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宮崎日大高校 地域企業がチームの環境整備をバックアップ!先進的な取り組みで全国を目指す環境づくり

(とにかく、目を見張る広々とした美しい人工芝グラウンドです。撮影 弊社編集部)

宮崎県宮崎市にある宮崎日大高校は2018年度インターハイ、高校サッカー選手権宮崎県大会で見事準優勝に輝いた、宮崎県の高校サッカーをけん引する強豪校。

同校では、2019年3月3日に人工芝を敷設した第2グラウンドが完成しました。
この人工芝グラウンドは、全国でもトップクラスの広さをほこり、ピッチ2面が確保されています。
人工芝グラウンドの着工を決め、敷設のために奔走したのは同校サッカー部の南光太監督でした。
一大プロジェクトを進めるにあたり、監督やコーチ自ら地域企業へと足を運び、賛同する企業を募ったそうです。
その結果、なんと80社ものスポンサをー獲得するにいたりました。

完成した人工芝グラウンドの回りには応援企業の横断幕がずらりと並んでいます。
これにより、企業の認知度もアップするとともに、学校にも毎年スポンサーフィーが入る(年間500万)というモデルが確立しました。
地域ぐるみで選手の育成環境を充実させ、全国を目指すチームを応援するという、いわばJリーグモデルとも言える先進的な取り組みの実現です。

どのような思いで、人工芝グラウンド敷設に至ったのか南監督にお話を伺いました。

 

第2グラウンド人工芝敷設に着手されたきっかけは?

約3万㎡ある広大な敷地の除草剤散布や、たくさんある木々の伐採、伐根工事から始まった工事がついに終了!
2019年3月3日(日)に第2グラウンド完成の式典が盛大に催されました。
完成おめでとうございます!

式典後には、さっそく完成したばかりの人工芝グラウンドで南監督の恩師が総監督をつとめる長崎総合科学大学附属高校と試合が行われました!

参照:宮崎日大サッカー部HP

—まず、こちらの人工芝グラウンドを敷設しようということになったきっかけをお聞かせください。

南監督
グラウンドが劣化してきたこともあり、修繕するなら新しく人工芝を敷設したほうが良いと思いました。
現在、全国の強豪高校は自前の人工芝を持っています。
目標達成するためには、環境も変えないと差は開く一方だと感じたためです。

—人工芝グラウンド敷設には莫大な金額が掛かりますし、ご苦労された点もあったのではないでしょうか?

南監督
 学園、保護者に人工芝敷設することでのメリットを伝え、説得に奔走しました。
納得して頂く段階が難しかったですね。
皆さんに納得していただくため、莫大な資料を作成しました。

—そこまでのご苦労をしてでも、人工芝グラウンド敷設をする!というお気持ちが揺らがなかったのですね。

南監督
 はい、選手にとって様々なメリットがあるので。
例えば、選手にとっては次のようなメリットが考えられます。

・ヘッドダウンがなくなり、状況判断が良くなる。
・ボールスピードがアップする。
・シューズ費用が抑えられる。
・遠征の負担が軽減される。
・スライディングの質があがる。

指導者の立場から言うと、雨天時の練習代替場所を探さなくて良いとか、週末に多くの学校に試合に来ていただけるというメリットがもあります。
多くの方のご支援、ご協力の下人工芝グラウンド敷設が実現しました。
日本でも類をみない施設だと思います。

—なるほど、人工芝グラウンドでの試合というのは、高校生にとっては大変貴重なことですから、宮崎日大さんの人工芝グラウンドでぜひ試合をさせて欲しい!と多くの学校からオファーが入るという利点があるのですね!
それによって、相手チームさんも良い環境の中で質の高い試合ができますし、他校さんへも良い影響が広がるわけですね。

(青いラインはジュニアの試合にも対応可能になっています。このような素晴らしい環境は全国でも珍しいですね! 撮影 弊社編集部

宮崎日大サッカー部について

宮崎日大サッカー部を目指しているサッカー少年がたくさんいると思います。
皆さんの参考になればと思いますので、サッカー部について教えてください。

—日頃、どのような事を意識して指導されていますか?指導方針をお聞かせください。

南監督
 部活動以外の学校生活を高校生らしく、あいさつや礼儀、礼法もしっかり出来るよう指導しています。
サッカーにおいては止める、蹴る、運ぶなど基本技術をしっかり備えること。
また、ノージャッジ(判断なし)のプレーを行わない。
全てのプレーに意思を持ってやること。
これらを重視して指導しています。

—どのような選手に入部してほしいとお考えですか?

南監督
志を高く持ち、謙虚に取り組める生徒です。

—今年度の目標を教えてください。

南監督
まずは宮崎県の頂点を取ること。まだ全国大会出場がないため今年こそはと思っている。
そして環境の良さだけに甘んじず、日本一になることを目指します。

参照:宮崎日大サッカー部HP

素晴らしい環境は、自チームのためだけではなく、宮崎日大サッカー部とここで試合をするチームのためでもある、というお話がとても印象的でした。
宮崎県をけん引する強豪高校ならではの広い視点からの取り組みだと感じました。

南監督、お忙しい中、快くインタビューをお受けいただきまして、ありがとうございました!

◆宮崎日大サッカー部U-16が参戦している九州ルーキーリーグ「球蹴男児U-16」公式サイトはこちら

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    この記事を書いたライター

    統括編集長/オウンドメディア事業部江原 まり
    長野県出身。
    ライター歴11年。
    子育て系メディアにて、主に教育、引越し、子育て全般についてのコラムを100本超執筆。
    2016年からジュニアサッカーNEWSにて執筆開始。
    2017年10月より副編集長、2019年4月より統括副編集長/戦略事業部。
    2022年1月より統括編集長/オウンドメディア事業部。

    自身もサッカー少年の母です。
    保護者目線で「保護者が知りたい情報」を迅速にお届けするため、日々奮闘中。

    いろいろな方の貴重なお話を直接聞けるこのお仕事にわくわくさせてもらっている毎日です。

    できるようになりたいこと、勉強したいことが山のようにあります。
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