ジュニアサッカーニュースでは、保護者に役立つ情報を届ける為に今話題になっている製品、今後話題になりそうな製品について現場まで伺って徹底取材をしています。
今回は東京都大田区大森にあるフレア合同会社に取材させていただきました。この会社はユニークでいてしかも実用的、機能的な製品を取り扱っている会社です。今回は「インフルエンザ予防対策にも有効な給水ボトル」について取材してきました。
給水ボトルは集団感染の原因にも…
水分補給に欠かせない水筒や給水ボトル。小学生のうちはベンチに戻って水筒、というチームが多いかもしれませんが、たまに水筒の中身が足りなくなり、友達の水筒を給水ボトルのように子供たちの間で回し飲みをしているケースも見られます。
冬の集団感染といえば、
かぜ症候群
インフルエンザ
肺炎
感染性胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルス)
の4つです。
このうち、インフルエンザウイルスが体内から消失するのは感染6日後です。体力の回復が早い子どもだと、感染から6日たっていないのに練習に復帰してくる子がいる可能性もあります。インフルエンザウイルスの発症も体力や免疫力によって多少差がありますので、ウイルスにかかったものの微熱程度で本人も気づかないうちに感染終了していた、という例も実際にあります。
これらのウイルスは飛沫感染の可能性があります。唾液はウイルスの媒介になります。自分の子どもが移らないだけでなく、気付かずに感染していた場合の「人に移さない」予防としても、給水ボトルを見直してみてはいかがでしょうか。
従来の給水ボトルは、
・洗いにくい(数があるので、乾燥させる場所が確保できない
・中身が見えないのでどれだけ減ったかわからない
・小学生は飲めるように慣れるまで時間がかかる
・基本的に転がしておいておくものなので不衛生
・実際に飲み口に口を付けてしまうこともある
などのデメリットがありました。
赤い丸部分は「チンレスト」と言います。ここにあごを乗せることによって、噴射口は自然に自分の口のほうを向きます。
そして、絶対に口の中に飲み口が入ることがないのです。衛生的かつ効率的に水分補給ができます。
そして、倒しておいても飲み口が地面に触れることはありません。地面から適度な距離があるので、芝や土が飲み口付近につくことはなく、ふたもないので開け閉めの手間がかかることもありません。
洗って乾かすときにも自立します。自立している状態で飲み口が地面に触れることはありません。きちんと浮くように作られています。
試合会場でそのままゆすぐときに、この機能は大変便利です。乾かせて汚れないので場所を選ばない機能的な商品です。
榊「ただ一つ、お断りしないといけない点があります。このボトル、絶対に最初子どもたちは水の掛け合いをします。そのくらいきれいに水が噴射されます」
photo:Bev Sykes
久納「Jリーグで勝利したチームが行うような水かけと同じです。力の弱いジュニア選手でも、上手に水が出てきてしまうので、ついやってみたくなってしまうんでしょう…」
導入は春夏が良いかもしれません(笑)。
卒部の記念品や大会の賞品としてもはずれなし!どの世代にも大変喜ばれる商品です。
値段も1本799円と手頃です。
給水ボトルを1本購入する
6本セットを購入する
12本セットを購入する
最後に
実際に、フレアさんのボトルを購入して使ってみました。思いがけない発見がありましたよ!
ゴールキーパーは、キーパーグローブを濡らしておく必要があります。その際、ふたのあるボトルだといちいちグローブを外してふたを外し、濡らしてボトルのふたを閉め、またグローブをはめてグリップを確認…という手間をかけなければいけなかったのが、このボトルだとその必要がありません!
特に下が砂のグラウンドだと、試合中に濡らしてグリップ力を回復したくなることもあるようです。実験してみましたが、ボトルに水を満杯にしてぽいっと横倒しにしてみても、水はこぼれませんでした。すぐにグリップ力が失われるクレーグラウンドにお悩みのGKには特にお勧めです。