【J下部･所属リーグにみるクラブユースU-15選手権】全国出場48チームはどんなエリア大会を戦ってきたの？

いよいよ8月15日（日）から「2021年度第36回日本クラブユースサッカー選手権（U-15）大会」が開幕します。

都道府県大会、エリア大会を勝ち抜いた2021年度を代表する48のクラブチームが北海道の地に集結！
10日間にわたる予選リーグ及び決勝トーナメントにて、中学年代クラブユースチームの頂点を目指します。

こちらでは今回の全国大会に出場する48チームがどんな大会を戦ってきたのか、ご紹介していこうと思います。

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【エリア大会比較】
どんな大会を勝ち抜いてきたの？

全国9エリア（北海道　東北　関東　北信越　東海　関西　中国　四国　九州）で行われたクラブユースU-15選手権エリア大会。
全国大会に出場する48チームは、どんなエリア大会を戦い全国出場を決めたのでしょうか？
2021年度のデータを元に9つのエリア大会を「J下部比率」「エリアリーグ比率」の面からご紹介しようと思います。

J下部チーム、どれだけいるの？

エリア大会を突破し全国大会出場を目指す街クラブチームの高い壁となるのは、やはりJリーグ下部組織チームの存在。
地域のエリート選手が集まるJ下部チームは、2021年度の各エリア大会にどれぐらい出場していたのでしょうか。

関東大会が21チームと全国で一番多く、少ないのは北海道、北信越、四国大会の4チームでした。北海道、北信越、四国はJクラブ（J1～3）がもともと他エリアより少ないというのも背景にあるようです。
4チーム～21チームと出場数に差のあるJ下部チームですが、エリアによって大会の規模が違う為、次は大会における出場チーム数の割合で見ていくことにします。

エリア大会における【J下部チームの割合】
北海道 7%　東北 22%　北信越 19% 　関東 26% 　東海 25%　関西 22%　中国 19% 　四国 16% 九州 17%

割合が一番大きかったのは、出場チームの約1/4がJ下部チームという関東大会、東海大会。一番少なかったのは北海道大会の7％となりました。
北海道においてJ下部チームの割合が少ないのは、Jクラブ（J1～3）がコンサドーレ札幌1つという事に起因しているかと思われます。

エリアリーグ所属って、有利なの？

北海道カブスリーグU-15
東北みちのくリーグU-15
北信越ユース（U-15）サッカーリーグ
 関東ユース（U-15）サッカーリーグ
 東海サッカーリーグU-15
関西サンライズリーグU-15
中国プログレスリーグ U-15
四国クローバーリーグU-15
九州ユース（U-15)サッカーリーグ
 九州・沖縄リーグ（1位）

など、エリアリーグ（その地域のトップリーグ）に所属しているチームは、多くの場合、県大会予選免除でエリア大会に出場できるという利点があります。
では、エリアリーグに所属するチームは、それぞれの大会ではどれくらいの割合になるのでしょうか。

チーム数を見ると関東大会が最も多く、80チーム中の30チームが関東ユース(U-15)サッカーリーグ枠です。残り50チームの出場枠を関東8県の各大会で争ったことになります。

＊東北大会はみちのくリーグ所属免除はないようです。

県大会を戦う事なくエリア大会に出場しているチームの割合が青色の部分です（※東北はのぞく）。
少ないところでも九州の21％、多いところでは北信越、関東で38％、全体で3割弱のチームがエリア大会からの参加となっています。

県大会には神奈川県大会のように100チームが参加するところもあり、県大会を突破することが大変な県もあります。
県大会⇒エリア大会⇒全国大会と繋がる「日本クラブユースサッカー選手権（U-15）大会」。
出場への「近道」は、青色の部分であるエリアリーグ所属チームであること、そして、エリアリーグに所属し続けられる力を持つチームであるということが言えるかもしれませんね。

▽2021年度クラブユースサッカー選手権U-15まとめ【47都道府県】
▽【2021年度日程･会場情報】第36回日本クラブユースサッカー選手権（U-15）大会