CCCMK総研では、2021年4月9日(金)~13日(火)に16~79歳男女のT会員2,725人を対象にスポーツに関するアンケートを行いました。
スポーツ・運動を実施しているのは約半数
2021年現在のスポーツ・運動の実施状況や実施している種目、スポーツ・運動をする上での不安不満について調査したところ、約半数の方がスポーツ・運動をしていることがわかりました。
性年代別で見ると、16~19歳が男女とも最も高く、その後減少していきますが、70代で再び6割以上に回復します。
週5日以上の実施率をみても16~19歳、70代男女は他の年代と比べて高くなっています。
日常生活に取り入れやすいスポーツ・運動が人気
2021年現在、人気があると言えるのは、どのようなスポーツ・運動でしょうか(図2)。
上位に挙がったのは「ウォーキング(散歩を含む)」「トレーニング(筋トレなど)」「体操・ヨガ・ピラティス」「ランニング・マラソン・駅伝」で、「ウォーキング(散歩を含む)」は実施率全体の3分の1になります。
新型コロナウイルスの感染対策からか、人気なのは一人でできるスポーツ・運動のようです。
「今後始めたいと思っているスポーツ・運動」の上位4種目は、現在行っているスポーツ・運動の上位4種目と同じでした(図3)。
一人ではできない「バドミントン」「卓球」の、現在の実施率と、「今後始めたい」方の割合を比べると、「今後始めたい」という方が多いのが特徴的です。
また、20位以内に「ボルダリング・クライミング」「スキューバダイビングなどの水中スポーツ」「アーチェリー・弓道・射撃・クレー射撃」「ボクシング」が登場しました。
これらは現在の実施率が低いスポーツ・運動で、実際に始めるにはハードルが高いイメージがありますが、関心を持っている方は多いようです。
「ウォーキング(散歩を含む)」「トレーニング(筋トレなど)」「体操・ヨガ・ピラティス」「ランニング・マラソン・駅伝」の4つの種目の実施率を性年代ごとにみると、「ウォーキング(散歩を含む)」はどの年代も実施率が高めですが、特に高いのは男女70代です。
「トレーニング(筋トレなど)」は比較的若い年代の男女が多く、「体操・ヨガ・ピラティス」は女性、「ランニング・マラソン・駅伝」は男性が多く実施していることがわかります(図4)。
4つのスポーツ・運動を始めたきっかけ
身近な4つのスポーツ・運動を始めたきっかけで最も多いのは「運動不足の解消や健康維持」で、「気分転換・ストレスを解消したくなった」「日常生活に取り入れられる内容だった」がそれぞれ20%以上となっています(図5)。
人気の理由は、日常生活に取り入れやすいことから、運動不足やストレスを感じたときに気軽に取り組むことができるからかもしれません。
「トレーニング(筋トレなど)」「体操・ヨガ・ピラティス」は自宅ではじめることも可能なので、感染症対策が必要な時期でも取り入れやすいと言えそうです。
競技としてのスポーツは2割弱
多くの人がしているスポーツ・運動では、運動不足の解消や健康維持が始めるきっかけとなっていましたが、「競技」として大会への出場を目指して取り組んでいる人は、現在どの程度いるのでしょうか。
「競技」として大会への参加や入賞、技術の向上など目標をもって取り組んでいるスポーツ・運動があるかを集計したところ、全体では17.2%の方が実施しているという結果になりました(図6)。
性年代別に見ていくと男女16~19歳が高くなっています。
これは、学校の部活やサークル活動などでチームに所属し、実際に試合や大会に出場する機会が多いことが考えられます。
それ以降の年代での「競技志向で実施するスポーツの有無」は、男性では年々下がり、女性も20代で10%台まで落ち込みます。
しかし、学校卒業後も仕事や家庭に時間がとられる中で、「競技志向」を持ちスポーツに取り組んでいる方が一定数見られるというのは興味深い結果です。
コロナ渦でのスポーツ・運動
新型コロナウイルス感染症の流行で、スポーツをする環境も変わりました。
しかし、スポーツや運動をすることで、体にも気持ちにも良い影響が期待できることは、「健康維持」や「ストレス解消」をスポーツを始めるきっかけとして挙げた方が多かったことからうかがえます。
感染症対策を行いながら、スポーツや運動を継続し、健やかな毎日を送れるといいですね。
- 【調査設計】
調査地域 :全国
調査対象者:男女16~79歳のT会員
サンプル数:2,725サンプル
調査期間 :2021年4月9日(金)~4月13日(火)
実査機関 :CCCマーケティング株式会社(Tアンケートによる実施)
- 【調査内容】
質問数:全9問
内容:
・現在の自分の生活に対する評価
・スポーツ実施頻度(現在/新型コロナウイルス感染拡大前)
・スポーツをする目的と実感できていること
・現在行っているスポーツと今後始めたいスポーツ
・スポーツ実施方法(一人/複数人/チーム)
・種目別 スポーツを始めたきっかけ
・種目別 スポーツへの取り組み方(競技志向/娯楽志向)
・現在の状況でスポーツを行うことへの不安や不満
・国際的なスポーツ大会への期待
- 【集計内容】
・単純集計
・性年代別クロス集計
- 【注意事項】
・クロス集計において、集計対象数が極端に少なくなる質問は出力していません。
- 【商品名/番号】
品名:スポーツに関する調査(2021年4月)
番号:21-001-002
- 【価格】
集計一式:12,000円(税別)
- 【お問合せ先】
CCCマーケティング総合研究所
担当:杉浦・斎藤
cccmk-souken@ccc.co.jp
参照:PR TIMES
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