JFAエリートプログラム女子U-14は、14日(金)、EAFF U-15 Girls Tournament 2017へ出場
するために、メンバー20名が中国、上海に到着、今年2度目となる活動をスタートさせました。
大会期間中は、公式練習、試合が一日置きにあり、初戦は16日(日)、中国との対戦から開始されました。
大会は21日まで繰り広げられ、韓国や朝鮮民主主義人民共和国のチームとの対戦が組まれることになって
います。
監督・選手コメント
淀川知治 監督(JFAナショナルトレセンコーチ)
韓国との第1戦、そして翌日の高校生との練習試合で、出来たことは更に質を追求し、出来なかったことは
原因を分析して改善することをゲーム前のミーティングで確認し、合わせてもう一度「サッカーとは?」や、
サッカーの原理原則を確認して試合に臨みました。ゲームスタートから全体的に動きが重い印象があり、
韓国のシステムや戦術の変更にうまく対応することができない時間帯が長い試合となりました。そんな状況
の中、選手たちはゲームをコントロールできない原因は何か、今何をすべきかを考えプレーの質を上げる
チャレンジをし続けていました。全員の関わりができずミスから先制点を奪われる展開も、前半終了間際に
良い関わりから同点にすることができました。
しかし、後半に入っても相手に対応させられる時間が多く、こちらが意図的にプレーできる時間は多くなく、
残念ながらミスが重なり勝ち越しゴールを許し、この年代最後の交際試合は黒星となってしまいました。
勝つための最大の努力をしてゲームに臨んだ選手たちの悔しさは強く感じられました。「悔しさ」を忘れず
日常に生かしてほしいと思います。
河岸笑花 選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
私は今回のキャンプがエリート活動5回目の参加でした。去年の11月に韓国に遠征に行き、今年の5月に中国
でのAFC U-14ガールズ選手権にも出場しました。そのため、韓国との試合は18日が通算5試合目でした。
去年初めて韓国と試合をしたときは、自分よりスピードのある選手がドリブルで仕掛けてきたときに上手く
ボールを奪えませんでした。また、ロングボールへの対応ができず、裏を取られてしまうことがありました。
そのため今回の試合では1対1の守備でボールを奪うことと、相手のロングボールに対して良い準備をして
裏を取られないようにすることを意識しました。
また、動きながらのテクニックを発揮し、日本らしいサッカーをすることを心がけて試合に臨みました。
試合では、スピードのあるドリブルで相手が仕掛けてきたときも何度かボールを奪うことができましたが、
並行になったときには身体を寄せきれずに抜かれてしまうこともありました。私は韓国と試合をするたびに
成長できる部分もありますが、自分に足りないことも見つけることができるので、韓国との交流はとても
貴重な時間だと思いました。このような経験をできることに感謝し、これからも謙虚な姿勢で努力し続け、
U-17のワールドカップで活躍できる選手になりたいです。
河合野乃子 選手(浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース)
韓国との第1戦では、ボール状況などの観察力に改善すべき点があったので、第2戦はそこを意識し、ロング
ボールが来そうなタイミングでラインを下げる準備をするなど、状況を観ながらラインコントロールをする
ようにしました。
しかし結果は2失点し、負けてしまいました。この試合をただの負け試合で終わらせないように悔しい思いを
忘れずに頑張っていきます。私は6回のエリートキャンプのうち、3回に参加しました。前回まではみんなと
なかなかコミュニケーションがとれず、ずっと緊張していました。しかし今回は最後のキャンプなので、
みんなと積極的にコミュニケーションをとり、やりきろうと思っていました。コミュニケーションだけでは
なく、1つ1つのプレーの質をたくさん学ぶことができました。ここで学んだことをきちんとチームに持ち
帰り、普段のトレーニングから高い意識を持って、日常化できるようにがんばります。
渕上野乃佳 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU‐15)
18日の韓国戦では、15日の試合での自分の課題となった、オフザボールのときに相手や味方の状況をしっかり
確認し余裕を持ってプレーすること、攻撃のアイデアを多くもつことを意識して臨みました。試合では意識した
プレーはできましたが、少しのパスのズレでパスの受け手がボールを奪われてしまうことがあったので、海外の
選手にもちゃんと通用する”質””テクニック”をもっと身につけたいと痛感しました。そのためにもっと日常の
トレーニングから海外でも通用するような高い意識で取り組みます。私は6回のエリートプログラムのキャンプ
のうち、後半の3回に参加しました。初めてのキャンプのときと比べ、今回のキャンプではオフザピッチでも
オンザピッチでもたくさんのことを吸収することができたので、これをスタートラインにして、これからも
高い意識と強い気持ちを持って目標に向かっていきます。
スケジュール
4月15日(土) TBC トレーニング
4月16日(日) 11:00 vs 中国(Jinshan Sports Centre – JSC)
4月17日(月) TBC トレーニング
4月18日(火) 11:00 vs 韓国(Jinshan Sports Centre – JSC)
4月19日(水) TBC トレーニング
4月20日(木) 15:00 vs 朝鮮民主主義人民共和国(Jinshan Sports Centre – JSC)
4月21日(金) TBC EAFFプログラム
(参照・引用:日本サッカー協会)
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