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ゲームがスポーツ?コロナ禍でますます注目の「eスポーツ」!

子供から大人まで一緒に楽しめる、人気の「eスポーツ」。
近年急速に普及し大会も開催されていますが、ゲームがスポーツと言われることに、疑問を感じる方も多いのではないでしょうか?

eスポーツとは?

eスポーツを本格的に普及、発展させることを目的に設立された一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)では、eスポーツについてこのように説明されています。

「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。
引用:一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)

日本でも2018年より、国内に在住する高校生らを対象とした「全国高校eスポーツ選手権」が開催されています。
2021年3月には第3回大会が行われ、予選リーグを勝ち上がったチームによる決勝大会が行われました。
リーグ・オブ・レジェンド部門には、過去最多となる113校168チームがエントリーし、決勝大会の様子はオンラインで配信。
エントリーチーム数は年々増加し、盛り上がりをみせています。
参照:第3回全国高校eスポーツ選手権HP

更に、eスポーツを部活動として認める高校も増えてきました。
高知県内の県立城山高校には、県内初となる「eスポーツ」に取り組む部活動が発足。
「運動は得意じゃないけど、ゲームなら体格差はない」と、eスポーツに関心を持つ3年生の呼びかけに、学校側も環境整備を整えてくれました。
チームは、「第4回全国高校eスポーツ選手権への出場」を目標に活動しており、顧問の矢野卓哉教諭も「将来的に香南市でeスポーツ大会を開催するほど活動が盛り上がれば、生徒がただゲームを楽しむだけにとどまらない価値がある」と語っています。
参照:朝日新聞デジタル

コロナ禍で更に注目されるeスポーツ

また、コロナ禍でオリンピックなどのスポーツ大会やイベントが中止・延期となったことで、更に「eスポーツ」は世間の注目を集めました。
米プロバスケットボール「NBA」の八村塁選手ら選手が、バスケットボールゲーム「NBA 2K20」を使った大会に、プロテニスプレーヤーの錦織選手や大坂なおみ選手がテニスゲーム「マリオテニス」の大会に参加したのです。

前スポーツ庁長官の鈴木大地氏も、「eスポーツ」についてこのように語っています。

最初は「eスポーツ」はスポーツなのかという観点で半信半疑だったのですが、このコロナ禍で考えが変わりました。AR・VRなどテクノロジーの発達で実際に体を動かして疑似体験できるスポーツなど、スポーツの振興に繋がる観点も大いにあるなと。
引用:スポーツ庁WebマガジンDEPORTARE(デポルターレ)

FIFA(国際サッカー連盟)も「eスポーツ」を重要カテゴリーに掲げ、ゲームを使った『FIFA eネーションズカップ2020』日本代表予選決定戦なども企画されていたそうです。

また、「eスポーツ」では60歳を過ぎた年配の方が10代の子と戦えたり、障害のあるなし、性別も関係なく、一緒に競技できることが魅力の一つとなっているようです。
参照:スポーツ庁WebマガジンDEPORTARE(デポルターレ)

何をスポーツだと思うのか、受け取り方の違い

筆者の身近な人に「eスポーツはスポーツだと思うか?」と質問をしたところ、このような返事が返ってきました。

40代男性「ゲームだよね。身体を動かして運動をしていないから、スポーツとは言えないんじゃないかな」
19歳男子「スポーツだと認めたくない。身体を動かし、必死に取り組んでいたからこそスポーツだと思えない。」
15歳男子「身体を使うことがスポーツなら、脳を使って作戦を立て、目を使い状況を判断し、指を使いコントローラーを動かす。だから、スポーツだと思うよ」

何をスポーツと定義するかによって、意見も様々なようです。

確かにスポーツというと、体を使う運動(野球やサッカーなど)というイメージがありますが、海外ではスポーツといえば一般的に「競技」を意味すると言われています。
例えばチェスやビリヤード、ダーツなどは運動を伴わなくとも、脳の身体能力を使う「マインドスポーツ」(頭脳スポーツ)として認識されているようです。

鈴木大地氏が語っているように、AR・VRなどテクノロジーの発達で、実際に体を動かして疑似体験できるものへと進化していけば、誰もがスポーツだと思えるのかもしれません。

編集後記

スポーツだと感じる要素と、ゲームという遊びのイメージが存在する中、コロナ禍でeスポーツへの認識が変化しつつあるように感じました。
しかし、今は何をスポーツだと思うかによって、受け取り方は人それぞれかもしれません。
テクノロジーの発達と時代の変化で、「eスポーツ」も「スポーツ」だと当たり前のように言われる日も、遠くないのかもしれません。

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