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インターハイ見逃せないカードはこれ!2017年度高校総体(男子)組み合わせ出ました。

2017年度 全国高等学校総合体育大会(インターハイ) サッカーの部(男子)の組み合わせが発表されました。この組み合わせをもとに、「どこ見る?」「何見る?」を特集していきたいと思います。

2017年度全国高校総体

2017年度高校総体の組み合わせはこちら

★1回戦★
実践学園(東京2) vs 遠野(岩手)
名経大高蔵(愛知2) vs 立正大淞南(島根)
市立長野(長野) vs 鹿島学園(茨城)
佐賀東(佐賀) vs 尚志(福島)
高川学園(山口) vs 市立尼崎(兵庫)
徳島市立(徳島) vs 長崎総科大附(長崎)
富山一(富山) vs 日章学園(宮崎)
東北学院(宮城2) vs 浦和西(埼玉2)
京都橘(京都) vs 帝京大可児(岐阜)
東海大相模(神奈川1) vs 北海道大谷室蘭(北海道1)
三重(三重) vs 前橋育英(群馬)
明徳義塾(高知) vs 東福岡(福岡)
日大藤沢(神奈川2) vs 一条(奈良)
帝京三(山梨) vs 那覇西(沖縄)
初芝橋本(和歌山) vs 岡山学芸館(岡山)
柳ヶ浦(大分) vs 旭川実(北海道2)
星稜(石川) vs 四大香川西(香川)
中京大中京(愛知1) vs 真岡(栃木)
済美(愛媛) vs 神村学園(鹿児島)
山形中央(山形) vs 関東一(東京1)
丸岡(福井) vs 秋田商(秋田)
阪南大(大阪2) vs 日本文理(新潟)
近江(滋賀) vs 東海大熊本星翔(熊本)

★2回戦★
(7月30日)
流経大柏(千葉1) vs 実践学園(東京2)/遠野(岩手)
東海大仰星(大阪1) vs 徳島市立(徳島)/長崎総科大附(長崎)
米子北(鳥取) vs 富山一(富山)/日章学園(宮崎)
青森山田(青森) vs 明徳義塾(高知)/東福岡(福岡)
昌平(埼玉1) vs 日大藤沢(神奈川2)/一条(奈良)
仙台育英(宮城1) vs 柳ヶ浦(大分)/旭川実(北海道2)
静岡学園(静岡) vs 星稜(石川) / 四大香川西(香川)
広島観音(広島) vs 中京大中京(愛知1)/真岡高(栃木)
市立船橋(千葉2) vs 近江(滋賀)/東海大熊本星翔(熊本)

参照サイト:JFA

昨年度1回戦カード再び!:佐賀東(佐賀) vs 尚志(福島)

2016年度インターハイ1回戦で激突したカードが、今年もまた行われることになりました。佐賀県代表の佐賀東高校と福島県代表の尚志高校です。

2016年度の試合結果は、
1回戦 佐賀東 1-2 尚志
でした。

昨年度のこの試合において、尚志のシュート数は18本。対する佐賀東のシュート数は4本です。尚志のチャンスは16本佐賀東に阻まれました。試合後のインタビューで尚志のMF高橋大河選手(当時3年)は、「悔しい。尚志らしさが出せなかった」と話しています。

この裏には、佐賀東のGK中島豊輝選手(当時3年)の数々のビッグセーブがありました。去年の立役者たちは卒業してしまっています。今年度の両校は、どのような戦いを見せてくれるでしょうか。1試合目から必見です!

参照サイト:福島民友

2回戦で東福岡or明徳義塾 vs青森山田

青森山田(青森) vs 明徳義塾(高知)/東福岡(福岡)

今年度まさに連戦連破。日本最高峰の高校リーグ、プレミアリーグにおいてまだ1敗しかしていない暫定首位の青森山田。その青森山田の初戦で対戦するのは高知代表明徳義塾or福岡代表の東福岡です。

東福岡は、3連覇をかけて臨んだ2016年度高校総体、初戦で埼玉県の尚志高校(2016年度高校総体ベスト4)にまさかの敗北を喫しました。途切れてしまった3連覇を取り戻しに初戦から引き締めて挑むに違いありません。

明徳義塾は高知の強豪校。今年もプリンスリーグで活躍しています。2016年選手権では初戦敗退に終わりましたが、2016年度プリンスリーグ四国ではプレミア参入戦に参加という目覚ましい活躍をしています。

青森県大会無失点に加え、今年度、公式戦で青森山田に勝ったのは浦和レッズだけ(プレミア第1節4/9)という状態の青森山田とどんな対戦を見せてくれるのかに、全国から注目が集まっているのではないでしょうか。

青森山田高校、近年の躍進の理由は?

「この円陣に入る資格があるか?」黒田イズムはどう機能するか

青森山田の黒田剛監督の著書に、『勝ち続ける組織の作り方』という本があります。今年連戦連破を繰り広げる東北の雄、青森山田高校は創部当時18名の弱小部でした。それをどのように育て上げたか、どのようなことを大事にしつつ育成に当たったかが書かれた本です。ちょっとご紹介します。

青森山田が強豪校になったわけは、「生活習慣の改善」と「雪中サッカー」にある、と青森山田高校の黒田剛監督は分析しています。

青森山田高校のある青森市は、日本有数の豪雪地帯です。1年の3分の1が雪とも言われる土地柄で、ゴールは冬の間、半分の高さまで雪で埋まります。

その青森山田が導入したのが「雪中サッカー」。50人対50人、ボールは3つ、2点先取したほうが勝ち。膝や腰まで雪に埋もれてサッカーをすることは砂上訓練よりも多い負荷を体にかけることになります。負けたチームは深い雪の中を400メートル疾走します。腰まで埋まる雪の中を400メートル疾走するのは並大抵のことではありません。

そして3月にはグラウンドで練習できるよう、全員で雪かきという作業が待っています。地面でトレーニングができるようになった彼らは、冬のトレーニングが、筋力とバランス、キック力を高めていたことをまざまざと体感すると言います。雪国ならではの逆境を活かしたトレーニングが、彼らを強豪校に押し上げた1つの要因でした。

「自分はチームの円陣に入る資格があるのか」を自らに問え、という厳しい姿勢は生徒の甘えを正し、努力を惜しまない選手を育てます。

参考文献『勝ち続ける組織の作り方』黒田剛

将来のA代表を見届けよう!

まだ各学校メンバーは発表されていませんが、出場校の中には、すでに年代別日本代表として活躍している選手たちがいます。インターハイはその選手たちの戦いぶりを見る良い機会です。※学校の並び順は北から南となっています。

U-16~U-18日本代表の各校選手
青森山田高校 シードのため、2回戦で東福岡(福岡)・明徳義塾(高知)と対戦

MF 郷家 友太選手(U-18日本代表)
FW 中村 駿太選手(U-18日本代表)

前橋育英高校 1回戦で三重(三重)と対戦

DF 松田陸選手(U-18日本代表)

市立船橋高校 シードのため、2回戦で近江(滋賀)・東海大星翔(熊本)の勝者と対戦

DF 杉山 弾斗選手(U-19&U-18日本代表)
MF 郡司 篤也選手(U-17日本代表)
DF 橋本 柊哉選手(U-16日本代表)
MF 井上 怜選手(U-16日本代表)
MF 西堂 久俊選手(U-16日本代表)

東福岡高校 1回戦で明徳義塾(高知)と対戦

DF 阿部 海大選手(U-18日本代表)

長崎総合科学大学附属 1回戦で徳島市立(徳島)と対戦

FW 安藤 瑞季選手(U-19&U-18日本代表)

神村学園高等部 1回戦で済美(愛媛)と対戦

MF 高橋 大悟選手(U-18日本代表)

J加入選手をチェック!

既に来季のJリーグ加入が決定している選手もいます。刻々と加入選手は決定すると思いますので、追加情報はこの下のフォームよりお知らせください。

市立長野高校 1回戦で鹿島学園(茨城)と対戦

FW 新井 光選手(→湘南ベルマーレ)

四国学院大香川西高校 1回戦で星稜(石川)と対戦

MF 本田 功輝選手(→ジェフユナイテッド千葉)
※負傷欠場が濃厚という情報をいただいています。

プリンス&プレミア得点ランキング上位者をチェック!

※ランキング及び得点数は、7月2日までの協会更新分です。(刻々と更新されますので、新着情報をご確認ください)なお、プリンスリーグ関東・東海・関西の得点ランキングは見つけることができませんでした。ご存知の方の情報をお待ちしています。

得点ランキング上位者リスト
大谷室蘭高校(北海道1)1回戦で東海大相模(神奈川1)と対戦

プリンスリーグ北海道 得点ランキング
1位:村上 悠緋選手 4点
2位:高橋 耕平選手 3点

青森山田高校(青森)シードのため、2回戦で東福岡(福岡)・明徳義塾(高知)の勝者と対戦

プレミアリーグEAST 得点ランキング
1位:郷家 友太選手 6点
3位:中村 駿太選手  3点
プリンスリーグ東北 得点ランキング(プリンスリーグ東北には、青森山田セカンドが参加しています)
1位:中 凌汰選手 7点
2位:額川 賢哉選手 5点
6位:宍戸 俊明選手 4点
6位:橋村 海里選手 4点

遠野高校(岩手)1回戦で実践学園(東京)と対戦

プリンスリーグ東北 得点ランキング
2位:阿部 亮太選手 5点

仙台育英高校(宮城)シード校のため、2回戦で柳ヶ浦(大分)・旭川実(北海道)の勝者と対戦

プリンスリーグ東北 得点ランキング
6位:仲澤 岬希選手 4点

尚志高校(福島)1回戦で佐賀東(佐賀)と対戦

プリンスリーグ東北 得点ランキング
2位:染野 唯月選手 5点

富山第一高校(富山)1回戦で日章学園(宮崎)と対戦

プリンスリーグ北信越 得点ランキング
1位:坪井 清志郎選手 13点
3位:大竹 将吾選手 7点
6位:高縁  海選手 5点

星稜高校(石川)1回戦で四大香川西(香川)と対戦

プリンスリーグ北信越 得点ランキング
10位:武沢 亮佑選手 4点

明徳義塾高校(高知)1回戦で東福岡(福岡)と対戦

プリンスリーグ四国 得点ランキング
5位:向井 一輝選手 4点

徳島市立高校(徳島)1回戦で長崎総科大(長崎)と対戦

プリンスリーグ四国 得点ランキング
1位:岡田 京介選手 6点
3位:小延 将大選手 5点

東福岡高校(福岡)1回戦で明徳義塾(高知)と対戦

プレミアリーグWEST 得点ランキング
4位:守田 怜司選手 3点

長崎総合科学大学附属高校(長崎)1回戦で徳島市立(徳島)と対戦

プリンスリーグ九州 得点ランキング
1位:荒木 駿太選手 8点
4位:西原 先毅選手 4点

日章学園高校(宮崎)1回戦で富山第一(富山)と対戦

プリンスリーグ九州 得点ランキング
2位:佐藤 颯汰選手 7点

神村学園高等部(鹿児島)1回戦で済美(愛媛)と対戦

プリンスリーグ九州 得点ランキング
2位:高橋 大悟選手 7点

以下の得点ランキングを参照しました。
プレミアリーグ2017 EAST/WEST
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ北海道
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ東北
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ北信越
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ四国
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ九州

インターハイの基礎知識:シード校はどうやって決まるのか?

全参加校55校のうち、シード校は9校。これは、昨年度大会ベスト8の都道府県代表校+開催地第1代表がシードになります。

今年度シードは
昨年度優勝・準優勝地域:流経大柏(千葉1)・市立船橋(千葉2)
昨年度ベスト4地域:青森山田(青森)
昨年度ベスト4地域:昌平(埼玉1)
昨年度ベスト8地域:東海大仰星(大阪1)・米子北(鳥取)・静岡学園(静岡)・広島観音(広島)
開催地枠:仙台育英(宮城1)

となります。

最後に

今週は対戦カード、選手情報を中心にまとめました。そのうち、全国のLINEグループの皆さんに「おすすめ選手」を伺いたいなと思っています。

総体リーフレットには載らない、選手を見守ってきた保護者の皆さんにしか送れないメッセージを送っていただけたら。と思います。

この記事を書いたライター

JUNIOR SOCCER NEWS統括編集長/事業戦略部水下 真紀
Maki Mizushita
群馬県出身、東京都在住。フリーライターとして地方紙、店舗カタログ、webサイト作成、イベント取材などに携わる。2015年3月からジュニアサッカーNEWSライター、2017年4月から編集長、2019年4月から統括編集長/事業戦略部。2023年1月からメディア部門責任者。ジュニアサッカー応援歴17年。フロンターレサポ(2000年~)

元少年サッカー保護者、今は学生コーチの親となりました。
見守り、応援する立場からは卒業しましたが
今も元保護者たちの懇親会は非常に楽しいです。

お子さんのサッカーがもたらしてくれるたくさんの出会いと悲喜こもごもを
みなさんも楽しんでくださいますように。

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