U-20日本女子代表は6回目の出場となった「2018 FIFA U-20女子ワールドカップフランス」で、8月24日(金)に決勝が行われ、U-20スペイン女子代表に3-1で勝利し、U-20女子日本チームとして悲願の初優勝を収めました。
これにより、日本女子サッカーは、2011年女子W杯、2014年U-17女子W杯に続き、U-20女子W杯も世界制覇という快挙を成し遂げました。
決勝の相手は今大会グループステージ(0-1)で敗れたスペインであり、日本にとってはリベンジマッチとなりました。
立ち上がりは日本が押し込む展開で始まります。しかし、スペインのDFラインを中心にパスをまわされ徐々にスペインペースに。なかなか日本がボールを奪えない時間が過ぎていき緊張感のある展開で試合が進みます。
9分にDF宮川麻都選手(日テレ・ベレーザ)がオーバーラップしてシュート、13分にはMF宮澤ひなた選手からボールを受けてFW植木理子選手がシュートを放ちますが、いずれもゴールにはつながりません。
逆にピンチのシーンではDF南萌華選手(浦和)が鋭いカバーリングや今大会安定したパフォーマンスを見せるGKのスタンボー華選手(I神戸)がスペインチームの攻撃の前に立ちはだかります。
一進一退の状況の中、38分に日本の待望の先制点が決まります。
MF遠藤純選手(JFAアカデミー福島)のパスを受けた宮澤ひなた選手(日テレ)が右足で思い切りの良いミドルシュートを放つと、これがゴール上段に突き刺さり先制点を得ます。
宮澤選手は今大会初得点をマークしました。
1-0のまま後半に入った日本は、攻撃の手を緩めることなくさらにスペインゴールを狙います。
65分にFW植木理子選手(日テレ・ベレーザ)とのワンツーで抜け出したFW宝田沙織選手(C大阪堺)がゴールに流し込んで追加点。
勢いづいたまま、その8分後の73分>には宝田選手のアシストから、MF長野風花選手(仁川現代製鉄)が右足で強烈なシュートを決めて3-0。長野選手も今大会初得点をマークしスペインを突き放しました。
しかし日本同様に今大会初優勝を目指すスペインは、そこから試合終了まで猛攻を仕掛けます。
71分にはCandela ANDUJAR選手に1点を返され、3-1に。
日本は耐える時間が長く続きましたが、MF林穂之香選手(C大阪堺)らがディフェンスに戻るなど献身的なプレーでそれ以上ゴールを与えず、3-1のまま試合終了。
悲願の初優勝を収めました。
プレーヤーオブマッチには、1ゴール1アシストを記録したFW宝田が選出されています。
試合後には各賞が発表され、ゴールデンボール(大会最優秀選手)には、大会最多タイの6ゴールを挙げたスペインのMFパトリシア・ギハーロが輝きました。シルバーボール(大会最優秀選手の2位に相当)には、今大会5ゴールを奪ったFW宝田、ブロンズボール(同3位)には、日本の主将DF南萌華(浦和)が選出されました。また、日本はフェアプレー賞も受賞しています。
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最後に
悲願の初優勝を果たしたU-20日本女子代表のみさなんおめでとうございます!!!