2019年11月25日にJFAとデロイト トーマツがコンサルティングパートナー契約を締結したことが発表されました。
同時に「JFA Youth & Development Programme(JYD)」サポーター契約の締結も行われました。
経済メディアを中心に大きな話題となりましたので、耳にされた方も多いのではないでしょうか。
デロイトトーマツとは世界最大級のグローバル経営コンサルティング会社の一つです。
これまでにスポーツビジネスにおける収益の最大化にも積極的に取り組んできた実績があります。
JFAはデロイトトーマツのコンサルティングを受けながら、9地域/47都道府県サッカー協会を含めた協会の経営基盤強化、ガバナンス強化に取り組んでいくとのことです。
🍂コンサルティングパートナー契約を締結した意味とは?
JFAはコンサルティング契約以外にも「JFA Youth & Development Programme(JYD)」サポーター契約を締結しています。
このJYDサポーターは「JFAと協働して様々な側面から各社の持つ事業特性を生かして、JYDの価値向上に取り組んでいくパートナー」と定義されています。
つまり、ユース年代や大学、女子、フットサル、ビーチサッカーの選手育成、グラスルーツサッカーの推進や関連事業、サッカー環境について、世界のトップクラスのコンサルティングファームの力を借りて、「価値向上を目指していく」ということになります。
今までは、スポーツは「教育の一環」という側面が強かった日本ですが、JFAとデロイトトーマツのコンサルティング契約締結は、JFAが本腰を入れて、「教育の一環」という位置づけを脱却し、サッカー界を一つの「ビジネス」として更に発展させていく、という意気込みの表れともとれます。
まずは、協会の経営基盤強化、ガバナンス強化に取り組むということですので、いきなり街クラブに影響はないと思われますが、JFAが「ビジネス視点」を持った施策を打ち出していくことは大いにあり得るのではないでしょうか。
次回はデロイトトーマツの進める「スポーツビジネス」についての考え方をご紹介します。
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