グリーンカードニュース

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「多忙だけど薄給」を当たり前だと思っていないか。

アマチュアサッカー指導者は「多忙な仕事」です。
平日も指導を終えて帰れば深夜、土日は早朝から試合の帯同。
運転手付きのマイクロバスを借りる金銭的な余裕がなければ、自分で10時間以上車を運転して遠征に子どもを連れていくこともあります。
その仕事に見合うほどの対価はもらえているのでしょうか。
サッカーの指導は「好きでしているもの」だから、薄給でも仕方ない。そんな風に考えてはいませんか?
この激務の中で、指導者の方が独自に指導スキルを磨き、チームに還元できるような時間や金銭的余裕は生まれるのでしょうか。
日本のサッカーのレベルは、草の根を支える指導者によって将来的に変わります。
より「サッカーの強い日本」になるために、まず考えなければならないのはチームの収益化なのではないでしょうか。

アメリカはアマチュアスポーツの指導者年収が億を超える。何が日本と違うのか?

アメリカの大学のアマチュアスポーツの指導者年収は億を超えることも、珍しくありません。
日本には残念ながらこれだけの年俸をもらっているアマチュアサッカー指導者はいません。
2014-15年シーズンのアメリカのテキサスA&M大学の大学体育局の収入は約202億円でした。テキサスA&M大学は普通の州立大学です。体育局は大学からの援助は1円も受けていません。この金額は体育局独自の収入です。
この202億円の内訳の半分は寄付金です。アメリカにはOB・OGが寄付金を送る文化があります。母校が活躍するために援助をする文化がアメリカのアマチュアスポーツを支えているのです。
こんなビジネスモデルがアメリカで成り立つのはなぜでしょう。
アラバマ大学のスポーツ事業収入を見てみると、
チケット販売 24%
寄付 21% ※スポンサー収入にあたる
ライセンス・グッズ販売 34%
大学の基金 4%
その他 17%
のようになっています。アメリカがこれほど指導者に年俸を支払えるのは、寄付というスポンサー収入があるからです。
日本のアマチュアサッカーチームもスポンサー収入を得られる環境が作れたら?
チームの収益化は、こういった環境作りへのチャレンジなのです。

 

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