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JFAエリートプログラム女子U-14 貴重な経験を得て、中国遠征から帰国

4月14日(金)から香港で開催された、JFAエリートプログラム女子U-14中国遠征は、9日間の全日程を終え、22日(土)、日本に帰国しました。EAFF U-15 女子トーナメント 2017の全試合が終了した翌日は、出場した全9カ国の選手が上海市内の観光を訪ねる、EAFFのプログラムに参加。上海を代表する観光地のひとつである庭園「豫園(よえん)」等を見学しました。選手たちは短い時間の中でしたが、中国の文化に触れることができました。また、その夜には上海市内のホテルでフェアウェルパーティーが開催されました。選手たちは各チームで準備した出し物を披露しながら、各国のチームと交流を深めました。

今回の中国遠征で20名の選手たちは、初めての国際試合、オフザピッチでのプログラム、そして海外での生活などを経験しながら、多くのことを学ぶことができました。帰国後、それぞれのチームに戻りますが、この経験を日常活動に活かし、より大きな成長と、また次の活動での再会を約束し合い、9日間の遠征を打ち上げました。

 

監督コメント

西村陽介 監督(JFAナショナルトレセンコーチ/医療法人雨宮病院)
9日間の中国遠征を通して20名の選手全員がオンザピッチ、オフザピッチでさまざまなことにチャレンジし、貴重な経験ができたと思います。日本とは異なる食・言葉・環境の中で選手たちは臆することなく生活をし、片言ながらも各国の選手、ホテルの従業員、大会関係者にコミュニケーションをとる姿は、なでしこらしさが着実にこの選手たちにも継承されていると感じることができました。今回3試合(中国・韓国・朝鮮民主主義人民共和国)を行うことができ、それぞれのチームの特徴(テクニカル・戦術・フィジカル・メンタル)を選手、スタッフで体感するとともに、現時点での自分たちの立ち位置はどこなのか、いつまでに、何を獲得していかなければいけないのかといった「基準」が明確になりました。

昨年のU-17・U-20の女子ワールドカップでも優勝した朝鮮民主主義人民共和国代表チームは基本のテクニック(パス&コントロール・ヘディング)のトレーニングに時間をかけ、徹底的に身体に染み込ませるように黙々とトレーニングを行い、試合翌日もインターバル走を行っていました。チャンピオンはチャンピオンになる前からチャンピオンになるための努力・練習を本気になって行っている姿を目の当たりにし、試合でさらに「差」を感じられたことは衝撃的でした。しかし3試合を通して、テンポよくボールを動かすこと、積極的にボールを奪いにいくこと、攻守において連続・連動・連携することをテーマにトレーニングやミーティングで選手たちと共有し、ピッチで表現できたことは成果であり、今後さらにテクニカル、戦術理解を高めていき「本気」で日常、覚悟を決めて取り組むことができれば世界でも通用するという確信を持つことができました。

今回の中国遠征で得た経験を糧に、選手たちが目標に向かってどのように成長していくのかを楽しみにしたいと思います。今回の中国遠征にあたり大会関係者、中国サッカー協会、スタッフの方々には多大なサポートをしていただき心より感謝申し上げます。

中国遠征中の試合結果

EAFF U-15  女子 トーナメント 2017

4月16日(日)
2 – 1 vs 中国(Jinshan Sports Centre – JSC)
4月18日(火)
1 – 4  vs 韓国(Jinshan Sports Centre – JSC)
4月20日(木)
1 – 8  vs 朝鮮民主主義人民共和国(Jinshan Sports Centre – JSC)

参照・引用 日本サッカー協会

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最後に

西村 陽介 監督の言葉にあるように、「覚悟を決めて取り組むことができれば世界でも通用する。」
の信念を胸に、さらなる高みに向けて頑張ってください。これからも応援しています。

Photo:JFA

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