▲この歓喜が2020年は見られない…?
高校生の夏の祭典、インターハイ。
これが来年中止の危機にさらされています。
現在の高校2年生の最後の夏になるはずのインターハイが開催されない…
そんなことがあってはなりません。
状況打開のために、高体連がクラウドファンディングに踏み切りました。
何が起きているのか?
「開催経費の不足」が起きています。
足りない金額は4000万円。
東京五輪と重なる来年のインターハイ。
なぜ、そんなことが起きるのでしょう。
理由:東京五輪のため、分散開催になるから。
2020年のインターハイは、当初北関東が会場として予定されていました。ですが、おそらく2020年は宿泊施設数の不足が起きます。関東近郊の宿泊施設は東京五輪の観戦者で埋まってしまうからです。
そのため、全国高等学校体育連盟は北関東では11競技のみを行うことにし、残りの19競技は全国各地に分散して行うことを決めました。これが分散開催です。
インターハイ開催の経費は開会式以外で総額12億円。この開催経費は開催地の都道府県や市町村がローテーションで負担しています。
分散開催が決まった後、全部の会場が確保できたのは2019年の4月でした。分散される県や市町村では「予期せぬ事態」になったのです。この結果、開催地からの経費負担はほぼなくなった状態だそうです。
▲インターハイは30競技34種目が行われる
大会規模も縮小したが…
もちろん経費削減のため、全国高等学校体育連盟も大会の縮小に踏み切りました。仮設施設は使わない、全国各地からの審判派遣もやめ、できるかぎり会場の近場から審判を集めることなど、打てる手は打っている状態のようです。
「一生に一度の高3の夏」を奪わないためにできること。
選手、監督を含め、全国大会に出られる参加人数は30競技で約3万8000人です。インターハイが開催されなければ、夏のインターハイを最後に引退を考えている選手たちの晴れ舞台、集大成はどこの大会になるのでしょう?
今頑張っている選手たちの活躍の場が消えてしまったとしたら…?
高3の夏は一生に一度しか来ないのです。
公益財団法人全国高等学校体育連盟はクラウドファンディングの実施に踏み切りました。
1000円から50万円までの間で寄付をすることができます。
クラウドファンディングの期限は10月23日です。
選手の夏を奪わないために、私たちができる支援を。
インターハイの夏を選手たちにプレゼントしましょう。
来年のインターハイを開催させたい!
高体連のクラウドファンディングページはこちらから
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