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【北海道】U-11保護者向け・来年夏の全国一斉トレセン(FFP)を目指すためのデータ分析 - 2

北海道FFP参加メンバー所属チーム一覧

2015年度 2016年度 total
コンサドーレ札幌U-12 2 6 8
SSS札幌SC 0 3 3
プレイフル函館FC 2 0 2
アンフィニMAKI.FC 2 0 2
室蘭大沢FC U-12 2 0 2
上江別Jr.FC 1 1 2
北広島SSS 1 0 1
旭川コスモスジュニアFC 1 0 1
旭川Grin.Bear.BoysFC 1 0 1
伏古SSS 1 0 1
西野第二SSS 1 0 1
FibraFC U-12 1 0 1
LIV FC U-12 1 0 1
札幌大谷地SSS 0 1 1
枝幸JrSC 0 1 1
川西スポーツ少年団サッカー部 0 1 1
DOHTO Jr U-12 0 1 1
フロンティア・トルナーレFC 0 1 1
エスピーダ旭川 0 1 1

FFP選考メンバーによる北海道トレセンの傾向

2015年度はまだチームが分散されていた感があるが、2016年度はコンサドーレ札幌とSSS札幌SCで半数以上が占められた。2016年度のFFPにおいて、ここまで選手が同一チームに偏った都道府県はほかになかった。

この2チームは昨年度のチビリンピック予選から北海道のTOP2と言ってよいほど快進撃を見せており、全日本少年サッカー予選でも代表争いをするのではないかといわれているチームである。

全域からまんべんなく選手を招集する「還元」の側面よりも、北海道としての「育成」に重きを置いたトレセンであることがうかがえる。

また、北海道からは女子も1人選出された。北海道は全国的に見ても女子の育成に力を入れている都道府県の一つ。ここから全国レベルで活躍する選手が出ることを望む。

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北海道FFPの傾向

全国的に見てもトレセンへの取り組み・育成に熱心な都道府県の一つが北海道である。2016年1月に行われた「2015北海道フットボールカンファレンス」では、北海道のユース年代が目指すプレー(育成年代の最終形)として
・ボールを失わずにゴールを目指すプレー
・多彩な攻撃
・的確な状況判断とそれに応じたプレーの連続

をあげ、そのために
・ビルドアップ
・崩しにつなげるためのポゼッション
・スローイン
・積極的に奪いに行く守備
の4つを主な項目としてとらえている。

上記を受け、2015年度の全日本少年サッカー大会の北海道のプレーを分析し、
・パス成功率の更なる向上
・ビルドアップの回数や質
・多彩な攻撃の制度と実行力
・状況に合わせたプレーの選択
がまだ足りないとしている。

そのため、足元の技術、プレーを状況に合わせて「判断」することのできる選手が望ましいとされるだろう。

女子育成に力を入れているのも大きな特徴である。北海道には女子チームに所属したまま、中学校のサッカー部員として中体連の大会に出られる制度がある。

全国的に女子は中学年代になると活躍の場が限られる。北海道の試みは画期的であり、女子選手の出場機会を確保する一助となるであろう。

参考pdf:2015北海道フットボールカンファレンス

この記事を書いたライター

JUNIOR SOCCER NEWS統括編集長/事業戦略部水下 真紀
Maki Mizushita
群馬県出身、東京都在住。フリーライターとして地方紙、店舗カタログ、webサイト作成、イベント取材などに携わる。2015年3月からジュニアサッカーNEWSライター、2017年4月から編集長、2019年4月から統括編集長/事業戦略部。2023年1月からメディア部門責任者。ジュニアサッカー応援歴17年。フロンターレサポ(2000年~)

元少年サッカー保護者、今は学生コーチの親となりました。
見守り、応援する立場からは卒業しましたが
今も元保護者たちの懇親会は非常に楽しいです。

お子さんのサッカーがもたらしてくれるたくさんの出会いと悲喜こもごもを
みなさんも楽しんでくださいますように。

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