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【スポーツを通したまちづくり】 「慢性的な公式戦会場不足解消」と「持続可能な地域の活動交流拠点」を目指して 熊本フットボールセンター応援ファンド 無料説明会開催

2022年8月の熊本県フットボールセンター(仮)の開設へ向けて

日が暮れるまでボールを蹴っていた少年は、現在、熊本県フットボールセンター(仮)の2022年8月の開設へ向け、プロジェクトチーム一丸となってゴールを目指しています!
センターは、全国でも数少ない「地域スポーツ施設と保育園などの多機能型複合施設」。ナイター照明付き人工芝サッカーフィールド2面のほか、400台収容可能な駐車場を完備し、芝生広場・保育園・カフェ・コワーキングスペースなど、様々な施設も併設予定です。

行政に頼るのではなく民間の力で、そして持続可能なものとするため、地域内外の皆さまから出資を募るという前例のないチャレンジを続けています。
今回の記事では、その背景をご紹介します。

フットボールセンター建設の背景

熊本県下での慢性的な公式戦会場不足

一般社団法人熊本県サッカー協会(以下、KFA)にはキッズからシニア年代まで約500チーム・選手17,000人余が登録しています(2022年3月25日現在)。
KFAが主催する試合はリーグ戦だけでも年間約5,500試合と多くの試合を開催しています。

多くの試合を開催する一方で、公式戦で使用する人工芝が整備されたグラウンドは県内に20箇所ほどしかなく、車で片道2時間以上かかる遠く離れたグラウンドを使用せざるを得ないことが生じています。
また県内での開催が難しい場合は県外の会場を借りることもあり、実際に会場を使用する選手に大きな負担がかかってしまっています。

フットボールセンター構想の誕生、そして熊本地震

そうした課題がある中、2015年に打ち出されたKFAの中期計画には環境整備の一環としてフットボールセンターの建設が盛り込まれ、センターの構想が立ち上がりました。
公式戦会場不足の解消に加え、県サッカー界の強化育成拠点となることで、さらなる発展を目指し、実現に向け動き出しました。

しかし、建設候補地の選定や事業内容についての話し合いが進められ順調に進み出した矢先、2016年4月に最大震度7の熊本地震が発生。
熊本県は甚大な被害を受け、フットボールセンター建設の動きは中断せざるを得ない状況となります。
住宅の倒壊、道路の寸断、橋の崩落など被害は大きく、スポーツ施設も被害を受けたひとつでした。

住宅倒壊の様子、地震で影響を受けたスポーツ施設

地震後、被害が残る中、避難所や車で寝泊まりをする人たち。
そのなかでも、子どもたちはボールを蹴り、仲間たちとサッカーを楽しむ姿が見られました。また、サッカー日本代表メンバーのみなさんなど、多くのサッカーファミリーが熊本を訪れ、さまざまな支援活動も行われました。
大変な状況の中でも、スポーツを通じて子どもたちが笑顔になれる時間がありました。

フットボールセンター建設への再始動とキーマン

熊本地震によりフットボールセンター建設の動きを中断していましたが、震災から一年経った2017年より再始動しました。
センター建設には現在、KFAを始め嘉島町や熊本県、日本サッカー協会など様々なセクターが関わっています。その中でも地元熊本のために尽力されたのが、KFAの事務局長であり、株式会社熊本フットボールセンター代表取締役の松下涼太さんです。
子どものころからサッカーが大好きで、サッカー環境をよくするために指導・育成、クラブ運営や事業企画、まちづくりにも携わってきた松下さんは、センター建設プロジェクトに関わります。
熊本地震でプロジェクトが中断した際も、被災した子どもたちのスポーツでの笑顔を見るたびに、改めてスポーツの持つ力を感じたといいます。

サッカー少年だったころの松下さん(左)、現在の松下さん(右)

熊本地震からの復旧・復興のシンボル

官民連携、まちとみんなでつくる「熊本県フットボールセンター(仮称)」
「単にグラウンドを建設するだけでは、運営面や実際に利用する地域の方々の持続性に欠けてしまう。」

そう考えた松下さんはそれまでに計画されていた事業内容や施設コンセプトを一から見直し、当初計画されていたグラウンドの建設に加え、カフェやコワーキングスペースを併設する現在のカタチを提案しました。

そこには前職の「スポーツ×まちづくり」の経験と、施設として持続可能な機能を持ち、地域の方々に使用していただくことで地域でのつながりが生まれる場にしたい、笑顔になれる場にしたいという松下さんの想いが込められています。

構想から約6年、熊本地震を乗り越えKFAや松下さんの想いが詰まったフットボールセンターの建設が動き出し、チーム一丸となってプロジェクトが進んでいます。

完成イメージ図、完成イメージ図(施設内観)、完成イメージCG

オンライン上で1口3万円からできる社会貢献

地域内で人やお金が循環する仕組みとしてのファンド

「熊本県フットボールセンター(仮称)」の建設には、総事業費約6億1,000万円を見込みます。
全国的にも珍しい民設民営の公共施設となり、建設時の資金調達はもちろん、その後の施設や人工芝の更新費用なども、行政に頼るのではなく民間の力で行うことで、より利用者目線に立った施設を目指しています。
しかし、長く維持していくためには、日常的に使ってくださるサッカーファミリーや地域住民のみなさん、全国各地の熊本サッカーを応援してくださるみなさんに支えていただく仕組みが必要です。
そこで、今回の投資型クラウドファンディングで人やお金が循環する仕組みを取り入れることとなりました。
民設民営のフットボールセンターの建設に市民出資の仕組みを活用するという前例のないチャレンジです。

「熊本フットボールセンター応援ファンドA号(主に個人様向け)」:一口3万円から
「熊本フットボールセンター応援ファンドB号(主に法人様向け)」:一口10万円から

ファンド資金の総額6,100万円は工事費用の一部として活用します。

一口3万円からの出資で
・センターの売り上げに応じた分配金が受け取れる
・出資口数に応じた投資家特典が受け取れる
・センター建設プロジェクトに参加できる etc…

建設中の保育園の様子、建設が進んだ保育園、芝生スタンドの現在の様子

お陰さまで、現在では全体の折り返しとなる3,000万円以上の出資申し込みをいただいています。ご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
しかし、目標金額達成には、まだまだサッカーファミリーをはじめとする皆様のご賛同・ご協力が欠かせません。
熊本サッカーの強化育成拠点の醸成、スポーツ施設を通じた地域活性化・まちづくりに更なるご支援をお願いいたします。

➤「熊本フットボールセンター応援ファンドA号」詳細・募集ページ
➤「熊本フットボールセンター応援ファンドB号」詳細・募集ページ

現地・オンライン 無料説明会開催

熊本県にお住まいの方をはじめ、全国各地のフットボールセンター事業に興味・関心をお持ちいただいた方々に向けて、無料説明会を行います。
説明会後は、希望者のみの交流会や個別相談会も行いますので、個別のご質問も可能です。
まずは、説明会へお気軽にご参加ください♪

日時・会場
現地見学会・説明会
【日時】
2022年3月27日(日) 9:00〜10:30

【会場】
見学会:熊本県フットボールセンター(仮称)建設予定地
説明会:嘉島町総合運動公園 会議室(熊本県上益城郡嘉島町大字下六嘉1559-2)

オンライン説明会
2022年4月17日(日) 19:00〜20:00
会場:オンライン会議システムZoomを使って開催します。

内容
スポーツSDGs×社会的投資の可能性
フットボールセンターの施設概要と事業概要
なぜ社会的投資・投資型クラウドファンディングなの?
事業の収益性について
ファンドの概要と申込手順
各説明に関する質疑応答

参加費
無料

➤無料説明会の詳細・お申し込みはこちら

この記事を書いたライター

株式会社グリーンカードWriterあおはる
兵庫県在住ですが、2018年8月より大阪・2019年4月より京都の2.3種担当をしています。
息子が幼稚園からサッカーをし始めたため、自分もサッカーについて色々調べたり勉強したりしているうちに、サッカーにハマりました!
そんな息子ももう、大学生・・・
あたしのサッカー歴(?)も12年です。
追求し始めるととことんオタク化する性格のため、このお仕事は本当に楽しんでやらせていただいています。

サッカー以外の趣味として、ライブ観戦もかなりの回数行っています。
LDHオタクでしたが、最近はジャニオタに笑
とうとう、娘より年下のメンバーのいるJrグループを推し始めてしまいました!
目標は、どんだけ歳をとっても、心は若く、人生楽しむこと!
お仕事もプライベートもガンバっていきたいと思います。

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