶのか?

プロ選手は圧倒的に天然皮革が多いです。それは、アッパーのボールタッチの感触を大事にするからだそうです。現在、プロ選手たちが愛用しているスパイクで天然皮革のものは、カンガルー革の製品が多いです。

カンガルー革は、表面にしわが多く、見た目がよくないため、衣類・カバンに使用されることは少ないようです。牛革に比べ革が薄く軽いことと、強度も優れているのでスパイク用に重用されています。

使用しているうちに、伸びて足にフィットするようになり、抜群のボールタッチの感触と、抜群の使い心地を得られるため、多くのプロ選手が愛用しています。
人工皮革を使用しているプロ選手もいるらしいのですが、名前が公表されてなくてわかりませんでした。

高性能な人工皮革!

日本代表の『長友佑都』も愛用しているナイキでは、人工皮革の開発がとても進んでいます。人工皮革は硬めで伸びにくい性質のため、足になじみにくいと言われるのですが、手入れが楽で水に強いので雨の日のダメージがないのがメリットです。なので、晴れた日はカンガルー革、雨の日は人工皮革と二足を併用して使用している人も多いでしょう。

ナイキのサッカースパイクにはハイクオリティーな人工皮革が開発されていて、俊敏性にこだわったシリーズも出ています。柔らかくてしなやかなメッシュと薄いポリウレタンフィルムを組合せて作った素材、『ナイキスキン』を使用しています。ナイキスキンは、メッシュ素材を乾いた状態に保ってくれ、しなやかで快適さを実現。晴れた日も雨の日もどのようなコンディションでも同じようなボールコントロールができるので、2足持ちしなくとも大丈夫です。

カンガルー皮革スパイクが履けなくなる?!

米カリフォルニア州最高裁は、2007年7月アディダス社に対し『カンガルー皮革スパイク等の販売禁止』という判決を下しました。
動物愛護団体がカンガルー皮革使用にNO!を訴えたそうです。

カンガルー革は、なんていってもサッカースパイクのステイタスですよね。
そんなカンガルー革が履けなくなるのも、そう遠い未来ではないのでしょう。
動物への配慮もですが、動物を資源とした製品に対する規制は厳しくなるでしょう。しかし、動物と共存していく上で、技術の進化も著しく上がっているのも事実です。

上記で紹介した、『ナイキスキン』もそうですが、動物の革以上にすばらしいアッパーが開発されていますので、人工皮革でも使用感は昔より断然アップしていることでしょう。

ちなみに、カンガルー革が高価なのは、捕獲量に制限があるためです。2011年度の統計では、捕獲してよい量は年間3,400万頭。カンガルーの肉は高い栄養価があるため、アスリートの補食としても人気が出てきています。1頭からスパイクにできる分はわずかです。また、野球のスパイクにも使用されているため、需要と供給のバランスからカンガルー革のスパイクは高額になります。

ポイント(スタッド)にはどんな機能があるの?

サッカースパイクのソール部分、ポイント(スタッド)には、いろんな形があります。たくさん形がある中で丸型ポイントがジュニアに推薦されているわけをご紹介します。

ジュニアになぜ丸型ポイント(スタッド)が推薦されているのか?

丸型ポイント(スタッド)は、たくさんついてあるものが主流です。
日本では、最近でこそ人工芝の環境も増えてきましたが、まだまだクレーコート(土)の環境が主です。丸型ポイント(スタッド)のときにも書きましたが、どの方向からのグリップ力が安定しているため、足の成長が早いジュニア時代には、足への衝撃や負担を減らす丸型ポイントが望ましいと考えられています。足のサイズが大きいからといって、大人用のスパイクを選ぶのではなく、U-12世代はジュニア用に作られたスパイクを履きましょう。

また低学年の子供には、まだポイント(スタッド)がないトレーニングシューズを推薦します。ポイント(スタッド)は長めなため柔らかい芝でも踏ん張れる分、足にかかる負担が大きいのです。足の土踏まずの形成は7~9歳頃になり、怪我を考慮して、まずはスパイクよりもトレーニングシューズから用意しても充分かと思います。トレーニングシューズでも公式戦に出場すること出来ます。

「サッカー競技規則2016/2017-JFA」の第4条では、基本的な用具の中に「靴」としか書かれておりません。サッカー競技に適した靴であれば出場は可能ということになります。野球用や陸上用のスパイク等、金属の尖ったポイント(スタッド)になっていて、踏まれると怪我をしそうな危険なものでなければ、どんな靴でも出場が出来ると言うことですね。
サッカー競技規則2016/2017 JFA

各コートにあったポイント(スタッド)、ポイント(スタッド)にも種類や形がたくさんあり、形によって機能が違うことがあることもわかりました。

丸型ポイント(スタッド)

写真はMIZUNOのモレリア ネオです。
参照サイト:MIZUNO

グリップ力が安定し、どんな方向からの圧力でもバランスよく対応できます。
丸型ポイントは、ひし型や三角型よりポイントの数が多く、足への衝撃や負担を減らすことができます。そして日本でプレーすることが多い、クレーコートや人工芝にピッタリです。

ブレード型ポイント(スタッド)

写真はMIZUNOのウェーブイグニタス 4 MD です。
photo:MIZUNO

丸型に比べて、グリップ力と瞬発力は上回ります。横方向へのグリップ力が大きくなり威力を発揮します。そのかわりに丸型より足への負担は大きいですが、ブレード型でも数が多いものだと、足への負担は和らぎます。

取替式ポイント(スタッド)


参照:サッカースパイク・フットサルシューズの選び方(adidas)

銀色の部分が取り換え式のスタッドです。

ポイント(スタッド)が金属で脱着可能な優れものです。
しかし、ポイント(スタッド)の数が少なく、かなり足への負担が大きいです。
取替式なので、芝の長さや天候の違いで、ポイント(スタッド)を取り替えて使い分けることができます。ポイント(スタッド)が減った場合もポイント(スタッド)だけ交換が可能です。おもに、プロサッカー選手などの熟練した人向きです。

次は、「プロが使用しているスパイク」についてです。

この記事を書いたライター

JUNIOR SOCCER NEWSWriterrady
ライターを初めて2年目となったradyと申します。
ジュニアサッカー情報は、地域密着がほとんどで、なかなか表だって出てくるような情報ではないですよね。
でもお子様のことだから、親御さんの思いは、どんな小さな情報でも欲しい!という思いでいるのではないでしょうか?
そんな情報を皆さんに丁寧にたくさんあたえられるようなライターさんになれたらと、思っています。
まだまだ未熟モノですが、頑張っていきますので、叱咤激励!お願い致します♬

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