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クロールの初速の減速は「バタ足」にあった?順天堂大学+筑波大学の研究結果ご紹介

順天堂大学と筑波大学体育会の共同研究チームが、全国大会規模の大会に出場した経験のある選手を対象に実験を行ったところ、クロールの泳ぎ出し前のバタ足が減速の原因となっていることを突き止めました。

泳ぎ出し・壁蹴り後のバタ足がスピードを遅らせる

実験は、飛び込み後と壁蹴りターン後という実際の泳ぎのスピードよりも速いタイミングでバタ足を行うことによるパフォーマンスへの影響を調べるために行われました。

この結果、そのタイミングでバタ足をすることによって、大きな減速がみられたのです。

毎秒0.3mの遅れが!

研究チームは「これは全国規模の競技大会に出場するレベルの競泳選手にとってはパフォーマンスに大きく影響を与える結果であることから、クロールの泳ぎ出しには「バタ足を使用すべきでない」ことが広く周知されることを期待します。ただし、本研究成果は高度な技術レベルの選手のデータから明らかになったことであり、初中級者やジュニア世代ついては、育成段階や練習計画に合わせて応用していくことが望ましいと考えます。」

と述べています。

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クロールのバタ足は「速い泳速ではかえって抵抗」の可能性

筑波大学と東京工業大学の研究チームは、「クロールのバタ足はスピードのためではない」という研究結果を発表しています。

クロールに使われるキック動作の役割は速度によって変化します。遅い速度では推進力として貢献しますが、速い速度ではかえって抵抗になる可能性があるため、「いかに抵抗要素にならないキック動作ができるかが鍵である」(東京工業大学の研究より)と言われています。

その結果、クロール泳のキック動作は低速域(1.1 m/s)では推進力として貢献していましたが、1.3 m/sを超えるあたりから抵抗となる可能性が明らかとなりました。以上のことから、速く泳ぐためには上肢のストローク頻度を増加させる必要がありますが、上肢と下肢の動作は連動しているので、必然的に下肢のキック動作の頻度も増加せざるを得ず、抵抗要素の増大につながることが予想されます。この抵抗増加をいかにして抑えられるかが、速く泳ぐための鍵となることが示唆されます。

参照:東京工業大学ニュース「クロール泳中のスイマーに働く抵抗に関する新たな知見」より

速く泳ぐための研究は日々進化しています。

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