会場によっては応援のマナーがきちんと決められていることをご存知ですか?
この記事では高円宮杯U-15サッカー大会などで使われる会場を例に、応援マナーを説明します。
せっかく準備した横断幕を付ける場所が間違っていた!
熱狂のあまりついついやり過ぎて、チームに迷惑がかかってしまった…
こんなことが無いように、応援マナーを事前に調べて、気持ちの良い応援を送りましょう。
※応援マナーについては昨年度のものですので、今年変更がある可能性もありますので、必ず公式サイトをご確認下さい。
J-GREEN堺
出典元:JFA
味の素フィールド西が丘
出典元:JFA
観戦ルール
参照:JFA試合運営管理規定
【応援幕掲出NGエリア】
①メイン・バックスタンドには掲出できません。
②両ゴール裏スタンドの最前部には掲出できません。
③両ゴールの真後ろにつきましては、競技に直接影響を及ぼす恐れがあるため、旗・応援幕を使っての応援はできません。
※設置場所の詳細は係員にご確認下さい。
【メインスタンド・バックスタンド禁止行為】
①立ち続けての応援
②太鼓等鳴り物の持ち込みと使用
③大旗の持ち込みと使用
【ゴール裏スタンド禁止行為】
①両ゴールの真後ろでの旗振り、応援幕等による応援(応援幕等の一時的に広げる事も禁止)。
②大旗をピッチ上側に垂らすこと
【場内禁止行為】
①ピッチに向けて拡声器の使用。
②紙吹雪、紙テープ、風船の持ち込みと使用。
③スタンド最前フェンス「またぐ、座る、立ち上がる」行為。
④椅子の上に立ち上がる、椅子の背もたれに足をかける。
⑤フラッグ、ひも、テープ、旗竿を使用しての故意的な場所取り
⑥営利目的で競技・式典・観客等の写真撮影や動画撮影をする。
⑦主催者の事前許可無く、大会の音声・映像の全部または一部をインターネットその他メディアを通じて配信すること。
⑧試合の運営または進行を妨害し、他人(審判、参加チーム、サポーターその他一切を含む)に迷惑または危険を及ぼし、若しくはそれらおそれがあると主催者もしくは主催者の指定する警備従事員が認める行為をすること。
⑨人種、肌の色、性別、言語、宗教、政治または出自等に関する差別的あるいは侮辱的な発言または行為をすること。
⑩上記各号のほか、公序良俗に反する発言または行為をすること。
参照元:JFA
応援、こんなことに気を付けよう
分かってはいるけれど、子供のことになるとついついアツくなりすぎてしまう…
時に残念な光景を目にしてしまうこともある応援席。今一度冷静になって、気持ちの良い応援を心がけましょう。
暴言やコーチングはやめましょう
「以前、相手チームの保護者が応援席から選手に、立ち位置など具体的な指示のような声掛けをしていました。声も大きく、暴言まじりなので、他の保護者は応援に集中できず困りました。あれでは選手達も戸惑うのでは?と心配になりました。」
ベンチ外からのサイドコーチ禁止という規定があります。
あまりに熱が入りすぎて、ついつい具体的な形で口を出したくなるかもしれませんが、監督やコーチの指導を信じて子供に混乱を与えないようにしましょう。
大声の暴言はやめましょう。
相手チームには勿論、自分の子供にも大声で暴言をかけるのはいかがなものかと思います。
あまりに酷いとチームが警告を受ける事態にもなりかねません。
懸命に頑張っている選手達を尊重し、節度ある応援をしましょう。
審判への抗議はNG
「大声で審判に文句を言っている指導者が注意を受けているのを見たことがあります。冷静さを失うとチームに迷惑がかかってしまうので、審判をお願いしているという気持ちで冷静になるように心がけています。」
チームは審判のジャッジを尊重するよう指導しています。
チームの監督や指導者は子供たちに「審判のジャッジは絶対」という意識を持ち、尊重することを指導しています。
そのチームの考えを尊重する意味でも、応援席から審判に抗議することはあってはいけないことだと思います。
冷静な気持ちで子供たちの成長を見守りたいですね。
大声の笑い声が気になる…
「悪気はないのでしょうが、応援しに来てるのか、喋りに来てるのか分からないっていう方がたまにいらっしゃいますね。あの緊張感の無さが選手に聞こえてなかったら良いのですが…」
選手は真剣です。集中力が途切れてしまわないよう配慮を。
応援席ではついついテンションが上がって楽しくなりすぎてしまうということもありそうです。
悪気はなくても試合中、大声での談笑は選手達の集中力を途切れさせてしまうことがあるかもしれないということもお忘れなく。
関連記事
最後に
我が子が出場する試合、ましてそれがエリア大会、全国大会というようにレベルが上がれば上がるほど、保護者は熱くなってしまうものです。
「そんなこと十分わかっている」という方が殆どだと思いますが、今一度、理解を深める意味で応援マナーについてまとめてみました。
子供たちが頑張ってるからこそ、親もきちんとマナーを守って気持ちの良い応援を送り、試合を楽しみたいですね。