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京都橘高校サッカー部米澤監督とプロ入りを果たした西野選手の高校3年間に迫る!(株式会社ノイカ)PR

2020年度の高校サッカー選手権では2年連続9回目の出場を果たすなど、全国屈指の強豪校として成長中の京都橘高校サッカー部。その選手権で背番号10番を背負って活躍した西野太陽選手は2021年度より徳島ヴォルティスへの入団が決まっています。

今回は米澤監督と西野選手、そしてサッカー部のスポーツ栄養アドバイザーである坂元美子准教授(神戸女子大学)に高校3年間を振り返っていただき、プロ選手になるための体づくりやコンディション管理についてお伺いしました。

プロフィール紹介

米澤 一成監督(京都橘高校サッカー部)

1974年4月30日生まれ、京都府出身。
京都府立東稜高校、日本体育大学卒業。

東京の世田谷学園、三重の近畿大学工業高等専門学校のサッカー部監督を経て、2001年に創部された京都橘高校サッカー部の監督に就任。創部から7年の2007年、全国高校総体初出場。2008年、選手権全国大会初出場。
サッカー部の収益化にも積極的に取り組み、2015年に高校サッカー部で初めてユニホームにスポンサーロゴを掲載し、2020年にはサッカー部公式HPにて会員制の有料ファンクラブ「TACHIBANAクラブ」を立ち上げる。企業、保護者、ファンにはリターンとして満足度の高いコンテンツを提供し、選手の負担を軽減しながらチームを強化する、高校サッカー界にとって新しい仕組みの構築を目指す。

西野 太陽選手(徳島ヴォルティス)

2002年8月10日生まれ、徳島県出身。
田宮ビクトリー → 徳島ヴォルティスJrユース → 京都橘高校サッカー部
2019年U-17日本代表候補
身長 180cm

ジュニア時代にテレビで観た京都橘高校サッカー部のプレーに魅了され、高校時に地元を離れて入部を決意。2021年度より地元徳島ヴォルティスに入団。

坂元 美子准教授(神戸女子大学)

管理栄養士、スポーツ栄養アドバイザー
神戸女子大学 健康スポーツ栄養学科 准教授

過去にオリックスブルーウェーブ、INAC神戸レオネッサ、現在 Jリーガー、京都橘高校サッカー部、日ノ本学園女子サッカー部、富山第一高校サッカー部、須磨翔風高校野球部の栄養指導に携わる。
株式会社ノイカと共にジュニアプロテイン「ネルプロ」を開発。

インタビュアー
納谷 愛(株式会社ノイカ)

栄養士/スポーツ栄養アドバイザー

神戸女子大学健康福祉学部健康スポーツ栄養学科にてスポーツ栄養学を専攻。
スポーツ団体(野球・サッカー中心)への 栄養教育や食事指導、セミナー講師や スポーツジムでの栄養カウンセリング、 専門学校での栄養学講師を務める。

インタビュー

インタビューの様子

選手権を終えて

納谷:まずは選手権お疲れ様でした!選手権を終えられて、いかがでしたか?
西野選手:やはり結果は残念だったのですが、チームとしては全員一つとなってやれることをやったので、後悔はしていません。個人としては、決められるときに決められなかったところがすごく課題に残っていて、そこは次のステージでどんどん結果を出していきたいなと思っています。
坂元先生:次はプロのステージですね!嬉しいニュースをお待ちしています。
西野選手:頑張ります!
納谷:米澤監督はいかがでしたでしょうか?
米澤監督:私からは、ここ近年なかなか初戦突破が難しくなっていたので、そこが突破できた、壁を破れたという点は1つ超えることができたのではと思います。
しかし、結果としては2回戦敗退。もう少し上に行きたかったという想いがあります。今大会のメンバーが3年生を中心にとてもいいチームになってきていたので、もう少しやりたかったなというところが本音です。
坂元先生:以前受けられた監督のインタビューを拝見した際に、「大会の中で勝ち進んでいくと選手が成長していく、自己進歩していく」と仰っていらしたのが印象に残っています。
米澤監督:チーム全体としても個人としても、夏に一度負けている2回戦の昌平戦を超えられたのであれば、勢いづくことができると思っていました。以前対戦した時よりも、差は埋められたのは実感しましたが、勝ちきれなかったかなという風に思います。ただ、この試合で勝っていたのであれば、選手権中にチームも選手もさらに伸びて、ゾーンに入る形になれたのではとも思いました。
坂元先生:試合期間中に成長していくところは、選手権ならではの見どころの1つに感じられます。
納谷:テレビやニュースで選手権の様子を拝見しましたが、走り続けている選手の皆様を見ていると大変感動いたしました。

けがをしない体づくり

納谷:高校三年間の中でコンディション管理を行う上で気をつけてこられたことはありますか?
西野選手:睡眠と食事のところは特に気を付けていました。早寝早起きはもちろん、食事面では栄養素を意識して、野菜と肉と炭水化物をバランスよく取れるようにすることと、この1年は特に「けがをしない体づくり」を意識していました。
納谷:通学はご実家からでしょうか?
西野選手:実家が徳島のため、母と二人、京都に賃貸を借りて生活をしていました。
坂元先生:「けがをしない体づくり」は、例えばどんなことを工夫されていましたか?
西野選手:そうですね…野菜を多めにとる意識はしていました。
納谷:お母様に西野選手からリクエストされる形でしょうか?
西野選手:特に試合後は野菜と肉を多めにしてほしいなど、リクエストしていました。
納谷:高校生ながら素晴らしいコンディション管理の意識、さすがです!
坂元先生:ちなみにお母さまからの食事で好きなメニューはありますか??
西野選手:鶏むねを蒸して、特製ソースで食べるメニューが好きです!

西野選手

チームを背負って戦う

納谷:高校ではエースストライカーとして注目を浴びられましたが、練習面で意識されたことや練習の秘訣のようなところはございますか?
西野選手:自分は「点を取る」というのが役割の選手だと思っていましたので、どんな状態でもゴールを狙っていくというのは意識していました。特にゴール前でのアイデアは得意な分野なので、いつも工夫するよう心がけていました。
納谷:未来の選手の皆様に参考になれば!

納谷:監督からの言葉で印象に残っていることはありますか?
西野選手:2年生のころに「チームを背負って戦う」と言われたことがとても印象に残っています。
米澤監督:上級生がいる中でピッチに立たせる際に、本来のポジション・ストライカーではない右のワイド(中盤・サイドハーフ)で起用することも多くありました。ですが、上級生に遠慮していた面が垣間見えたため、ピッチの中でも気を遣う彼を見て「これではプロの世界ではやっていけない」「3年生を差し置いてでも真ん中に出てきてゴールを狙ってほしい」という気持ちがありました。上級生の攻撃スタイルは左が起点になることが多く、西野選手が走りこんでも得点につながりやすい布陣ではありました。チームを背負うという意味でも、「点を取りに行くこと」に西野選手も意識を持たないといけなかったのですが、右のワイドのポジションに起用されたことで、アシストに徹していたように見受けられました。このままでは、彼にとってもチームにとっても良くないと思いましたので、「チームを背負って戦う」ということをいいました。
納谷エースの背中を押す一言になったようですね。
米澤監督:そうですね、「点を取らなくていいんだ」「アシストに徹しよう」となると、西野選手の持ち味が出ないまま高校生でのキャリアを終えてしまうことが懸念されました。何を言っても高校生ですので、指導者の立場としては、やはり背中を押すという役割をしなければいけないと思っていました。
納谷:選手一人ひとりを‘見て’指導されている監督の情熱とそして指導者としての一押しの言葉。米澤監督のさすがの指導力が素晴らしいエースを育まれましたね。

納谷:米澤監督からみた西野選手は、前述のように始めは少し遠慮がちな印象だったけど、最後にはエースとして大成してくれたといった形でしょうか?
米澤監督:エースとしての西野選手の成長は、そうしなければならないと思っていました。上級生のカテゴリーで試合に出る選手になる飛び級ですが、僕は1歳上のカテゴリーで試合できるのは当然、2歳上のカテゴリーに入っても負けないようにすることこそ、大切になってくると考えています。彼は2歳上のカテゴリーでも十分にやっていける選手だと思っていました。実際しっかり試合に絡んでいましたし、持っている身体のポテンシャル(ひざ下の長さ、筋肉の質、体脂肪率など)がプロに向いていること、サッカー選手として感覚的にもいいものを持っていました。「この選手はプロにしないといけない」と使命を感じていましたし、もちろんその代の点取り屋、フィニッシャーを務めてもらわないといけないと思っていたので、ある程度はエースとして順調に成長したのではと思っています。新型コロナのこともありましたが、もっといろんな取り組みを経験してもらいたかった。チームとしてもできなかったことがあり、その影響が今回の結果なのかなとは思っています。

納谷:試合やチーム練習も限られる中で、ご指導されるのは大変だったことかと思います。
米澤監督:今もまた緊急事態宣言が京都に発令させましたので(インタビュー時2021/1/14)、新人戦もなくなりました…。西野選手の時は、新人戦は行われましたが、インターハイはなかったですし。今は他校とも接触禁止、ここから1ヶ月ほどは学内の自チームのみでの練習になるので、去年の経験を生かして、自チームのみの中でもいい経験を積めるように考えていかなければいけないなと思っています。
納谷:これは軸ですというものがありましたらご教示お願い致します。
米澤監督組織の中で個を生かすというのは理念として持っています。組織として青写真がないと、選手が何を目指すのかやりにくい所があると思います。個々の選手の特徴を生かさないといけないと思うので、コンバートもしかり、チームのために自分の力をしっかり生かしてほしいとは思っています。しかしながら、個の力は組織ありきで発揮されることは選手に理解してほしい所ではあります。個の育成というのはもちろん大事ですが、それは組織の中で「いいチームに入ればいい選手に育つ」と思っています。いい仲間がいるということもあり、組織の中で選手同士でもビジョンを持って試合に臨む、それらを総じて「組織の中で個を生かす」ことが大切になると思います。

米澤監督

京都橘を選んだ理由

坂元先生:西野選手が徳島から京都橘に決めた理由は何かありますか?
西野選手:もともと小学校5年生の時に、京都橘が準優勝したのをテレビで見ていました。その時に橘のサッカーにあこがれを持ったので、いざ高校の進路を決めるとなったとき、橘に行きたいと思い決めました。
坂元先生:小学校のころからの想いだったんですね。その時は私も選手権や合宿などに帯同して、栄養指導を効果的にできた結果が微力ながら準優勝につながったのでは、と思っていたのでよく覚えています。
納谷:嬉しいお話ですね、監督ご存じでしたか?
米澤監督:存じておりました。OBの活躍を見て、入ってきてくれるというのが嬉しくて、そう考えると第91回の全国大会の際に当時の選手たちが作ってくれた準優勝という歴史はとても影響があったと思います。今大会は2回戦敗退ではありましたが、またこの大会での西野選手や他の選手の勇姿を見て、橘に入りたいと思ってくれる選手が出てきてくれると思います。
坂元先生:次は西野選手があこがれの存在になる番ですね。

納谷:以前より京都橘高校ではコンディション管理の一環として、新1年生の選手の皆様へ株式会社ノイカのジュニアプロテイン「ネルプロ」をお届けさせていただいております!西野選手も飲んでいただいたと思いますが、記憶に残っていらっしゃいますか?
西野選手:いただいて1ヶ月飲ませていただきました。ちょうどそのころ、身長が伸びている時期というのもあって、体重がなかなか増えないというのが悩みでした。しかし、ネルプロを飲んで1ヶ月後に体重を量ってみると増えていてくれたので、これはネルプロのおかげなのかなと感じました。
納谷:背が伸びる時期ではエネルギーや栄養素がたくさん使われていきますので、身長の伸びに見合った体重の変化が出にくくなります。成長促進のサポートをコンセプトとしておりますが、ネルプロがお役に立てたようでしたら光栄です!
坂元先生:サプリメントや栄養補助食品を取ったからといって、それだけでは必ずしも身長が伸びる、体が成長するわけではなく、やはりベースとして日々の食事をきちんととられていることが大切ではありますね。その取った食事を効率よく体の成長に回す手助けをするのがサプリの役割ではありますので、これからも食事をメイン、ベースに、その補助としてサプリを使っていただけると、体重の増加に繋がりやすいと思います!
ネルプロはジュニアのための成長応援と謳ってはいますが、成長期以降の選手やプロになっても、身長を伸ばすという目的以外で、例えば体調の管理や試合や練習のリカバリーなど、プロのための体づくりには役に立つと思います。

未来の高校生達へ

納谷:未来の高校生の皆様に一言お願いいたします!
西野選手:僕自身もそうですが、自分の決めた道を信じて、それに向けてどんどんチャレンジしていくことが結果につながってくると思うのでチャレンジをしていってほしいです。
米澤監督:西野選手も言いましたが、チャレンジすることは大切だと思います。色んな逆境(コロナも含めて)、うまくいかないこともたくさんあると思いますが、必ず解決すると思っていますので、自分の本当にやりたいことをやってもらいたいです。やりたいことがはっきりすると、それに付随してやらなければいけないことがはっきりしてくると思うので(サッカーならサッカーのトレーニングだけでなく極めるには栄養や休養などが伴っていく様に)、やはりチャレンジは大切なことだと思います。その過程を経て、初めて本物になって結果や問題の解決につながる。是非自分を信じて頑張ってもらいたいです。
坂元先生:すべてが経験になると思います。与えられたことをこなすことは簡単ですが、そうではなく自分で考えてチャレンジすること、やりたいことをやるという中で失敗もあると思いますが、それを経験して糧にしていくことが大切かなと。やりたいことを見つけられただけでも素晴らしいし、それに向かってチャレンジできる世代でもあると思うので、いろんなことにチャレンジしていただければと思います。西野選手もプロでチャレンジ頑張ってくださいね!
西野選手:ありがとうございます!

西野選手の身体づくりをサポートした「ネルプロ」はこちら

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(聞き手:株式会社ノイカ 構成:ジュニアサッカーNEWS)

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