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インハイ2021無観客で開催へ! LIVE配信がつなぐ「見て欲しい」と「応援したい」 「できること」探った1年が広げた可能性

2021年4月30日。
全国高等学校体育連盟は、福井県など北信越5県などで開催される今夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)を、原則無観客で実施する方針を発表しました。
2020インターハイの中止から1年。
多くの競技がどうしたら大会ができるのか、手探りしながら歩んだ一年でした。

「会場で応援できない!?」「無観客でも応援したい」
保護者の声から生まれたLIVE配信

2021高校総体は、無観客で実施する方針が発表されました。
「全ての大会中止が発表された去年と比べると、無観客でも開催してもらえるだけありがたい」
高校3年生の保護者はそう思いながらも、我が子が頑張る姿を見たいというのが本音ではないでしょうか。

特に、高校総体(インターハイ)を最後に引退する選手もいるため、保護者の気持ちは複雑です。
しかし、今夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)を原則無観客で実施する方針となったことで、各県予選大会も無観客となってしまう可能性も否定できません。

すでに、SNSにはこのような投稿がありました。

#お願い届いて#保護者の願いとハッシュタグが付けられた投稿には「娘の最後となる試合を見たい」という気持ちが記されています。

実際に、2020年度は感染対策のため無観客開催になった大会が増えました。
そのため「リアルタイムで見たい」という応援に行けない保護者の声から生まれた、YouTubeなどを活用したLIVE配信サービスも行われるようになりました。
LIVE配信サービスは、新型コロナウイルス感染対策をしながらも大会を盛り上げられるサービスとして、選手と保護者、関係者に大変喜ばれているようです。
参照:次世代型大会運営モデル – グリーンカードモデル


衝撃のインハイ中止から1年
公式戦は無観客が主流に

2020年夏のインターハイは、史上初となる中止。
全国大会中止の発表を受け、各県で開催が予定されていた予選大会も相次いで中止が発表されました。

選手たちは当時
「事の大きさがまだ理解できないでいる」
「戦って負けるよりずっと悔しい」
「一番の憧れの舞台がインターハイ。応援してくれる人たちのためにも頑張らないといけないが、まだ切り替えられない」
このような思いを口にしていました。

また、選手を支える指導者や先生たちも
「自分の現役時代も含めて中止は初。子供たちにどう言葉を掛ければいいのか…」
「選手の活躍の場がなくなったことが悔しい」
「われわれにできることは彼らの進路をしっかりと確保すること」
など、選手を心配する様子がうかがえました。
引用:下野新聞電子版「とちぎ青春譜~2020夏~」

高校部活動の集大成となるはずだった舞台の中止で「3年生の活躍の場をつくってほしい」という声が多く寄せられたことから代替大会が開催された県もありました。

2020年秋以降は、感染対策をしながら全国大会へ向けた予選大会も実施されるようになりましたが、多くの競技が無観客での開催でした。
2020年12月から2021年1月にかけて開催された全国高校サッカー選手権は、制限を設けながら観客を入れて行われていましたが、感染拡大をうけ準決勝からは無観客で実施。
全国高等学校体育連盟(全国高体連)が主催する2020年度冬の大会も、ラグビーやスキー、スケートとアイスホッケーが無観客で開催されました。

開催が発表され「無観客でも中止よりはいい」という声もありますが、緊急事態宣言下で活動が制限されている部活動もあるようです。

「できない」ではなく「できる」を探せ
withコロナで求められた変化

withコロナの時代、プロアスリートだけではなく、高校生や中学生アスリートたちを取り巻く環境も大きく変化しました。

文部科学省のホームページでは「運動部活動に参加する学生等の集団における新型コロナウイルス感染症対策の徹底について(通知)」で、具体的な活動場面ごとの感染症予防対策が記されており、ガイドラインに沿った活動を求められるようになりました。
参照:文部科学省

新型コロナウイルス感染拡大をうけ、ゴールデンウイーク期間中の公式戦や他校との交流戦が自粛・延期となった熊本県では、5月28日より開催予定の令和3年度 熊本県高等学校総合体育大会へ向け、選手のパフォーマンスを低下させない工夫をしながら活動しているサッカー部がありました。
高円宮杯U-18熊本県リーグや熊本市内大会、球蹴男児U-16リーグなど予定されていた大会が延期・中止となった熊本学園大学付属高校サッカー部では、部内リーグ戦を開催。
感染予防対策を実施しながら、選手たちの士気が下がらないよう公式戦さながらに組合せを作り活動をしていた様子がうかがえました。
参照:熊本学園大学付属高校サッカー部ホームページ

この他にも、世界で輝く未来のトップアスリートを発掘する『J-STARプロジェクト』では「おうちトレーニングを続けよう!」と題し、限られたスペースの中でも出来る練習メニューが紹介されています。
参照:『おうちトレーニングを続けよう!#STAY HOME,#STAY IN WORKOUT』

この1年間で経験したことを活かし、withコロナの中でも出来ることが少しづつ増えているようです。

2020年夏の大舞台を失った高校生を、支援したいという思いから生まれたさまざまなサービスがあります。
これらのサービスを活用しながら、スポーツを止めない方法を探すことが出来るのではないでしょうか。

編集後記

思い描いていたような学生生活を過ごすことが出来ない高校生たちに、少しでも思い出を残してあげたいと思う保護者、先生たちがいらっしゃいます。
withコロナの時代であっても、1人でも多くの子供がすてきな思い出が残る学生生活を過ごせるよう願っています。

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