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【動画あり】青森山田・習志野・藤枝東・米子北など!全国高校総体出場校モチベーションビデオ特集(インハイ特集Vol.2) - 2

それでは簡単にMVの作り方についてご説明いたします。

テーマを定める

いくつかありますけれど、いつも大変なのは「テーマを定める」ということです。どういう課題があって、どうなりたいのか。いろいろな情報がある中で、テーマをひとつ決めるのであれば何にするのか。そこは私の意図ではなく、監督やチームがどうなりたいと思っているか。その思いの部分を引き出してテーマを決めます。テーマに合わせてストーリーを考えていくという作業が一番時間の掛かるところです。
(引用:選手のメンタルを支えるアナリストの仕事 知られざるモチベーションビデオの世界

MVは、チームや選手がおかれている状況、個人の性格などによって変わってきます。

  • 強力な叱咤激励が必要なのか
  • 少しだけ後押しする程度の叱咤激励が必要なのか
  • チーム力を高めたいのか
  • 戦う気持ちを奮い立たせたいのか
  • 諦めずに最後まで戦う意志を強く持たせたいのか

など、求めている状況に応じたテーマを定めることが大切なのだそうです。

効果的なMV の素材

  • 多くのチームメンバーのプレイ映像や、得点や勝利を収めた後の歓喜の輪やチームで円陣を組んでいる場面などのチーム全体としての場面を用いることが、チームパフォーマンスと重要な関係を持つ集団効力感の向上に効果的である。
  • 視聴する選手自身のプレイ映像を用いることで、自己効力感を高めるなどパフォーマンス発揮のために好ましい選手個人レベルでの心理状態を獲得することも期待できる。
  • スポーツ集団に対する MV は、集団競技種目に限らず、個人競技団体戦や代表選手団といった様々なスポーツ集団に対しても、同様に集団効力感獲得に有効である。
  • 集団効力感の中でも、特にチームワークに関する自信を高めたい場合には、得点場面など実際のプレイに関係の深い映像はあまり効果的でない可能性があり、チームの円陣や、選手同士がコーチングなどで相互にコミュニケーションを取っている場面なども用いることが望ましい。

(引用:九州大学附属図書館「モチベーションビデオがスポーツ集団の集団効力感に与える影響」

上記を参考に、自分のチームのテーマに副った写真や映像などの素材をピックアップしましょう。

注意すべき点

学生時代、サッカー部に所属していて、チーム一丸となって戦おうと、ありがちですが、先発する選手の映像をまとめたモチベーションビデオをつくりました。そのビデオでは、今までレギュラーになったことがない選手が1人いたので、ユニフォームを着た映像素材がなく、ビブス(練習用の胸当て)を着ている姿の映像を入れてしまいました。
試合前にチーム全員で見たんですが、試合後に、ビブスを着た自分の映像を見た選手から「自分だけユニフォーム姿ではなく、見たときは凹んだよ」と言われました。志気を高めるはずのモチベーションビデオが、1人の選手にとってはマイナスに作用してしまったわけです。
(引用:アスリートのメンタルをポジティブに変える「モチベーションビデオ」のつくり方

映像は印象に残りやすく、心理的な影響力がとても大きいため、選手を鼓舞するよい道具にもなれば、選手を潰してしまうほどの危険性もあるそうです。
せっかく作ったMVが逆効果になってしまっては困りますので、この点は、十分に注意が必要なところかもしれません。

MVの編集

テーマを決め、MVを構成する素材を集めたら、テーマに会った音楽を使用して映像の編集作業をします。
MVの長さは3~5分程度がよいそうです。
また、音楽は映画のサウンドトラックなどが起承転結がはっきりしているため適しているそうです。
(参照:神奈川県HP「選手のモチベーションアップに関する研究」

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最後に

各校のMVはいかがでしたか?
こちらでご紹介した以外におすすめのMVがありましたら、ぜひ下記のフォームよりお知らせください!
また、この記事を参考にMV作ったみたよ!といったご報告もお待ちしております!!

インターハイ2018に関する情報提供はこちら


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    この記事を書いたライター

    JUNIOR SOCCER NEWSWriterRie
    埼玉県出身、静岡市在住。
    2018年2月よりジュニアサッカーNEWSのお仕事を始めました。
    ライター暦2年超えましたが、まだまだひよっこです。

    むか~し、昔はサッカー少女だった時代もありましたが、現在は高校生の息子と中学生の娘の応援専門です。
    (ごくたま~に、4級審判として、子供たちと一緒にグラウンドを走ることもありますが非常にレア?娘の小学生卒業を期に引退しようかと思いましたが継続!)

    読んでくださった方にお役に立てるような記事・コラムを書けるよう、勉強中です。
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