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コロナ禍でも負けないスポーツのマネタイズとは?「こうしたい」を追求したフェンシング協会と矢板中央サッカー部の挑戦

コロナ禍の中、チームをマネタイズさせたいと思っている指導者の方も多いのではないでしょうか。
どのようにマネタイズさせたのか、日本フェンシング協会と矢板中央高校サッカー部の取り組みをご紹介します。

フェンシングを「稼げるコンテンツ」に

日本フェンシング協会の会長に31歳の若さで就任した太田雄貴氏は、フェンシングを「稼げるコンテンツ」にするために意欲的な改革を行っています。

就任後、フェンシングの大会を演劇やライブに使われる場などで実施し、魅せる演出を取り入れ観客動員数を10倍に伸ばした太田会長ですが、コロナウイルスの感染拡大はフェンシングにとっても打撃となっていました。

さまざまな競技の中でも、先行して全日本選手権大会を無観客で開催することを決定した太田会長が、チケット収入に代わるものとして、注目したのは「クラウドファンディング」と「ギフティングサービス」でした。

ギフティングサービスは「投げ銭」とも言われるサービスで、新型コロナウイルスの感染拡大以降、スポーツイベントでも注目されています。
視聴者がポイントを購入すると、そのポイントがリアルタイムで対象者に送られ受け取る側の利益となります。
今では、Jリーグや、プロ野球チームでも「ギフティングサービス」が活用されているようです。

そして、マイナーなスポーツが勝ち筋を見つけていくために「“目(の数)”を集めるしかない」と考える太田会長が、次に注目しているのは、どこへでも中継もできる「オンラインゲーム」です。

バトルロイヤルゲームの『Fortnite(フォートナイト)』や、ニンテンドースイッチの『あつまれ どうぶつの森(通称:あつ森)』の名をあげ、オンラインゲーム上での試合配信について話題にしています。

実際に、歌手の米津玄師が『Fortnite(フォートナイト)』でライブ配信し、同時視聴者数が最大1200万人以上に達したと話題になりました。

「ゲームというすでに人の目が集まっている場──日本なら、例えばニンテンドースイッチの『あつまれ どうぶつの森(あつ森)』の中で試合をする。その可能性を、否定しないほうがいいと思っています。」
太田会長はそう語っています。

参照:Yahoo! JAPANニュース
参照:Number Web

サッカーに専念できる環境づくり

高校サッカー部でマネタイズに成功した、矢板中央高校の取り組みが、アマチュアスポーツの新たなスタンダードになるのではないかと、注目されています。

矢板中央高校サッカー部の高橋監督が、全国で戦えるチームにしたいと着手したのは、県外から入学を希望する選手と、指導者がサッカーに専念できる環境づくりでした。

県外から入部を希望する生徒がサッカーに打ち込める専用の寮を建設するためには?
指導者がサッカーに専念するために、サッカーで生計を立てられるようにするためには?

その二つを実現するために、高橋監督は法人を設立しました。
法人が土地の確保から寮の建設までを行いました。そして、下部組織となる矢板SC(ジュニアユースチーム)を立ち上げ、コーチングスタッフが矢板SCや高校サッカー部の指導をしながら寮監も兼務。
寮の運営をしながら、生計を立てられる仕組みを作り上げました。

▽矢板中央高校サッカー部 東原寮、東原新寮▽

写真:矢板中央高校サッカー部HP

練習場もコーチ陣も、高校とほぼ同じ環境で指導を受けた矢板SCから、毎年約10人が矢板中央高校に進学するといいます。
2015年に法人を設立以降、全国高校選手権では2017年度ベスト4、2018年度ベスト8、2019年度ベスト4という安定した成績を残しています。
高橋監督が代表理事を務める、一般社団法人「矢板セントラルスポーツクラブ」に雇用された7人(同校OB)が指導したサッカー部は、コロナ禍で行われた2020年度大会でもベスト4という戦績を残しました。

次は、「サッカー部が軌道に乗ってきたので、今度は違うスポーツも取り入れて地域の発展に協力したい」と、他競技を巻き込みながら総合型スポーツクラブを目指して動き出しています。
さらなる雇用を生み出し、地域貢献をスポーツで行う環境づくりに取り組んでいます。

参照:SPORTS BULL
参照:日刊スポーツ

マネタイズに有効な視点

フェンシングの「目を増やしたい」という思いから、クラウドファンディングやギフティングなどの施策が生まれたように、矢板中央の例も、「選手がサッカーに取り組む環境を整えたい」、「指導者にサッカーに専念させたい」という動機が最初にあり、そこから何ができるか、ということを追求した結果なのかもしれません。
そして、その追求は、このコロナ禍でも進化し続けています。
マネタイズとは、「何がしたいのか」というニーズを追求するところから、始められるのではないでしょうか。

編集後記

フェンシングの太田会長と、矢板中央の高橋監督の取り組みが、「何かをしたい」と思っていらっしゃる方の、できる何かを始めるきっかけになれば幸いです。

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Alexsander-777によるPixabayからの画像

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春摘美
植物たちが芽吹く春が大好き。
特に、黄色いミモザがお気に入りです。

今年は、ご近所の方からクリスマスローズを株分けしていただいたので育ててみようと思っています。
来年の春は、きれいな花を咲かせることが出来たらいいな。

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