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【2020全国高校選手権】1位は東京ではなかった?登録選手の出身県はどこが一番多い?

2021年1月11日(月祝)まで行われた 第99回全国高校サッカー選手権大会 全国大会に出場した高校の登録選手から、一番多い出身県などを集計してみました。

「2020全国高校選手権を人数に注目して振り返る」シリーズ第2弾です。

第1弾 部員数が多い高校がやっぱり強い?人数で振り返る高校選手権

↓本文は写真の下から始まります↓

出場県別人数ランキング

2020全国高校選手権出場したチームに、登録された選手の出身県を集計してみました。

出身県 人数
1位 東京 95
2位 大阪 87
3位 埼玉 71
4位 愛知 63
5位 神奈川 55
6位 兵庫 53
7位 愛媛 40
7位 三重 40
7位 鹿児島 40
7位 千葉 40
11位 福岡 39
12位 沖縄 35
12位 熊本 35
12位 群馬 35
12位 北海道 35
16位 岩手 34
16位 島根 34
18位 福井 32
19位 広島 31
19位 静岡 31
21位 富山 30
22位 京都 29
22位 山形 29
24位 香川 28
25位 大分 27
25位 徳島 27
27位 秋田 25
28位 岐阜 23
29位 茨城 22
29位 佐賀 22
31位 山口 21
32位 宮崎 20
32位 長崎 20
34位 滋賀 19
34位 石川 19
34位 長野 19
37位 福島 18
38位 宮城 14
38位 高知 14
38位 奈良 14
41位 岡山 13
41位 新潟 13
43位 青森 11
43位 和歌山 11
45位 山梨 9
45位 鳥取 9
47位 栃木 8
韓国 1

東京都出身の選手が一番多く95人。次いで2位の大阪府も87人という人数でした。

東京都はAブロックとBブロックの2枠ありますので、他県よりも出身者が多いのは当然です。
次にお話するランキングと照らし合わせてみると、一番県外で活躍している選手が多いのは実は大阪、ということがわかります。

上位の県の人数を眺めてみると、中学から高校に進学するとき、かなりの数の選手が日本を移動しているといえそうです。

他県へ進学率ランキング

こちらは、あくまでも全国高校選手権へ出場した学校のみの集計ではありますが、出身県ではない高校で登録されている選手の比率を出してみました。
県外への進学率(※1)=出身県ではない高校で登録されている選手の人数(※2)÷全出場校登録選手のうちの該当県出身人数(※3)で算出しております。

茨城を例にしてみると、茨城県出身の登録選手数は22人(※3)。
うち18名が県外の高校の登録選手(※2)です。
茨城県出身の選手はその82%が茨城以外の代表選手として高校サッカー選手権に登録された(※1)ということになります。

出身県 県外への進学率
(※1)
県外の高校
登録人数(※2)
登録人数
(※3)
1位 茨城 81.82% 18 22
2位 宮城 78.57% 11 14
3位 大阪 77.01% 67 87
4位 奈良 71.43% 10 14
5位 埼玉 69.01% 49 71
6位 千葉 67.50% 27 40
7位 愛知 63.49% 40 63
8位 京都 62.07% 18 29
9位 福岡 61.54% 24 39
10位 東京 56.84% 54 95
11位 兵庫 56.60% 30 53
12位 神奈川 56.36% 31 55
13位 山梨 55.56% 5 9
14位 青森 54.55% 6 11
15位 静岡 38.71% 12 31
16位 新潟 38.46% 5 13
17位 和歌山 36.36% 4 11
18位 熊本 34.29% 12 35
19位 徳島 33.33% 9 27
20位 佐賀 31.82% 7 22
21位 香川 28.57% 8 28
22位 高知 28.57% 4 14
23位 鹿児島 27.50% 11 40
24位 石川 26.32% 5 19
25位 岐阜 26.09% 6 23
26位 愛媛 25.00% 10 40
27位 三重 25.00% 10 40
28位 栃木 25.00% 2 8
29位 山口 23.81% 5 21
30位 岡山 23.08% 3 13
31位 大分 22.22% 6 27
32位 滋賀 21.05% 4 19
33位 長野 21.05% 4 19
34位 北海道 17.14% 6 35
35位 福島 16.67% 3 18
36位 沖縄 14.29% 5 35
37位 群馬 14.29% 5 35
38位 広島 12.90% 4 31
39位 秋田 12.00% 3 25
40位 岩手 11.76% 4 34
41位 島根 11.76% 4 34
42位 福井 9.38% 3 32
43位 宮崎 5.00% 1 20
44位 富山 3.33% 1 30
45位 山形 0.00% 0 29
46位 長崎 0.00% 0 20
47位 鳥取 0.00% 0 9
韓国 100.00% 1 1

茨城県出身の選手約82%、宮城県出身選手約79%が県外の高校で全国大会出場校に登録されていたことがわかりました。
大阪は3位の77%ですが、出身県ではない高校で登録されている選手の人数(※2)は、67人。東京の54人よりも多い人数となります。
こちらは、2020年度出場校のみで集計しているため、実際に県外へ進学している比率とは異なります。
あくまでも、参考値としてご覧ください。

保護者の仕事の都合で引っ越し、という選手が一定数いることを考えても、中学から高校にかけては、寮などの仕組みを使い、県外に出ている選手も多いのではないでしょうか。
他県の学校からも欲しがられている選手の多い県のランキングだと読むこともできそうです。

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参考文献

◆高校サッカーダイジェスト(vol.31)第99回全国高校サッカー選手権大会「選手権名鑑」12月8日号特別増刊

この記事を書いたライター

JUNIOR SOCCER NEWSテクニカルマイスター冬馬 瑠莉
Ruri Toma
熊本市在住。2017年1月からジュニアサッカーNEWSでライターをしています。

私には二人の息子をもつ母として、小さな夢があります。
その一つが、いつか息子の運転する車の助手席にのること。
もちろん彼女よりも先に乗りたいという野望付きですw
そして今年の春、その夢が叶いました。
意外に長男の運転が上手で、ちょっと拍子抜けした感はありましたが車庫入れに苦戦するところはまだまだです( *´艸`)

次の夢は、次男がお酒を飲める年齢になったら家族4人でお酒をたのしむことかな♪
あと4年後になりますが、その時を待ちながら息子たちの成長を見守りたいと思っています。

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