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U-15日本代表・タイ遠征まとめ
photo:日本サッカー協会
2017 FIFA U-17ワールドカップの出場権を目指す「00ジャパン(ゼロゼロジャパン)」ことU-15日本代表が、7月20日からタイ遠征に出発しました。
遠征日程の中で4試合が組まれ、4戦全勝で日本代表が勝利をおさめました。
その模様を、動画を交えてダイジェストでお届けします。
7月22日 vs U-16タイ代表 4ー0
photo:日本サッカー協会
初戦となったこの日、日本代表は最初から攻勢をかけます。タイ代表のディフェンスも強く、シュートまでなかなか持ち込むことができない中、前半20分、宮代大聖選手のスルーパスがくりだされ、中村敬斗選手がキーパーとの1対1を制して先制点を上げました。
後半、1つ1つのパスのスピードが上がり、日本代表は完全にリズムをつかみます。52分には宮代大聖選手が相手の右サイドを見事に崩しての2点目、続く53分には喜田陽選手が豪快なロングシュートを決めました。
また、77分には久保健英選手が中央でボールを受けてゴール右隅へのシュートを決めました。
2得点を決めた宮代大聖選手のコメントです。
宮代大聖 選手(川崎フロンターレU-15)
photo:川崎フロンターレアカデミー 公式hp
ウォーミングアップからチームの雰囲気が良く、立ち上がり良い形で入れました。FW2人の動きの連動も試合が進むに連れて良くなり、チャンスを作ることできました。PKを外してしまい悔しい思いもしましたが、その後に得点できて良かったです。前線でキープして時間を作ったり、DFの背後を積極的に狙えたことは自信になりましたが、やはりシュートを決めきれない課題が残っているので、この遠征で改善できるよう日々トレーニングからゴールを意識して取り組みたいと思います。
引用:日本サッカー協会
7月25日 vs U-18バンコクグラスFC 4?2
photo:日本サッカー協会
U-18バンコクグラスFCは、先日行われた国内全国大会で決勝進出を決めた強豪チームです。U-15日本代表は、22日のタイ代表戦でベンチスタートとなった選手を中心としたチームで試合に臨みました。
立ち上がり2分で相手のクリアミスから桝谷岳良選手が先制し、前半10分には久保健英選手が抜け出して追加点を上げます。守勢を強いられていたバンコクグラスFCは15分過ぎから反撃ののろしを上げ、17分についに日本代表は失点を許します。
28分、本間至恩選手が相手GKからのパスをインターセプトし、そのままゴールへ押し込みます。
後半は押され気味の日本は左サイドへの突破を許して失点。苦しい時間を耐えた日本は70分過ぎにようやくパスがつながりだします。76分、中村敬斗選手のゴールで遠征2連勝を飾りました。
先制点を決めた桝谷岳良選手のコメントです。
桝谷岳良 選手(川崎フロンターレU-18)
photo:川崎フロンターレアカデミー公式HP
初戦同様、アップからチームの雰囲気も良く、サブメンバーもチームを盛り上げてくれたので立ち上がりからスムーズに試合に入れました。試合開始後すぐに先制点をあげ、相手の勢いを消すことができました。個人としては、まだまだ90分全力で走り切る体力がないこと、パスの精度が低いことが課題です。チームとしてはもう少しボールに関わる人数を増やして厚みのある攻撃をしたいです。残り2試合あるので、チームの雰囲気を高め相手を圧倒したいと思います。
引用:日本サッカー協会
7月27日 vs U-18チョンブリFC 4?2
photo:日本サッカー協会
チョンブリFCは、タイでは全国大会で何度も優勝している強豪チームです。日本は、タイ代表戦のメンバーを中心としたスタメンで試合に臨みました。
フィジカルで1段階上にいる選手たちとのマッチアップに、U-15日本代表は序盤から押されます。立ち上がり1分でいきなり失点。なんとか中村敬斗選手が得点し、試合を振り出しに戻すとまもなく中央を崩されて失点。押されたまま前半を終了しました。
後半、守備を確認したU-15日本代表はリズムをつかみ、63分に久保健英選手のゴールで同点に追いつきます。後半、オフサイドの判定もあった中で宮代大聖選手が逆転ゴールを決めます。
4点目が生まれたのはアディショナルタイムでした。瀬古歩夢選手が間接FKを蹴りこみ、3連勝を飾ります。
苦しい中で同点ゴールを放った久保健英選手のコメントです。
久保建英 選手(FC東京U-15むさし)
photo:FC TOKYO OFFICIAL WEB SITE
試合に勝てたことは良かったですが、内容的に課題も多く、チーム全体でまだまだ改善できることが多く見つかりました。得点を奪えて守備も手応えを感じたけれど、フィジカル面で勝る相手にどのようにドリブルを仕掛けるか、今後の課題であり、もっと上手くなりたいポイントです。明日のトレーニングから率先して声を出してチームを盛り上げ、どんな相手からも得点できるように日々トレーニングしたいと思います。
引用:日本サッカー協会
7月29日 vs U-18ムアントン・ユナイテッド 5?1
photo:日本サッカー協会
4試合目のこの日は疲れのせいか、前半から膠着した試合になりました。なかなか相手の裏に出ることができず、両者パスも続かないでいた前半21分、久保健英選手のクロスを船越大夢選手が合わせてようやく先制ゴールを決めます。
ところが35分に左サイドを崩されて失点。パス交換から久保健英選手が相手ディフェンダーを崩して2点目を挙げ、42分には船越大夢選手がこの日の2得点目になる3点目を上げます。
後半86分には途中出場の宮代大聖選手が4点目を決め、試合を決定づけます。アディショナルタイムに菅原由勢選手が5点目を決め、タイ遠征は4連勝で締めくくられました。
後半61分から出場した石井僚選手のコメントです。
石井僚 選手(上州フットボールクラブ高崎)
photo:日本サッカー協会
今回の遠征で自分の課題が改めてわかりました。コーチング量がまだ足りないことで、大きな声ではっきりかつわかりやすくチームメートに伝えないとチームを引っ張ることはできないので、自チームで普段から意識して取り組みたいと思います。今日の失点を0で抑えられて良かったですが、AFCU-16選手権予選を想定して、どのような状況でもベストなプレーができるようトレーニングしていきます。
久保健英選手、4試合4得点
この遠征で、ただ一人全試合で得点を決めたのが、久保健英選手です。
押し寄せる相手ディフェンダーに少しも慌てず放った美しいゴールは、やはり只者ではありません。
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最後に
00ジャパンの快進撃!動画を見ると、シュートの力強さ、パスの速さに驚かされます。
U-15日本代表は、9月にモンゴルで行われるAFC U-16選手権2016予選で、タイ遠征の成果を試すこととなります。
活躍を心より応援しています。