全国各地の精力的に情報発信をしている指導者の皆さんの知見やご意見をご紹介する「コーチコラム」です。
今回の寄稿者は、愛知県でサッカースクール・チームを運営されているFORZA INTERNATIONALの田名部代表です。
昨今スポーツでも考える能力が非常に重要視されるようになってきました。そこで今回はアメリカやイギリスで当たり前の「国際バカロレア」について教えていただきます。
国際バカロレアとは?
アメリカやイギリスで当たり前の「国際バカロレア」
日本ではまだまだ聞きなれない言葉ですがこれからの時代の教育にはとても重要な教育プログラムになります。
日本では国際バカロレアが独自に認可した小学校・中学校・高校のみが提供できるもので日本国内には現在38校のみとなります。
国際バカロレアの魅力は、大学の入学資格に使えるメリットはもちろんですが、最大の魅力は、「世界に通用する論理的思考力や表現力」「コミュニケーション能力」などが身につけられることです。欧米の大学で学ぶ際に必要となる基礎的な力や将来グローバル社会で活躍するためのスキルを高校時代から磨いていけるのは、何物にも代えがたい財産になります。
海外の名門大学としてハーバード大学やオックスフォード大学、ケンブリッジ大学などは独自の基準を設定し国際バカロレアを個人の能力を証明する入学資格として認めています。
と、気になる方は調べてみて下さい。
今日本の子供達の解読力が極めて落ちているそうです。1日10分でも本を読む事で知的能力を上げる訓練をするのも解決に向かっていくのではないかな?と思います。日本は勉強も環境も体制も変わっていかなきゃいけない、変えなきゃいけない事が多すぎますね。アジアの中でも遅れてしまって来ている事が、色んな面で出てきているのではないかな?と思います。世代交代と共に、タイミングで少しずつ変わっていけばいいなと思います。
ラグビーをやっているお子様をお持ちになる保護者様にお伺いしたら、今、とてもラグビーの体験に人が来ているそうです。ラグビーの活躍により、流れがサッカーからラグビーに変わっているのもありそうですね。
ラグビーは肉弾戦、フィジカルが全て!と思いがちですが、田村選手が言ってましたが物凄く頭を使わなきゃいけない。次の試合、対戦相手によって戦術を変えて覚える事も多く、W杯の時トレーニング以外はほとんどパソコンの前にいた!とコメントしていました。スポーツもこれからの時代は考える能力がとても重要になって来ます。
テストの点は大事なんだけど、点自体が最終的に必要なわけではなく、解読力や理解力が必要になって来る。勉強に向かう!と言う姿勢がトレーニングになり、集中力や自分で問題を乗り越える!と言う能力を身につけていく事が必要だということを身につけていかなきゃいけませんね。
世界のスピードにおいていかれないように!
世界を見るという意味でも、サッカーを通して伝えることが出来たらいいなと思います。
イギリスで「国際バカロレア」とはどういうものなのか?というのもマンチェスター大学の見学で少し触れることが出来るかな!
寄稿:FORZA AICHI 代表 田名部順一